2014年06月19日

【自衛隊という密室】”はなむけ”の島【死は鴻毛より軽し】

 引き続き「自衛隊という密室」(三宅勝久/著 高文研)より引用する。第T部1章「ある特殊部隊員の死――聖地”江田島”より」(P-12〜)より。
 2008年9月、広島県江田島市・海上自衛隊第1術科学校で一人の三等海曹が集団暴行を受け殺害された。この三曹は同年3月に潜水艦部隊から特別警備隊養成の応用課程に入ったが、本人が潜水艦部隊へ戻ることを希望したため、9月9日に一人で順番に15人を相手にする「徒手格闘訓練」が急遽行われたという。パンチを顎に受け意識不明になり、25日に急性硬膜下出血で死亡した(過去ログ参照)
 言うまでもないが異動が決まっている隊員にこのような特殊な訓練を行う意味がない。そもそも一人で15人を相手にさせること自体が狂っている。海自幹部は遺族にこの「訓練」について、「(異動の)はなむけのつもりだった」と説明したというが、この「応用課程」を抜けようとした隊員に対する集団リンチ・制裁に他ならない。オウム真理教や新撰組の粛清や、連合赤軍の「総括」とどう違うのか?
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posted by 鷹嘴 at 21:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 日本軍(1950〜) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年06月16日

【自衛隊という密室】田母神将軍の豪華な宴会旅行?【女性隊員はホステス代わり】

 引き続き「自衛隊という密室」(三宅勝久/著 高文研)より引用する。第U部第4章「田母神“将軍”の燃料垂れ流し出張」(P-150)より。
 2008年、日本の侵略戦争を美化・歪曲した「論文」(過去ログ参照)を書いていたことが明らかになり航空自衛隊を辞職し、その後も何かと世間を騒がせている田母神俊雄という大馬鹿者のことだが、こいつは出張する際、用もないのに自衛隊の航空機を利用していた。
 三宅勝久氏が防衛省に情報公開請求をして入手した資料によると、田母神は現職(航空幕僚長)時代、国内の基地に「部隊視察」に赴く際、大抵の場合自衛隊の航空機で移動していた。しかも東京・市ヶ谷の防衛省まで大型ヘリが送迎していたという。
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posted by 鷹嘴 at 23:43| Comment(5) | TrackBack(0) | 日本軍(1950〜) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年06月02日

【自衛隊という密室】 ”ヒゲの隊長”当選の内幕

 元自衛官で参議院議員の佐藤正久という男は、(かつてこのブログでも取り上げたが)2007年8月にマスコミの取材に対し、イラク派遣の体験に関して驚くべきことを述べていた。
 「自衛隊とオランダ軍が近くの地域で活動していたら、何らかの対応をやらなかったら、自衛隊に対する批判というものは、ものすごく出ると思います」
 ゆえに、もしオランダ軍が攻撃を受ければ「情報収集の名目で現場に駆けつけ、あえて巻き込まれる」という状況を作り出すつもりだったという。つまりはなし崩し的に自衛隊をアメリカによるイラク侵略戦争の実際の戦闘に巻き込もうと考えていたのだ。
 「巻き込まれない限りは正当防衛・緊急避難の状況は作れませんから。目の前で苦しんでいる仲間がいる。普通に考えて手をさしのべるべきだという時は(警護に)行ったと思うんですけどね。その代わり、日本の法律で裁かれるのであれば喜んで裁かれてやろうと」
 軍人が中央司令部や政府の意向を無視し独断で行動すれば、民衆は戦争の渦に巻き込まれ虐殺されていくことは世界の歴史が証明している。これは張作霖爆殺事件や柳条湖事件を起こし日本を侵略戦争に引きずり込んでいった旧日本軍将校を連想させるような恐ろしい発言だ。ハッタリだったとしても絶対に許せない。こんな男が未だに議員の職にあることが信じられない。次の選挙で落選させなければならない議員の一人だ。(もっともこのような感覚の自衛隊幹部は佐藤だけではないようだ。別記予定)

 ところでこの男と自衛隊は、2007年参院選の前段階に於いて不可解な関係にあったらしい。有体に言えば自衛隊は、この一立候補者を全力でサポートしていたようだ。「自衛隊という密室」(三宅勝久/著 高文研)の第U部第3章「ヒゲの隊長と防衛省の官製選挙疑惑」(P-130〜 )より引用する。

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posted by 鷹嘴 at 23:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 日本軍(1950〜) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする