2008年06月13日

地震でビクともしなかった家を壊してその跡地に仮設住宅を建てる

これ、asahi.com内を検索しても出てこないニュース。6月12日朝日朝刊「急速復興 ひずみ生む」より。
中国政府は四川大地震の被災者用の仮設住宅建設を急ピッチで進めているが、トンデモない二次災害?も生じているようである。

四川省北川チャン族自治県ライコ地区では約2万人が避難生活を続けているが、ある農家が2年前に建てた家は地震でヒビも入らなかった。「おから工事」ではなくまともな建築だったんだろう。
ところが5月下旬のある日、突然役人が訪れて
「この家を解体するから家財道具を出してくれ」
と告げた。
馬鹿げたことに、地震でビクともしなかった家を壊して、その跡地に仮設住宅を建てるのだという。
翌日にはブルドーザーがやってきて家を解体しはじめた。なんて馬鹿なことする国なんでしょうか?
60代の家主は「一生かけて貯めたお金で建てた家を、何の説明もなく取り壊すなんて」と泣き崩れた。現在この6人家族は仮設住宅の近くの空き地でテント暮らしをしているという。

別の農家は、共産党幹部に「避難テントを建てるから土地を提供して欲しい」と言われ、2000uの畑の収穫間近の小麦や薬草がブルドーザーでなぎ倒された。
「私だって家をなくした被災者。やりすぎだ」と抗議すると、
当局は「いずれ返す。一定の犠牲は必要だ」と弁解したそうだが、
「いずれ」がいつのことになるやら?つーかこの国では「一定の犠牲」のスケールがでか過ぎるな。
俺のドラえもん募金もこういうことに使われるんだろうか?なにやら利権が絡んでいるのかもしれない。

一方で共産党中央宣伝部は新華社通信など主要メディアに対し、
「地震の報道を少しずつ減らしていくように」という通達を出した。
ある記者は、「7月に入ると、震災で報道を自粛していた五輪の特集記事を一挙に掲載してムードを盛り上げていくことになる」と漏らしたという。
中国政府は国民に、そろそろ地震のことなんか忘れてオリンピックに目を向けて欲しいのだろう。
しかし全世界はこの恐ろしい人災と、被災者への扱いと、チベット族など諸民族への圧迫と、中国国内の人権弾圧を決して忘れやしないよ。
posted by 鷹嘴 at 13:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 中国の人権問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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