2008年08月03日

【北京五輪で中国は崩壊】

(問答有用より転載)
■ 8月8日にオリンピック開会式を迎える北京ですが、大気汚染は全く改善されず、会場の「鳥の巣」を近くで撮影した写真は、まるで濃霧に包まれたようにその姿がスモッグで隠されています(7/30朝日新聞掲載の写真)。気象条件によってはこのように大気汚染が肉眼で確認できる時もあるようです。
日本選手団は身を守るために、工事用マスクを持ち込むことを発表しました(7/29朝日)。下部には呼吸を妨げないための排気弁があり、自転車競技の選手が国内練習で使用したところ息苦しさはなかったそうです。しかし、そんなマスクをはめてまでして北京でメダルを狙いたいのでしょうか。そんなものをつけてスポーツが楽しいでしょうか。
一方アメリカの医学者は、微粒子を大量に吸い込むと血液の粘り気が増え心臓発作や脳梗塞を起こすリスクが増えるので、選手だけでなく観戦者も注意すべきだ・・・とアドバイスしています(7/29朝日)。どうして北京などでオリンピックを開くことになってしまったのでしょうか?

■ しかし中国当局が最も懸念するのは「治安」の状況です。中国政府はチベット族だけでなく、「東トルキスタン共和国」として独立したこともあるウイグル族へも激しい弾圧を行っていますが、先月雲南省昆明市でバスが爆破されるテロが発生し、東トルキスタン独立を求めるイスラム過激派グループが犯行声明を出しました。これに対し当局は爆破事件との関連性を公式に認めてはいませんが、「鳥の巣」の周囲に地対空ミサイルを設置するなど、テロの脅威に慄いているようです。
無関係な市民を標的にしたテロは許しがたいことですが、アフガニスタンやイラクと同様に反政府勢力がこのような手段を選んでしまうほど、中国当局の諸民族への圧迫と弾圧が激しいことを示しています。この事件によって今更ながら、アメリカがアフガニスタンやイラクを侵略しているように中国共産党政権も東トルキスタンやチベットを侵略していることを、この政権はアメリカのネオコンと同じように平和と人権の敵であることを理解しました。
反戦平和を唱え、アメリカの行為を批判するならば、中国政府の行為に対しても激しく非難しなければならないでしょう。

■ また、中国当局によって苦しめられているのはチベット族やウイグル族だけではありません。6月、貴州省では強姦隠蔽事件が発端になって数万人規模のデモが発生し、他にも浙江省や雲南省などで暴動が発生しました。
圧倒的多数の漢族からも、農地や住宅の強制収用、官僚の不正、警察権力の横暴などを糾弾する声が高まっているのです。

■ 北京市内の一角の通称“上訴村”(直訴村)には、中国各地から地方政府の不正を中央政府に訴えるために上京した人々が多いときには1万人も滞在し、うどん1杯が1元の食堂や、一泊5元の木賃宿、直訴状の代書屋などが立ち並んでいます。週刊朝日8月8日号の特集「北京五輪で中国は崩壊」によると、この直訴村は北京の他の地域とは「明らかに空気が違い」、「打倒共産党」「土匪共産党」などという落書きもあるそうです。「皇軍」の「皇の」字の横に虫偏をつけた「蝗軍」という落書きをされた旧日本軍のように、中国当局もこれらの落書きに戦慄していることでしょう。
しかしこれら陳情者たちはオリンピックを前にして数千人単位で拘束され、それぞれの地元に強制送還されてしまったそうです。

■ この「北京五輪で中国は崩壊」という記事はその他に、「薬物テロ」の可能性、山東省青島市で奇病発生、チベット族やウイグル族の政治犯に対する筋肉増強剤実験、「鳥の巣」は911テロの廃材で造られた・・・などの情報を紹介しています。
WTCビルの廃墟から出てきた鋼材は中国の業者が落札し、電気炉で溶かして新しい鋼材にしたそうなので、強度的には問題はないと思われますが、8月8日午後8時に開会式を行うほど縁起を担ぐ中国にしては奇妙なことです。
本来中国では「8」という数字は縁起がいいはずですが、今年中国で発生した災害や事件は、1月25日の大雪害(1+2+5)、3月14日のチベット騒乱(3+1+4)、5月12日の四川大地震(5+1+2)など、いずれも「8」に符号している・・・と、中国のネット上で「凶兆」として語られているそうです。「鳥の巣」の材料の件と合わせてみて、なにやら不吉な予感を感じてしまいます。

■ それはともかく北京オリンピック開会式には、胡錦濤・中国国家主席ら中国首脳部や、アメリカのブッシュ大統領など世界中の要人が集結するので、アルカイダなど世界中のテロリストが北京に行きたくてウズウズしているでしょう。何も起きないことを望みます。

■ 激しい国際批判を浴びつつ、警備や監視に莫大な費用を費やしてオリンピック開催を強行する中国政府の本音を、ジャーナリスト富坂聡氏が「うがった見方」と断りつつ、次のように推測しています。(前掲の週刊朝日の記事より)
「五輪を誘致したときはすべてうまくいくと思っていたでしょう。でも今は、『五輪なんてやらなきゃよかった』と後悔しているかもしれません」
このオリンピックが成功するにせよ無残な結果に終わるにせよ、共産党政権が崩壊するのはそう遠い未来のことではないでしょう。


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posted by 鷹嘴 at 23:48| Comment(1) | TrackBack(0) | 中国の人権問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんばんは。

中国がオリンピックに必死になるのは、
オリンピックが開ければ、一流の証!
アメちゃんに対抗できるし、世界中にブイブイ言える!
と考えてるのかな。と思いました。

表向きは開会式に参加するけど
心の中では「アッカンベー。」
というのが開会式に参加する国の本音なのでしょうね。
Posted by のの at 2008年08月04日 18:09
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