◇ アヘン王、巨利の足跡 新資料、旧日本軍の販売原案も(1/3ページ) (魚拓)
◇ アヘン王、巨利の足跡 新資料、旧日本軍の販売原案も(2/3ページ) (魚拓)
◇ アヘン王、巨利の足跡 新資料、旧日本軍の販売原案も(3/3ページ) (魚拓)
【関連過去ログ】
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◇ 自衛隊の薬物汚染
焼き直しだが、日本軍とアヘンについて興味深い逸話がある。
「中国国民は一度『日本』という言葉をもちだしたら、すぐ特務機関や罪悪を働く浪人のことを想い起こすのである。アヘン密売、モルヒネ売り、コカイン作り、ヘロイン売りなどを連想し、賭博窟を作り、娼妓を一手に引き受け、兵器の密売買、土匪援助、無頼漢庇護、あるいは漢奸をつくって秩序を乱し、人民の道徳を頽廃させるなど、毒化、匪化の陰謀を連想する」
(1938年12月の蒋介石の演説・・・「日中アヘン戦争」江口圭一/著 岩波新書29 P-186より)
「(支那)事変当時、日本で喰いつめた一旗組が、中国の奥地に流れ込んで、アヘンの密売に従事しているものが多かった。かれらは治外法権を楯に日の丸の国旗を掲げて公然とアヘンを売っているのである。だから中国人のうちには、日の丸の旗をみて、これがアヘンの商標だと間違えているものが少なくなかった。時々日本の国旗陵辱事件がおこり外交問題に発展することがあったが、よく調べてみると、中国人はそれを国旗とは知らず、アヘンの商標だと思っていたという、まったく笑い話のような滑稽談さえあった。アヘンの麻薬作用をもたらす成分はモルヒネ、その化合物がヘロイン・・・。俺は経験ないけど(笑)、人間をズタボロにする恐ろしい薬物だよな。
戦前にある日本の名士が中国奥地を旅行した。車窓から山村の寒村に日の丸の旗が翻っているのをみて、「日本の国威がかくも支那の奥地に及んでいるのか」と随喜の涙を流したという話がある。なんぞ知らん、それがアヘンの商標であることを知ったら、かれはなんといって涙を流したであろうか。
とにかく日本人のアヘン密売者は中国人から蛇蝎の如く恐れられていた」
(陸軍中将・池田純久「陸軍葬儀委員長」(1953年)・・・同上P-180より)
「大東亜共栄圏」って中国人を麻薬浸けにして殺すことだったんだね。