米産牛肉4.6トン到着「丸大ハム」とか喰わない方がいいかもね。
成田空港
成田空港に到着した、段ボール箱に入った輸入解禁後の第1便の米国産牛肉=16日午後
農林水産省と厚生労働省は十六日午前、北米産牛肉の輸入解禁後の第一便が米国から成田空港に同日、到着したと発表した。丸大食品が輸入元で、米国産の冷蔵牛肉四・三トンと横隔膜、舌などの内臓〇・三トンの計四・六トン。米国産牛肉が輸入されるのは、二〇〇三年十二月に牛海綿状脳症(BSE)の発生で禁輸されて以来二年ぶり。政府は十二日に輸入再開を決めたばかりで、わずか四日後のスピード輸入となった。
丸大食品は「社内で味や堅さを確かめる品質確認と、販売先へのサンプルとして輸入した。消費者への販売用ではない」と説明している。
厚労省によると、輸入された牛肉は、カリフォルニア州の食肉処理施設で処理。十六日午前七時ごろ、米航空貨物大手フェデックスのサンフランシスコ発87便で到着した。
検疫所では午後から、米政府の輸出証明書の内容を確認し、日米で合意した施設で処理された牛肉であるかや、BSEの病原体が蓄積しやすい脳などの「特定危険部位」の混入がないかどうかなどを検査する。
日本政府の決定を受け、米国食肉輸出連合会は十八日に成田空港に牛肉を空輸し、祝典を開く方針を明らかにしていたが、丸大食品に第一号の座を奪われた形だ。
北米産牛肉の輸入は、日本向けの食肉処理施設として米国、カナダ政府の認定が必要。生後二十カ月以下で、特定危険部位の除去が条件になっている。
これに関することだが、今日の朝日で気になる読者投稿を見つけた。
怖い米産牛肉 決して食べぬ
アメリカ産牛肉の輸入が解禁された。「そうさ、日本は独立国なんかじゃなくて、アメリカの植民地みたいなもんさ」と、何ごともアメリカの言いなりだと切って捨てる人も多い。
牛肉の自由化が迫られていたころ、アメリカで肉牛の処理場を見学してきた専門家の話を聴いた。
500頭、600頭という大牛群を牧場の片隅に追い詰め、エアガンで処理する。雪崩、あるいは将棋倒しのように倒れていく牛を、即刻血抜き、皮はぎ。もう、それは、戦争のような慌しさだったという。
今も事情は変わらないらしい。全頭検査を拒んだアメリカの事情が分かったような気がした。
アメリカは生後20ヶ月以下の牛という日本との約束を、さらに30ヶ月以下へと譲歩を求めてきている。「あの目まぐるしい食肉処理場で20ヶ月以下の牛を選別するなんて、ほとんど不可能でしょうね」とその人は言っていた。とても怖い話である。
国民の命よりアメリカの要求を優先し続ける政府。私たちが命を守る最後の手段はただ一つ、危険なアメリカ産牛肉を決して食さないこと、買わないことであると思う。