2008年10月15日

自衛隊でリンチ殺人

「かわいがり」かよ?
◇ 海自特殊部隊員が15人と格闘訓練し死亡、暴行の疑いも (魚拓)
◇ 特殊部隊員死亡の訓練、遺族に「異動のはなむけ」と説明(1/2ページ) (魚拓)
◇ 特殊部隊員死亡の訓練、遺族に「異動のはなむけ」と説明(2/2ページ) (魚拓)
順番に15人を相手にする、というのが果たして訓練だろうか。空手の百人組手じゃあるめえし。証言によると7、8人目で既に棒立ちだったそうである。(10/14朝日夕刊)
しかも異動の直前にこんな訓練?をやる意味があるだろうか。被害者は、この「特別警備隊」の養成課程を辞めたいと申し出て、9月11日付けで元の所属の潜水艦部隊に戻ることになっていた。リンチ殺人が行われたのはその二日前だった。「途中で逃げ出す奴はこうなるぞ!」という、見せしめの制裁だったのかな?

・・・自衛隊に限らず軍隊というものは、こういう理不尽な暴力が日常的に行われる性質を有している、と思う。
話は変わるが、さっきのN23で見たが昨年小松基地で、隊員が酔った上官に何発も何発も何発も殴られる事件が発生した。隊員の顔はひどく腫上がり、左目の異常を訴えたが、別の上官は「ボクシングの試合でもこういう症状が出る、大したことない」などと口を挟んできたという。こんな重大事件なのに警務隊が調査したのは3週間後。隊員は左目を失明し、現在は除隊して鍼灸師を目指しているという。

隊員は自衛隊に対し賠償を求める訴訟を起こしたが、法廷で自衛隊側は、
「訓練中の事故ではないので自衛隊に責任はない」
「(暴行を行ったのは)原告の直属の上司ではない(だから業務とは関係なく、自衛隊に責任はない)」

などとふざけたことをほざいたという。
ジャーナリストの三宅勝久氏は、「自衛隊は自己完結の組織。たとえばかなり上級の士官が犯罪を犯しても、位の低い警務隊の隊員が捜査できるわけがない」と、自衛隊の隠蔽体質を指摘した。

【 参考 】
◇ 空自小松基地暴行失明事件 - 『自衛隊員が死んでいく』暫定ブログ - Yahoo!ブログ
◇ 隊員はモノ以下の自衛隊 海自集団暴行死事件に思う - 『自衛隊員が死んでいく』暫定ブログ - Yahoo!ブログ

自衛隊や旧日本軍に限らず、このような隠蔽体質も世界中の軍隊に共通していると思う。こういう事件を起こさせないためにも、無意味な暴力を起こさせないためにも、軍隊という犯罪集団、暴力集団がこの世から消えることを願う。
posted by 鷹嘴 at 01:12 | TrackBack(2) | 日本軍(1950〜) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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