「明日の土曜日、うちの工場で、労組主催の『ギネス大会』があるんだ。出てくれないか?」
と誘われたことがある。ギネス大会って・・・ナニの飛距離とか回数とか競うんだろうか?違うか?
その前年、労組の委員長だか知らないけどエラい人が「ギネス大会は素晴らしかったです!是非来年もやって下さい!」と口走ったせいで、完全にボツ企画の『ギネス大会』が2年続けて行われることになったらしい。
そんなものかったるいんで、別に予定なんかなかったけど、
「明日はちょっと忙しくて・・・」
とテキトーなことを言って断ったら、
「お前が忙しいわけないだろ!!」
という的確な突っ込みが入った。たしかに金なし趣味なし彼女なしのハケンが週末に用があるわきゃねえよな。
つーか正社員の労組のイベントにハケンを動員しようとする神経を疑うよな。つーか正社員の労組って非正規雇用労働者に嫌なこと押し付けて正社員に楽させるために、やばいときは非正規を犠牲にするためにあるようなもんじゃね?つーか正社員さえ守らない御用組合に存在価値ないよな。(参考:東芝府中働く者ネットワーク いじめホットライン)
以下は3月7日朝日新聞「雇用ショック インタビュー編」より引用。
非正規雇用「禁断の果実」このようにして労組も非正規雇用労働者の増加を見逃してきたせいで、労働者は資本家の思うがままに分断され、労組の社会的影響力は低下した。自分で自分の首をしめていたのである。自分ら労働者の立場を守りたいんだったら、非正規雇用の禁止を主張するべきだろう。
岐阜大準教授 伊藤亮司さん
私は大学院時代、トヨタ自動車(01年)、日産自動車(04年)の工場で、非正規労働者として働きました。社会学の研究と、自らの生活費を稼ぐのが目的でした。
経営者にとって、非正規雇用労働者の大量活用は「禁断の果実」です。従業員の士気が下がり、品質に影響が出かねない。ものづくりの基盤を危うくする製造業の派遣労働は禁止するべきです。
正社員でつくる労組もあてにならないと思いました。かつて、労組の機関紙には「(正社員の)雇用を守るために、期間従業員を活用しよう」と書かれていました。「正社員の雇用だけが守られればいいということか」と悔しい思いをしました。
正規労働者は、努力をして能力を発揮し、いわゆる「勝ち組」になったのでしょう。
「努力」は最大限するべきですが、偶然の要素も小さくありません。明日は我が身です。互いの立場を理解し合うことが、自分の雇用を守ることにもつながると思います。
「未曾有」の経済危機によって大企業の正社員の雇用も脅かしつつあるが、労組と正社員はそろそろ目が覚めただろうか?それともまだ「俺たちは正社員、ハケンはハケン」とか線引きしてたりしてね。本当に地獄を見るまで分からないんだろうか?
東芝不忠に改名しろ。
よし、今後やつらがでる社会人野球の試合にはプレーボールからゲームセットまでずっと「帰れ」とか「ゴミ」とか「死ね」とかやじり続けてやろう。