当時民主化要求デモを主導し逮捕された学生21人たちの多くは出所後にアメリカなどへ出国したが「両親や親類を残すのが気になった」ので国内の留まった鄭旭光さんは、今も公安警察に監視されている。出所後故郷の陝西省西安に戻って就職したが、公安が「鄭の勤務状態はどうだ」と嫌がらせにくるので、何度も転職したという。某マイミクさんも同じような目に遭ったらしい。公安の生態ってどこの国も同じなんだな。
1994年に、自分の立場を理解してくれる女性と結婚式を挙げようとした。しかしまた公安がやってきて「式を挙げるなら、我々のテーブルも用意しろ」と要求したので、仕方なく親族だけの食事会で済ませたという。私的な行事でも「集会」は監視するんだとさ。死ねよ。
「農家出身で外国語はほとんど勉強しなかったから、海外なんて考えもしなかった」という馬少方さんは、出所後の92年に北京で投資会社を設立しようとしたが当局に拘束され「会社は認めない。故郷に帰れ」と脅された。以来、深圸、香港などを転々とする「当局とのイタチゴッコの20年」を過ごしている。「刑務所という小さなおりから、自由のない大きなおりへ放り込まれたようなものだ」
馬さんは昨年の「08憲章」の最初の署名者303人のうちの一人でもある。天安門事件については「共産党は人民を代表すると標榜してきたが、自らの行動によってそうではないことを証明してみせた」と語る。(以上は6月1日朝日新聞)
「08憲章」の起草に関わったとして逮捕監禁されている劉暁波さんは、天安門事件の「四君子」の一人である。天安門広場に突入しようとした戦車にこの4人が立ちふさがり「撃つな。我々は話し合いに来た」と叫び、包囲を解いて学生の逃げ道を作ることを同意させた。(しかし市内各所では「人民の軍による人民の大虐殺」が行われた。4人の捨て身の行動がなければ犠牲はさらに甚大なものとなっただろう)。
同じく「四君子」の周舵さんは事件後に逮捕され、出所後の90年5月に外国メディアを対象に記者会見を開こうとして再び逮捕。92年にはアメリカのハーバード大学で講演し事件の真相解明を訴えた。その翌年、「戻ったら殺される」という親類や知人からの忠告を受けつつも帰国。現在でも活動を続け、拘束は30回以上。「誰かが声を上げ続けなければ。それが犠牲者たちへの弔いだ」(以上は6月4日朝日新聞)
弾圧の危険に晒されながらも国内で天安門事件の真相解明と人権の改善を求めているのは上に挙げた人々だけではない。「人民共和国」の政府を僭称する中共は「人民」によって必ずや打倒されるだろう。我々他国人も彼らと連帯し、中共の、そして自国政府の国家犯罪を弾劾し、言論の自由と人権を確立しなければならない。
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で、話は変わりますが、今や中国共産党と択ぶところのない法政大学当局。今、各地で入学説明会を開催してるそうです。そこへ何と、あの外山恒一が乗り込んだらしい。ブログでその時の様子を書いているんですが、これが結構カンドーもんでした。
まあ、真面目な左翼・新左翼には受けがいいとは決して言えない外山なんですが、ああゆう騒ぎは好きみたいで、文連には大いにシンパシーを持っているようですね。
鷹嘴さんも、ここは一発、法政通信制に入学して暴れてみられては如何でしょうw
■外山恒一、法政大に入学!|我々少数派
http://ameblo.jp/toyamakoichi/entry-10275504881.html
特に、「IRA」のTシャツを着た女性の話が秀逸でしたね。赤の他人を誘って記念写真を撮ってしまう外山さんの行動力もすごい!