しかも6月5日に文化連盟の恩田さん、全学連委員長の織田さんら5名が「暴力行為等処罰法」で起訴され、6月8日に全学連書記長の冨山さんが「建造物侵入・威力業務妨害」で起訴され、6月16日には同じ容疑で再逮捕（6月5日）された内海さん（法大弾圧被処分者）、文化連盟の斉藤さん、増井さんら3人が起訴されてしまった。（この二つの容疑の両方で起訴された学生もいるらしい）。恩田さん・倉岡さんは5月15日に同じ容疑で起訴されている。
【６．１４全国労働者総決起集会】は夜勤のため参加できなかったが、翌日の【６・１５反弾圧全国労学総決起集会】は参加したので、遅くなったが当日の模様を書き留めておく。
■ この日、勤務を終えて市ヶ谷駅を降りて東郷神社に行ってみると、平日にもかかわらずかなりの人数が集まっていたので驚いた。500人、いやもっとか？俺は夜勤明けだったけどみんな有休とって参加したのか！関西方面の学生・労働者も多く訪れたという。11時から学生の皆さん、動労千葉の田中委員長、弁護団からの挨拶が始まった。
マイクを握るのは田中委員長。
そして11時半ごろから第一陣デモに出発。この日の警察は意外と大人しく、織田さんが弾圧されたときのようにデモ隊を圧迫して挑発するようなことはなかった。おかげで左側の車線いっぱいに広がって行進できたが、でかいトラックとすれ違うときは怖かったな。逮捕されるのもイヤだが轢かれるのもイヤだｗ
■ 12時ごろ、法大の正門の前の外濠公園（公園っつーか土手だな）に到着し学生の皆さんと合流。道路の向こうは法大の正門だ。4月30日の抗議集会のときは正門の前の歩道に集結したのだが、今回は道路を挟んで土手から叫ぶことになってしまった。正門の周辺は警官がずらりと並んで警戒している。タダでガードマン雇えてよかったな。つーか彼らの給料は僕らの税金なんですけど？
しかも、この大学は倒産したわけじゃねえのに（笑）学内に塀の中に学生の姿が全く見えなかった。奥のほうのベンチにも人っ子一人いない。実に異様な光景だ。集会が盛り上がるのを恐れて閉鎖したんだろう。
12時半から情宣を再開するので昼飯はそれまでに済ませて下さい、というので正門の左手にあるセブンイレブンに行ったのだが･･･なんと入口が閉鎖されていた。「本日に限りキャンパス側の入口から入って下さい」という張り紙があったぞ。ひどい営業妨害だな？
仕方ないから自販機でジュースを買って我慢したが、「本日は正門を閉鎖してます、他の門から入ってください」というプラカードを持ったオッサンが立っていた。そういえば右のほうの交差点にローソンがあったよな。昼飯食い損ねたｗ
■ 12時半から、奪還された久木野さんの司会の下に集会が再開。各大学の学生、労働者が警官の壁の向こうの大学当局に向かって激しい抗議を行った。織田さんや恩田さんのようなカリスマが拘留されているからって油断しちゃいけない。5月22日の集会でも発言していた学生さんに注目している。この前はスレイヤーのＴシャツだったが今回はベノムだった（上に貼ったYOUTUBEで顔が出てくる）。彼より先に発言した学生さんも素晴らしいキャラだったな。法大と国家権力が悪あがきを続けるもんだから次々と新しいスターが生まれるのさ。
そして第二陣デモスタート。
正面に見えるのは悪魔の塔･･･じゃなくて法大の「ボアソナード・タワー」。田中委員長が「なんだあの立派すぎる高層ビルは。ＧＭみたいだな？」と言ったらみんなウケてた。大学って商売もだいぶ金かかるみたいだから簡単に退学処分なんか出さない方がいいと思うぜ。
総長室のある校舎の前を通り、市ヶ谷駅前を通って「市ヶ谷橋」を渡り、お濠沿いに行進してお濠の橋を渡り、「新見附橋」を渡り、スタート地点に戻るコース。デモ隊列が橋の上に連なった光景は壮観だった（写真撮ればよかった！！）。参加者1200名とのこと。つーか警察の誘導が悪くて信号待ちが長く、夜勤明けの俺は立ったまま居眠りしそうになった。両車線とも車を封鎖しちゃったほうが簡単じゃね？デモ隊も早く通過できるから通行止めも短くて済むよｗｗｗ
先ほどと同じ場所に戻ってきたが、相変わらず警官が正門を固め、学生の姿は見えない。再び動労千葉の田中委員長、労働者・学生の皆さんからアピールが行われた。最後に、この日大学から呼び出されていたという洞口さんが音頭をとって団結ガンバローを叫んだ。つーか「団結ガンバロー！ガンバロー！ガンバロー！」でお開きになるわけじゃなく、直後に「ああイン〜タナショナ〜ル〜〜我らがもの〜〜〜！！ 立て〜〜飢えたる者〜よ〜･･･」と合唱が始まるから左右の人と肩を組む準備しといてね。
↓こちらはムキンポさんの写真集
◇ 法大学生弾圧粉砕！ ６・15反弾圧全国労学総決起集会 法大包囲デモ第２弾
■ 話は全然変わるが、外山恒一さんが法大の入学相談会に冷やかしに？行ってみたら、「学生運動をやりたいので法大に入りたい」とか、「法大に6年もいてもあなたみたいな人間しか育たないのか」（相談員は母校の職員になって2年）と説教するような相談者ばかりでとても入学相談の呈をなさず、外山さんの出番が無かった･･･という話、抱腹絶倒させられた。
つーか、法大が荒れてるから入学してみたくなる学生ってマジでいるんだろうか･･･と思ったら、実例があった。まだ拘留中の倉岡さん、集会で元気な姿を見せた洞口さんの二人は2008年入学だが、倉岡さんは他の大学から編入、洞口さんはもう働いていたけど「学生運動すげえな」と思って入学したという。
いまや法大にとって学生運動が唯一のセールスポイントではなかろうか？退学処分になんかしないでいつでも学内でアジらせれば絶好の宣伝になり、受験生が殺到して28億円の損失なんかすぐ取り返せたりして（笑）法大は学生を抑え込み、活動家を排除したいようだが、第二、第三の倉岡、洞口が現れ闘いを挑むことだろう。法大解放！団結勝利！
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法政の現実です