7月5日から新疆ウイグル自治区・ウルムチ市で発生した騒乱では多数のウイグル族が武装警察に虐殺されたが、嘆かわしいことに漢族によるウイグル族への襲撃も激しいものだったらしい。(もちろんウイグル族による破壊行動もメディアが伝えているが)
7日には漢族の暴徒がウルムチ市のウイグル族居住区を襲撃。「300人ぐらいの漢族が突然モスクに向かって石を投げ始めた。信じられない光景だった」
暴徒は投石に飽き足らずモスクの1階に侵入しドアや中の物を破壊し、停めてあった車の窓ガラスも割られた。「誰かが投石を始めると、見ていた漢族が『もっとやれ』と叫び、拍手が上がった」という。 現場の警察は何もせず「近づこうとしたら逆に止められた」。
この日ウイグル族居住区に凶器を携えて入り込んだ漢族は数千人という。「刃渡り30cmの刀を持っている男もいた」という目撃や、ウイグル族の市民が漢族に襲われて殺されたという情報もある。
ウイグル族は怖い、乱暴だ・・・というイメージを政府から植えつけられている漢族が、関東大震災の時の朝鮮人・中国人虐殺のような事件を起こす可能性もあるだろう。
しかし警察は漢族の暴動を制止しなかった。自宅を破壊されたウイグル族の女性は、「警察は眺めていただけ。『身の安全に注意するように』と言って立ち去った」と語る。(以上7/9朝日新聞)
ガス抜きのつもりだろうか?下手に静止すれば怒りの矛先が当局に向けられることを警戒しているのだろうか。ウイグル族への警告にもなると考えて放置しているのだろうか。いずれにせよ許しがたい話だ。
・・・ウルムチ市内のウイグル族居住地では道路も舗装されず、路肩にはゴミが積み上げられ異臭が漂い、貧しい住民がひしめき合って暮らす。しかしそのすぐ近くの漢族地区には高層ビル群がそびえている。あるウイグル族男性は「この景色を見れば我々の立場がよくわかるだろう」と語った(以上7/15朝日)。
日帝がでっち上げた偽満州国や、ヨルダン川西岸のユダヤ人入植地政策と同じく、中国共産党政権はウイグル族の土地を奪い漢族を移住させている。
また、今回の騒乱の原因は6月26日に広東省の工場で発生した漢族とウイグル族のトラブルが原因だというが、世界ウイグル会議によるとそこでウイグル族が何百人も働かされているのは、中共による民族浄化政策の一環だという。つまりウイグル族をウイグルから「強制連行」し、漢族をウイグルに移住させ、ウイグル族を地上から消そうとしている、というのだ。だとしたら広東省の工場でのトラブルも、ウルムチの騒乱も、ウイグル族と漢族の暴力も、全てこのウイグル族を根絶やしにせんとする民族浄化政策の副作用である、と考えられるだろう。
ところでウイグルの漢族は、帝国主義国の民族浄化政策に従って植民地に移住し、元々の住民を苦しめ虐殺する侵略者であるが、何度も言うが彼らもの被害者であることを忘れてはならない。漢族がウイグル族を憎んでは政府の思う壺だ。ウイグル族に暴力を受けたのならウイグル族をではなく中共政権を憎むべきなのだ。ウイグルを侵略し漢族を移住させ支配させている中共政権こそ、漢族と諸民族の共通の敵である。
その中共政権の「国家民族事務委員会 呉仕民副主任」は6月下旬、中国メディアに「旧ソ連の教訓」だとして次のように述べたという。「的を得ない民族政策を一つの要因にしてソ連は支離滅裂となり、民族を単位とした多元国家の解体につながった」(7/8朝日)
つまり「我が国は旧ソ連のように分裂したくないので今後も厳しい弾圧を続ける」という宣言ではないか?「ウイグル族やチベット族に少しでも甘い顔を見せれば他の民族も黙っちゃいない、豊富な地下資源も核実験場も失ってしまう」という恐怖があるのだろう。
昨年チベット族を虐殺し、今年ウイグル族を虐殺し、漢族へも弾圧を続け世界中の非難を浴びても全く反省しないどころか、強権政治を続けるつもりなのである。彼らは支配の正当性が揺るぐことを恐れ、政策の誤りや虐殺の事実は決して認めない。そして政権維持のためにそれは継続されるである。
中共の打倒なくして民族に希望は訪れない。漢族と諸民族がいがみ合っている場合ではない。共通の敵である中共を打倒するために今こそ立ち上がるべきである。
◇ 【私はこうみる ウイグル暴動】張亜中・台湾大学教授 (1/2ページ) (魚拓)
◇ 【私はこうみる ウイグル暴動】張亜中・台湾大学教授 (2/2ページ) (魚拓)
◇ 【ウイグル暴動】開く漢族との格差 貧困にあえぐウイグル族庶民 (1/2ページ) (魚拓)
◇ 【ウイグル暴動】開く漢族との格差 貧困にあえぐウイグル族庶民 (2/2ページ) (魚拓)
◇ ウルムチ騒乱が観光業界を直撃 (魚拓)
◇ ウルムチで立てこもり、警官がウイグル族の2人射殺 (魚拓)
◇ 「デモは平穏に始まった」…ウイグル騒乱、そのとき何が(1/2ページ) (魚拓)
◇ 「デモは平穏に始まった」…ウイグル騒乱、そのとき何が(2/2ページ) (魚拓)
◇ 「何されるかわからない」ウルムチ離れるウイグル族 (魚拓)
◇ 中国批判、トルコ突出 ウイグル騒乱「集団殺害」 (魚拓)
◇ ウルムチでのウイグル族による暴動は、組織化された行動=新華社 (魚拓)
◇ ウイグル騒乱、負傷者1680人に 死者増える可能性も (魚拓)
◇ 中国:新疆・ウイグル族暴動1週間 ウルムチの石油工場で爆発、厳戒態勢続く (魚拓)
◇ ウイグル会議日本代表、欧米に失望感 「中国批判ない」 (魚拓)
◇ アルカイダ関連組織が報復宣言か ウイグル族多数死亡受け中国人へ (魚拓)
◇ 強制連行されたウイグル人と地元の漢人らが広東省の工場で衝突
◇ World Uyghur Congress 「ウイグル女性40万人を域外就労」 中国に警鐘(2007.11.01)
◇ ウイグル抗議事件:海外メディア記者、中国当局の真意を読み解く
◇ 武装警察部隊、ウルムチ市内に進駐
◇ 中国核実験、32年間で46回も
2009年07月19日
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中国政府は民族政策の過ち認めよ 学者ら異例の声明
(共同通信)
http://www.47news.jp/CN/200907/CN2009071401000522.html
ウイグル暴動:中国はウイグル文化を抹殺している(上)(下)
(朝鮮日報)
http://www.chosunonline.com/news/20090711000045
http://www.chosunonline.com/news/20090711000046
中国は琉球国を支援します^^
上記の
>愛国的中華民族@反小日本反イスラム烈士
は明らかにウヨの成りすましのニセ中国人ですが、「反イスラム烈士」の部分のおそらく元ネタであろう記事を見つけました。
『アルカイダ関連組織が報復宣言かウイグル族多数死亡受け中国人へ』
【香港14日共同】中国新疆ウイグル自治区の暴動でウイグル族が多数死亡したことを受け、国際テロ組織アルカイダと関係のあるグループが、北アフリカで働く中国人らを対象に「報復」を宣言したと14日付の香港英字紙サウスチャイナ・モーニング・ポストなどが報じた。
専門家は、アルカイダ系のテロ組織が直接中国を脅かすのは初めてと指摘している。新疆ウイグル自治区の独立を求める組織「東トルキスタン・イスラム運動(ETIM)」はアルカイダと関係が深いとされる。
英国の民間情報会社「スターリング・アシント」のリポートによると、報復を呼び掛けたのはアルジェリアを拠点に活動し、アルカイダに忠誠を誓う「イスラム・マグレブ諸国のアルカイダ組織」。アルジェリアで働く約5万人の中国人と、中国が北アフリカで展開するプロジェクトを標的にすると警告したという。
同社は、最近、ネット上で新疆の暴動への対応を求める声がイスラム武装勢力の間で強まっており、他のアルカイダ系組織も追随する可能性があると分析。「この脅威は深刻に受け止めるべきだ」としている。
同紙によると、中国外務省は同社の分析についてコメントしていない。
(共同通信/2009年7月14日)
http://www.47news.jp/CN/200907/CN2009071401000325.html
これだから、テロリストってのはメジャーになれないんだ。
海外でまじめに働く中国人まで標的にしてバカスカやったら、ますます中国政府の思う壺だって。
行き着くのは、中国がアメリカなど西側諸国と手を組み、対テロ戦争に参加というシナリオでしょうか?
一番困ることになるのが、ラビヤ・カーディル氏はじめウイグル独立運動の穏健派じゃないかと思います。
そしてもっと困るのが、自治区で暮らす何百万というウイグル人そのものでしょう。
要するにアルカイダに味方されたら、何もいいことないわけで。
ガセネタであってくれるよう祈ってますけど。
貴様は、漢族の庶民や婦女子がウイグル野郎に暴行されても黙ってろと言うのか?
抵抗権は無いのか?
最低の差別野郎、虐殺者め
さすが、ナチの共謀者である凶悪キチガイ天皇の臣民だけあるな!
お前ら侵略者には必ず、中華人民は報復してやろう。
ジャップ、小日本、倭奴、日本鬼子、jap、
名誉白人、黄色いバナナ
以下転載
ラビア・カーディルさんに聞く――今、ウイグル人に何が起こっているのか?
◆開催趣旨
7月5日夜にウルムチ(新疆ウイグル自治区)で起こったウイグル人の集団抗議事件が世界の注目を集めているが、事件の真相についてはウイグル人の声が発信されることが少なく、中国当局による映像と情報がもっぱら流されている。
そこで、在外ウイグル人のリーダーであるラビア・カーディルさん(世界ウイグル会議議長)を日本にお招きし、ラビアさんの知り得た事件の経緯と現状についてお聞きすることとした。また、事件の背景にあるウイグル人の置かれた状況、さらにラビアさん自身の体験についても語っていただく。
◆開催要項
○日 時 7月30日(木) 午後6時30分(6時開場)〜8時30分
○会 場 アルカディア市ヶ谷(私学会館)
http://www.arcadia-jp.org/access.htm
東京都千代田区九段北4−2−25 03−3261−9921
地下鉄有楽町線・南北線・都営新宿線「市ヶ谷」駅A1−1出口から徒歩2分
JR中央・総武線「市ヶ谷」駅から徒歩2分
○参加費 500円(資料代として)
詳細は
http://www.uyghurcongress.org/Jp/News.asp?ItemID=1248407830
>大韓民
しつこいというか、うっとおしいね。バカウヨのなりすましは!
中国人は白人じゃねぇw
http://www.uyghurcongress.org/Jp/News.asp?ItemID=1248747152
生で世界ウイグル会議ラビア・カーディル総裁の話を聞くことができないのは、残念なことでありますが、夫君のシディク氏は長年、学者、研究者生活、また政治運動家としての経験から考察をされているでしょうし、聞く価値は低減することはないだろうと思います
。
ご連絡まで。よろしくお願いいたします。
ご主人のシディック・ハジさんのお話を期待しています。