関心の無い学生たちの「迷惑だ」「アホちゃうか」という反応が繰り返し紹介されたが、たしかにそういう声もあるだろうがそれが全てじゃないだろ?
だいたい、2006年3月の大弾圧が全く説明されなかったのはどういうことか?これじゃ何のために学生たちが大学・国家権力と闘っているのか分からんじゃないか。あれが全ての発端じゃねえか。なぜ斉藤さん恩田さんら「法政大学文化連盟」の学生が全学連の学生とともに闘っているのか分からんぞ。予備知識なしに見れば「ただ中核派が暴れてるだけじゃんか?」と思うだけだ。
元反戦自衛官・元中核派の小西誠さんの中核派に批判的なコメントも紹介されたが、彼だって法大生への弾圧に批判が無いわけじゃねえだろ?多分。佐々淳行なんかにコメント求めてどうすんだヴォケ。
斉藤さんが逮捕されてご家族が動揺するシーンで終わってるのもひどかった。あの取り上げ方じゃまるで、グレた倅が逮捕されてあたふたする一家じゃねえか?斉藤さんのご家族も「法政大学弾圧(法大暴処法弾圧)に抗議し、即時釈放を求める全国声明」の呼びかけ人になってますが?
結局、大学や警察がどんな不当なことを行っているかに一切触れず、ただ中核派は危険な団体だ、中核派に扇動されてる学生は哀れだ・・・と印象付ける番組だった。中核派だろうとなんだろうと人権は守られなければならない・・・と俺は思うが、テレ朝にはそういう視点はないようだな。所詮はマスゴミですな。2年後にテレビが観れなくなるのが惜しくなくなる番組でしたわい。
・・・ところでこの番組の後半では右翼団体を紹介していた。「クリスマスの夜にこうしてアパートで一人で過ごす奴も珍しいだろうな」と自嘲気味に語る右翼団体幹部の五十嵐さん、その五十嵐さんに厳しく指導されている19歳の少年・・・こっちの企画はなんだか取材対象に好感が持てるような内容でしたわい。反天連のデモへの妨害もしていたらしい。
で、最後に大谷の馬鹿が「いまの法大の学生たちに、かつての学生運動のような明るさはない。(勝手に言ってろヴォケ!!)疎外感を持つ若者が右翼や左翼に引き寄せられるのではないか・・・などともっともらしいことを述べてまとめていた。学生活動家と右翼団体を同列に扱って欲しくはない・・・とか言ったら物議を醸しそうだが、繰り返すが法大生の活動には、関心の無い学生に嫌われようとも通行人に煙たがられようとも抗議を続けなければならない理由がある。イデオロギーをどうこう言う以前に人権の問題だ。右翼が左翼の集会を潰そうとするのとは全然違う。これを政治党派の問題として単純化してしまったテレ朝は、まあおもしろおかしい番組を作って視聴率を稼ごう、という意図しかないんだろう。早く倒産してくれw
補足説明はありましたよ。
駄目でした・・・ま、期待はしてませんでしたけど。また改めてコメントさせて頂きます。
PS:洞口っちゃんは中核派のご両親を持つサラブレッドだったんですね!
私も全然知りませんでした。
それに前進社の内部があのようになってるのも知りませんでした。(外から見たこともありませんが・・・)
ありがとうございます、コピペさせていただきます。
http://www.tv-asahi.co.jp/d-sengen/contents/diary/cur/index.html
http://s01.megalodon.jp/2009-0121-1823-16/www.tv-asahi.co.jp/d-sengen/contents/diary/cur/index.html
2009年8月17日
#29「なぜいま若者たちは 〜カメラが見た右翼と左翼〜」 編集後記
右翼編
彼らが時に、自分の命を賭してでも訴えたいという思いは何なのか?自分の選んだ道だから後悔しないという生き方とは何なのか?これが右翼の活動家たちの取材を始めたときの率直な感想です。その答えは、編集を終えた今でもまだ見つからないままです。
見る人に威圧感を与える街宣車、そして戦闘服姿の彼らは、これまで私にとって「見えない世界」、もしくは「見たくない世界」の人たちだったのかもしれません。しかし今回の取材を通じて、彼らが掲げる主義主張には、必ずしも共感できないとしても、人間的にはとても魅力的な人たちもいる、ということに気づかされ、同時に自分を恥ずかしく思いました。
相手の主義主張を「結局、あの人たちは○○だから…」という先入観だけで、見なかった、聞かなかったことにする。それは、とても危ない考え方だと痛感しています。たとえ自分とっては「見えない世界」「見たくない世界」だったとしても、そこに身を投じる人たちがいる。特に若い人たちにとって、その世界が自分の居場所としての魅力を持っている。その事実をもっと重く受け止め、理解しようと努めていくこと。そういった努力を「見えない世界」「見たくない世界」同士の人たちがお互いにしていくことで、暴力というある意味悲しい表現方法は減らしていくことができるのだと思います。
右翼の取材は、これでいったん幕を閉じました。しかしこれからも私は、右翼の世界を見続け、考え続けていきたいと思っています。
(ディレクター 三好俊明)
左翼編
知り合いの弁護士から法政大学の騒動を教えてもらったのが昨年8月。
事実を確かめるべく取材を始め、結局今回の放送に至るまで約1年が経ちました。
「何故、今、過激派に?」「学生運動ってまだ行われているの?」「何で逮捕者まで出ているの?」
こうした疑問が次々と沸く一方、騒動の中心にいるのが中核派の若者たちだと知った時、取材を躊躇してしまう自分がいました。
中核派は過去に内ゲバなどで殺人まで犯してきた過激派集団です。
果たして彼らを取材し、ドキュメンタリーとして放送することは正しいことなのか?結果的に彼らの宣伝になるのではないか?私だけでなく、番組関係者にとってもまさに葛藤の1年間でした。
しかし、平成21年の今、学生運動により延べ100人以上の学生らが逮捕されていることはほとんど知られていなかったことであり、番組冒頭で紹介した新聞記事と同じく、TVメディアでも伝えるべき内容だと思います。
また分数が短いニュース報道で放送することも考えられましたが、学生運動が活発だった時代ならともかく、平成21年の今、学生運動自体が存在していることに驚きを持つ視聴者も多くいると考えられ、その背景などを詳しく伝える必要があると思いました。
「大人たちがだらしなさすぎる―。」 番組内で斎藤君が語っていた言葉です。
彼らの多くが真面目に今の政治や社会を考え、その仕組みや矛盾に憤りを感じ、運動をしているのは事実です。
中核派の若者たち、そして斎藤君らの違法行為は当然非難されて然るべきですが、こうした若者たちを生みだした社会、そして強圧的な手段により過剰な反発を生んだ大学側のやり方にも問題があるのかもしれません。
この法大騒動をリスクが大きい・危険だという理由で目を逸らし、放送を避けることだけは、大人としてやるべきことではない―。
その一念だけは間違っていなかったと確信しております。
(ディレクター田中 良介)
イッパン学生の「迷惑」「マジ恐い」なんて声しか拾わない上に、インタビュアー自ら「迷惑とは思わないか?」なんて訊いてるんだから、トホホですよ。キャンパス内じゃ、集会・ビラ撒きひとつ出来ない情況に追い込まれた訳で、もはや外から訴える以外ないだろうに。学生自治と言論表現の自由を奪った法政当局への批判的視点なんてまるでないんだから、ほんとガッカリした。
(※)ここ(2ちゃんの大学生板)↓とか見ると分かる。酷いのもいるが。特に酷いのがHNで一般学生を僭称してる奴。革マルじゃなかろうかw
http://changi.2ch.net/test/read.cgi/student/1245822553/
>斉藤君らの違法行為
はて、斉藤君がどんな違法行為をしたと言うんだろう。彼は確かに学生側のリーダーだし、違法行為を煽動したというなら責任も負わねばならないけど、俺の知る限り彼は違法行為なんてしてない。一貫して非暴力・直接行動でやってきた。抗議集会自体が違法(!)行為というなら、法政オワッタと自ら宣言したようなもんだ。さっさと建学理念は嘘っぱちでしたと自己批判しろ!
そもそも暴処法での逮捕自体がデタラメなんだから、そちらの検証こそ大事なのに、やることと言やあ、悲劇の斉藤一家、涙の母・・やれやれ。
・・書いてて嫌んなってきた。ま、兎にも角にも法政問題を取り上げたこと、前進社内部を一部とは言え撮影したことだけは評価しておくか。
もう大昔、学生時代ですが、東京・池袋の友人のところに遊びに行った際、移転前の「千早城」を見学に行きました。と言ってもチラッと眺めただけですけどね。当時は「戦時中」でしたから、中核派はホント恐くて近寄れなかったんですw 俺も恐かったけど、友人が早稲田でしたから「革マルのスパイと疑われたら俺はマジヤバイ!」と本気でびびりまくったため、呆気なく退散した次第、情けなや。
でも関西前進社の前は何度も通りました。いっとき俺が勤めていた会社から、歩いて10分程のところにあったんです。よし、今日は前進社の前通って飯食いに行くかな、てな感じでw
頑丈な鉄扉で防御されていて威容を誇っていました。近くにちょっとした公園があって、確か内ゲバの舞台になったこともあったような。既にその頃は「戦争」もほぼ終結状態で、子供が元気に走り回ってました。
以前も書きましたが、若い頃から一貫して中核(革共同)には批判的な俺。でも何となく関西派(再建協議会)には頑張ってほしいと思ってます。元革命軍の橋本さんには何故か若干のシンパシーを覚えるもんでw
中央派に関しては、あの浅草橋戦闘の輝けるリーダー=鎌田さんあたりに党内革命してもらいたかったが、もう無理かな・・。