2006年02月04日

【岩国基地でも談合か 施設庁04年度、滑走路沖合移設】

これより先に談合が発覚した空調工事の件とは、金額の桁が違いますな。

岩国基地でも談合か 施設庁04年度、滑走路沖合移設
2006年02月02日09時50分
 防衛施設庁発注工事をめぐる談合事件で、岩国基地(山口県岩国市)の滑走路沖合移設工事でも官製談合が行われていた疑いが強いことが関係者の話でわかった。施設庁ではナンバー3で技術系トップの技術審議官を中心に、建設・土木工事を含む各種工事で長年談合が続けられてきたとされ、その中で岩国基地の工事をめぐる疑惑も浮上した。東京地検特捜部もこうした事実を把握しているとみられ、ゼネコン各社を家宅捜索するとともに、大手ゼネコンの役員らから事情聴取して解明を進めている。
 関係者によると、談合の疑いが持たれているのは、施設庁が04年度に発注した岩国基地の滑走路移設に関する工事。同工事には発注額が35億円を超えるものもあり、この年度に施設庁が発注したなかでも指折りの高額工事が複数あった。
 これら高額工事は、岩国飛行場滑走路移設中央地区地盤改良工事(契約金額35億1750万円)▽同中央地区埋め立て工事(同27億3000万円)▽同北地区地盤改良工事(同20億5800万円)など。落札した共同企業体(JV)はそれぞれ、鹿島・西武建設・株木建設▽大林組・徳倉建設・岩国土建▽鉄建建設・大豊建設・太平工業だった。落札率(予定価格に対する落札額の割合)は97.71〜96.90%の高率になっている。
 特捜部はゼネコンの鹿島、大成建設、大林組、清水建設、鉄建建設に加え、五洋建設、東亜建設工業、若築建設、りんかい日産建設を捜索。海洋土木大手に天下った元施設庁技術審議官など、大手土木・建設会社各社の役員らから事情を聴き、施設庁発注工事の受発注状況について説明を求めている。関係者によると、一部のゼネコン関係者は施設庁発注の工事で談合があったことを認めているという。
 施設庁発注工事の談合の仕切り役は長年にわたって、各部を統括する技術審議官が務めてきたとされる。関係者によると、岩国基地の工事でも、現職幹部ら3人が逮捕された空調設備工事と同じく、技術審議官が中心となって官製談合が行われていたという。
 防衛施設庁発注工事をめぐり、特捜部は04年11月から05年3月に発注された3件の空調設備工事で談合したとして、元技術審議官で財団法人「防衛施設技術協会」理事長の生沢守容疑者(57)、その後任で現職の技術審議官・河野孝義容疑者(57)ら3人を刑法の談合容疑で逮捕。生沢容疑者は04年度当時、技術審議官を務めていた。
 岩国基地は米海兵隊と海上自衛隊が共同使用している。談合疑惑の対象となっているのは、基地周辺の安全や騒音対策として同基地の滑走路を約1キロ沖合に移転する工事。政府は岩国市などの要望を受けて96年度から工事を進め、完成予定は08年度末。事業費約2400億円の大規模プロジェクトだ。

防衛施設庁OBが官製談合認める供述 岩国基地工事
2006年02月03日03時02分
 防衛施設庁が04年度に発注した岩国基地(山口県岩国市)の滑走路沖合移設工事をめぐり、中堅ゼネコンの幹部だった施設庁の元技術審議官が東京地検特捜部の調べに対し、官製談合を認める供述をしていることが関係者の話でわかった。この元技術審議官は施設庁側の立場でゼネコンと接触し、移設工事に関連する土木工事について各社への工事配分などを細かく指示していたとされる。特捜部は施設庁発注工事の官製談合の全容解明を目指しており、岩国基地の工事を含む04年度発注の主要工事について受発注の実態を詳しく調べている。
 基地周辺の安全や騒音対策のため滑走路を約1キロ沖合に移転する同工事の事業費は約2400億円で、施設庁が抱える最大のプロジェクトとなっている。巨額の国家事業をめぐり、OBを含む官主導で不正な受注調整が行われたことが明らかになった。特捜部は2日、新たにハザマ、前田建設工業、国土総合建設、本間組を家宅捜索した。
 関係者によると、ゼネコンに工事配分などを指示したとされるのは、80年代から90年代にかけて施設庁の建設部長や技術審議官を歴任した有力OB。中堅ゼネコンの幹部だったこのOBは特捜部の事情聴取に対し、官製談合を取り仕切っていたことを認める供述をしているという。
 関係者の話では、このOBは、04年度に発注された滑走路移設に関連する複数の土木工事について、あらかじめ受注させる業者を割り振った工事配分を業界側に示し、それに従わせていた。また、受注する共同企業体(JV)のメンバーの組み方や、各JVの中での工事の分担割合まで細かく指示していたとされる。
 複数のゼネコン関係者もこうした談合の経緯を認めているという。
 04年度発注の移設関連工事は、岩国飛行場滑走路移設中央地区地盤改良工事(契約金額35億1750万円)▽同中央地区埋め立て工事(同27億3千万円)▽同北地区地盤改良工事(同20億5800万円)など。落札したJVはそれぞれ、鹿島・西武建設・株木建設▽大林組・徳倉建設・岩国土建▽鉄建・大豊建設・太平工業だった。
 関係者によると、施設庁では長期間にわたり、ナンバー3で技術系トップの技術審議官を中心に建設部ぐるみで、土木・建築工事を含む各種工事の官製談合が続けられてきたとされるが、岩国基地をめぐる談合では有力OBが主導的にかかわっていた。かつての談合では施設庁とゼネコンが直接協議していたが、03年1月の官製談合防止法施行をきっかけに、OBが施設庁側の立場でゼネコンと折衝する役割を担うようになったという。
 ゼネコン側に工事配分を指示したとされる有力OBは、技術審議官経験者で防衛施設技術協会に在籍していた別のOBを通じ、当時の建設部長で刑法の談合容疑で逮捕された前技術審議官の河野孝義容疑者(57)らと談合情報をやりとりしたとされる。
 防衛施設庁発注工事で特捜部は、自衛隊中央病院など3件の空調設備工事で官製談合をしていたとして、河野前技術審議官ら3人を逮捕。空調工事だけでなく、土木・建築工事でも談合があったとみて捜査を進めている。

主要全工事、官製談合の疑い 04年度防衛施設庁発注分
2006年02月03日17時30分
 東京地検特捜部が摘発した防衛施設庁の談合事件で、施設庁が04年度に発注した主要な土木・建築工事は、すべて官製談合であらかじめ受注企業が決まっていた疑いが強いことが関係者の話でわかった。この中には、談合が判明している岩国基地(山口県岩国市)の滑走路沖合移設工事のほか、米海軍佐世保基地(長崎県佐世保市)と横瀬貯油所(同県西海市)の岸壁・護岸整備工事などが含まれている。特捜部はゼネコン各社を捜索するとともに、談合にかかわったとされる歴代の施設庁技術審議官やゼネコン関係者から事情聴取を重ねており、04年度発注の高額工事について集中的に捜査しているとみられる。
 04年度に施設庁が発注した高額工事は、福岡防衛施設局発注の佐世保米軍岸壁整備工事(契約金額40億3200万円)▽広島防衛施設局発注の岩国飛行場滑走路移設中央地区地盤改良工事(同35億1750万円)など。
 佐世保米軍岸壁整備工事は04年度に福岡防衛施設局が発注した最も高額の工事で、五洋建設を筆頭とする共同企業体(JV)が落札し、落札率(予定価格に対する落札額の割合)は99.28%と高率だった。
 横瀬貯油所の工事は契約金額15億7500万円で、東亜建設工業を筆頭とするJVが落札。落札率は97.76%だった。関係者によると、特捜部はこれらの工事について防衛施設庁側から資料の提出を受けているという。
 また、岩国基地の滑走路移設工事をめぐっては、施設庁側に立って工事配分を指示した技術審議官OBやゼネコン関係者が特捜部の調べに対し、官製談合を認めているとされる。
 特捜部は、大規模プロジェクトの自衛隊中央病院と市ケ谷庁舎の新築をめぐり、04年11月〜05年3月に入札があった新設空調工事3件について刑法の談合容疑で元技術審議官の生沢守容疑者(57)と前技術審議官の河野孝義容疑者(57)ら3人を逮捕。04年度には現役の技術審議官だった生沢容疑者らが土木・建築工事についても談合していたとみて調べている。

10年間全工事が談合 岩国基地の滑走路移設
'06/2/3
 防衛施設庁発注工事の談合事件で、米海兵隊岩国基地(山口県)の滑走路移設工事は一九九六年に実施された最初の入札以降、すべて中堅ゼネコンに天下った同庁の元技術審議官が発注情報を同庁側から収集し、大林組の元役員らとともに受注企業を割り振ってきたことが三日、関係者の話で分かった。
 東京地検特捜部もこうした経緯を把握しているもようで、関与したゼネコンの家宅捜索や関係者の事情聴取を続け、十年近くに及ぶ談合の全容解明を進めている。
 関係者によると、岩国基地の滑走路移設工事は九七年に着工。入札は前年から始まった。
 各発注工事の概要が決まると、元審議官は大林組の元役員を訪問。同庁側から得た入札情報などを示し「ここは○○組、次は○○建設」などと工事の受注先を配分した。
 その場には、大林組以外のゼネコン幹部も同席し、談合に加わっているゼネコン各社の担当者に受注調整の結果を順次連絡したという。
 こうしたやり方は、大林組や鹿島など大手ゼネコンが談合廃止を宣言した今年一月まで続いてきたとされる。
 関係者は「元審議官は受注先割り振りの際『これでいいか』と聞くが、異議は唱えられない。業界側はいつも元審議官の意向に従ってきた」と話している。
 元審議官は岩国基地の滑走路移設工事だけでなく、防衛施設庁発注の土木建設工事全般で、受注調整を主導した疑いの強いことが既に明らかになっている。
 同庁発注の土木建設工事をめぐり、特捜部は一月三十一日以降、大林組のほか鹿島、大成建設、清水建設、五洋建設など少なくともゼネコン十二社を家宅捜索した。

落札率100%、54件で 防衛施設庁発注の米軍施設
2006年02月03日23時02分
 防衛施設庁が02〜04年度の3年間に発注した米軍施設建設工事計1068件のうち、落札価格と予定価格が同額の落札率100%の工事が54件あったことが分かった。平均落札率も96.2%と高かった。額賀防衛庁長官が3日の参院外交防衛委員会で明らかにした。
 防衛施設庁によると、落札率100%の工事54件は02、03年度分の工事で、04年度は0件だった。
 平均落札率も高かったことについて、額賀長官は同委員会で「どういうところに問題があるか分析したい」と述べた。
 施設庁発注の空調工事をめぐり、同庁の技術審議官ら3人が刑法の談合容疑で逮捕された。この容疑事実になった工事を受注したメーカー9社が02年度からの3年間に請け負った工事は58件で、平均落札率は97.1%だったことも同委員会で明らかになった。
入札制度の意味がありまへんなw
posted by 鷹嘴 at 00:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 税金の使い道 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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