11月15日の夜、新宿2丁目に行ったよ。 買いに行ったんじゃなくて“Palestine Café”に行ったのよ。 JAPAC の原隆さん、「セーブ・ザ・オリーブ」の宮澤由彦さん、そして<パレスティナに献花を!>などで活動するムキンポさんたちによる、パレスチナ訪問の報告会が、「Café★Lavandería」で行われました。
夜勤明けだったんで一旦家に帰ってから出かけたけど、埼京線キライだしたまには冒険?してみようと思って王子→(南北線)→四谷→(丸の内線)→新宿三丁目というルートを試したんだけど四ッ谷駅の乗換えで迷い、新宿三丁目を降りてからC-8出口が分かんなくてまた迷い、結局遅刻しちゃった。埼京線で行くほうがずっと早かったね。
つか駅出て徒歩1分のはずなのに全然分からず、パレ献の同志のA女史にばったり出くわし、連れてってもらった。路地裏の分かりにくいところにあって、こりゃA女史に出くわさなければずっと迷ってたぞ。ちなみに彼女も訪問団の一人。
俺ら二人が遅刻して入場すると、映画「アラブの良心」が上映されていた。中東で止むことのない戦闘、虐殺、拷問、住民への抑圧などショッキングな映像の連続で、耐え難い怒りがこみ上げてくる。
そして訪問団から現地報告。“Gas for arabs”(アラブ人をガス室に送れ!)などというイスラエル兵による落書き、ファタハとイスラエル当局の癒着(投石してファタハに逮捕された少年が、釈放された翌日にイスラエルに逮捕されたという)、デモ隊に対する弾圧(平和的なデモでも催涙弾が発射され、投石すれば場合によっては実弾)、年間100件の家屋破壊(入植地建設のため)、イスラエル当局によるオリーブの木の強制伐採・売却(オリーブの栽培はパレスチナ人にとって重要な産業であり、かつ精神的なシンボルである)、このような現地情勢が報告された。JAPACの原隆さんによると、現地の識者が「ワンステップで第3インティファーダが発生する可能性がある」、と語っていたという。
またパレスチナ人が粗末な道具で分離壁を倒した映像も紹介された。
「ビリン村」で行われたデモでは、「ビリン・闘いの村」を撮った佐藤レオさん(2009年9月逝去)を追悼し、彼の写真が掲げられたという。11月25日、追悼上映会が行われる。
A女史は現地でオリーブの収穫を手伝ったが、検問所が多くいちいち車を乗り換えなければならない場合もあり移動が困難だった。このように住民に苦痛を与え続けるイスラエル兵の態度は横柄だったという。
またミネラルウォーターを買ったとき、店主が「どこから来たんだ」というので「日本から来ました」と答えると、「俺もどこかに行きたいよ」と呟いたという。
店主はこの日本人女性の生活を羨んだのだろうか。「どこか海外に出かけてみたいという意味なのか、パレスチナから出ていきたい、という意味なのか分からなかった」そうだが、パレスチナ人の嘆きが伝わってくるエピソードである。
彼女は多くは語らなかったが、俺としては日本人の一人として後ろめたさを感じてしまう。「先進国」に住む日本人の(物質的な)豊かさは、アメリカ帝国主義に政治・経済が従属する体制によって与えられているわけであり、日本人はパレスチナ人に対する間接的な加害者、と見ることもできるだろう。
ムキンポさんは現地で撮影した写真をスクリーンに映して説明。
◇ ゴーゴー・パレスティナ 2009 Go Go Palestina 2009
イスラエル兵と記念写真するなどその行動力にはあやかりたいものがある。「タイベ村」で行われたフェスティバルで訪問団が日本舞踊や空手を披露した模様も映写された。ムキンポさんは空手の試し割りや護身術のアシスタントを務めたが、オーバーなアクションでカラテマンよりも目立っていたようだ(笑)
「セーブ・ザ・オリーブ」は、ヨルダン川西岸で生産されているオリーブオイルや、タイベ村生産のタイベ・ビールを輸入販売している。俺もタイベ・ビールの「ゴールデン」と「ダーク」を喉が渇いてたんで一気飲み。こんど<パレスティナに献花を!>の打ち上げをタイベ・ビールの飲める店でやるのはどうだろうか?そういや久しぶりにマイミクのWattanにお会いしたが、相変わらず渋くてカッコよかったよ。帰りは素直に埼京線で帰りましたよ。
2009年11月15日
この記事へのコメント
ご来場、また楽しい感想文、ありがとうございました!
Posted by かめよん。 at 2009年11月19日 01:35
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