2010年01月07日

ガザとエジプトの境界に分離壁建設、密輸トンネルさえ遮断か??

 明けましておめでとう、などと暢気なことを言ってるどころではない深刻な事態がガザで起きているらしい。

 パレスチナ自治区のガザはイスラエルによって封鎖され、厳しい検問がガザの経済と市民の生活を脅かし、復興のための資材の搬入もままならない状況である。
 収入の無い人々は1年前の大規模攻撃で破壊された自宅からブロック片などの瓦礫を掘り出し業者に売ることで生計を立てているという。
 また、農業も爆撃や戦車で荒らされた被害だけではない深刻な打撃を受けている。ガザのイチゴは評判が高く欧州などに輸出されていたが、現在の出荷価格はかつての4分の1程度。出荷先がガザ地区内に限られるためだ(以上は2009年12月28日朝日新聞より引用)。イスラエルはガザ市民の頭上に爆弾を落とすに飽き足らず、囲い込んで干上がらせようと目論んでいるのだ。

 さらに現在エジプト政府によって、ガザとの境界に新たな分離壁が建設されているという。
 アメリカ軍・フランス軍の監視の下に建設されるこの壁は「50センチ、高さ18メートルの鋼鉄」製で、かつ「地下20〜30mの深さ」まで埋め込まれるという。ガザの市民にとって命の綱である密輸トンネルさえ分断するのが目的であろう。そりゃ密輸は不法行為だろうが、イスラエルによるホロコースト作戦に抗する術が他にあるのか?

 エジプト政府にとっては、アメリカやイスラエルに媚を売る方が、ハマスを追い詰める方が、「国益」にとって重要なのであろう。しかしこの計画はガザ市民の生存を決定的に脅かすものである。激しい怒りを込めて抗議する。そして(エジプトなど中東諸国や日本を含めた)イスラエルの蛮行を黙認している国際社会を厳しく弾劾しなくてはならない。

◇ [CML 002575] ガザ境界上での壁建設に抗議するエジプト大使館への要請文
posted by 鷹嘴 at 23:57| Comment(2) | TrackBack(0) | 中東情勢 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
>エジプト政府にとっては、アメリカやイスラエルに媚を売る方が、ハマスを追い詰める方が、「国益」にとって重要なのであろう。
-------------------------------------------------------------
本当にこの理由で、エジプトがガザとの国境を封鎖していると思われるのですか?
ヨルダン川西地区と、ガザ地区との違いを考えれば、エジプトがなぜ国境を封鎖しているか分かるはずです.

「テロとの戦い」の真相
http://video.google.com/videoplay?docid=4002806951612890909&hl=en
http://video.google.com/videoplay?docid=6470165559273013939&hl=en
http://video.google.com/videoplay?docid=5253661198901640874&hl=en

1.CIAがエジプトで反政府主義者に対して拷問を行った結果、反政府主義者がより過激な思想を抱くようになって、テロリストが生まれました.同時に、イスラム原理主義者が民衆の支持を得る契機にもなりました.
2.イスラム原理主義は、選挙で勝利して、合法的に政治権力を手にしようとしたとき、不当な弾圧によってつぶされました.(アルジェリア、エジプト)
3.ヒットラー、東条英機も合法的に政権の座に着きました.イスラム原理主義も、選挙で勝利して、合法的に政治権力を手にしたのですが、彼らが政権を手にすることが正しいことだったのかどうか?、弾圧が不当だったのか?
4.イスラム原理主義者の考え方が、如何にどうしようもないものであるかは、アルジェリアのテロリスト達が、自ら証明してしまいました.
先に上げた「テロとの戦い」を観ていただければ分かる通り、イスラム原理主義は民衆の支持を得て合法的に政権をとってしまう.現在のガザ地区はこの状態です.けれどもこの状態は、ヒットラーが政権の座にあるのと大差はないのです.
イスラエルで、テロが未遂に終わったテロリストへの刑務所でのインタビューで、「無実を人を殺そうとしたことをどう思うか」と言う問いに対して、「私は神の命令によって、爆弾のスイッチを押すだけである.その結果、誰が死に、誰が生きるかは、神が決めることである」と答えた、テロリストがいました.
5.まず第一に、無差別テロを止めなければなりません.その上で、密輸トンネルによるのではなく、エジプトに対して国境封鎖を止めるように要求すべきだと思います.
--------------------------------------------------------------
『群れ』『敵』
ユルマズ・ギュネイと言うクルド族の映画監督による、1978年頃のトルコの作品です.ユルマズ・ギュネイは、反体制運動で投獄されていたのですが、フランスの映画界がフランス政府を通してトルコ政府に圧力をかけた結果、彼は獄中で指揮をして撮ることが認められました.どちらも、クルド族の実態を描き上げた作品ですが、民族問題を考えるとき、彼の考え方は今も変わらないはずです.
Posted by ルミちゃん at 2010年06月27日 01:12
>エジプト政府にとっては、アメリカやイスラエルに媚を売る方が、ハマスを追い詰める方が、「国益」にとって重要なのであろう。
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本当にこの理由で、エジプトがガザとの国境を封鎖していると思われるのですか?
ヨルダン川西地区と、ガザ地区との違いを考えれば、エジプトがなぜ国境を封鎖しているか分かるはずです.

「テロとの戦い」の真相
http://video.google.com/videoplay?docid=4002806951612890909&hl=en
http://video.google.com/videoplay?docid=6470165559273013939&hl=en
http://video.google.com/videoplay?docid=5253661198901640874&hl=en

1.CIAがエジプトで反政府主義者に対して拷問を行った結果、反政府主義者がより過激な思想を抱くようになって、テロリストが生まれました.同時に、イスラム原理主義者が民衆の支持を得る契機にもなりました.
2.イスラム原理主義は、選挙で勝利して、合法的に政治権力を手にしようとしたとき、不当な弾圧によってつぶされました.(アルジェリア、エジプト)
3.ヒットラー、東条英機も合法的に政権の座に着きました.イスラム原理主義も、選挙で勝利して、合法的に政治権力を手にしたのですが、彼らが政権を手にすることが正しいことだったのかどうか?、弾圧が不当だったのか?
4.イスラム原理主義者の考え方が、如何にどうしようもないものであるかは、アルジェリアのテロリスト達が、自ら証明してしまいました.
先に上げた「テロとの戦い」を観ていただければ分かる通り、イスラム原理主義は民衆の支持を得て合法的に政権をとってしまう.現在のガザ地区はこの状態です.けれどもこの状態は、ヒットラーが政権の座にあるのと大差はないのです.
イスラエルで、テロが未遂に終わったテロリストへの刑務所でのインタビューで、「無実を人を殺そうとしたことをどう思うか」と言う問いに対して、「私は神の命令によって、爆弾のスイッチを押すだけである.その結果、誰が死に、誰が生きるかは、神が決めることである」と答えた、テロリストがいました.
5.まず第一に、無差別テロを止めなければなりません.その上で、密輸トンネルによるのではなく、エジプトに対して国境封鎖を止めるように要求すべきだと思います.
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『群れ』『敵』
ユルマズ・ギュネイと言うクルド族の映画監督による、1978年頃のトルコの作品です.ユルマズ・ギュネイは、反体制運動で投獄されていたのですが、フランスの映画界がフランス政府を通してトルコ政府に圧力をかけた結果、彼は獄中で指揮をして撮ることが認められました.どちらも、クルド族の実態を描き上げた作品ですが、民族問題を考えるとき、彼の考え方は今も変わらないはずです.
Posted by ルミちゃん at 2010年06月27日 01:17
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