足止めのスキー客1400人、無事下山 ガーラ湯沢ゴンドラを止めたのは安全運行上仕方ないことだと思うが、そもそもゴンドラやリフトが止まれば下山できないレイアウトが問題。
2006年02月26日23時38分
新潟県湯沢町のスキー場「ガーラ湯沢」で25日夜、強風のためゴンドラリフトが止まり、下山できなくなっていたスキー客約1400人は、翌26日午前7時半過ぎまでに全員が無事下山した。強風でスキー客が下山できなくなる騒ぎは91年に続き2回目。ガーラ湯沢は「今回のケースを教訓に対応策を見直していきたい」としている。
ゲレンデと駅間約1.5キロを約6分間で結ぶゴンドラは26日午前0時前後にいったん運転を再開、乗っていた約60人が一足先に下山した。その後、強風のため再びゴンドラが止まったが、同日午前1時ごろに運転を始め、レストハウスに残っていた客も順次、下山した。
同スキー場から下山するには、隣のスキー場に抜けるコースもある。しかし、そのコースにはナイター設備がないため、 夜間は事実上、ゴンドラが唯一の下山手段になっている。
ガーラ湯沢によると、25日は午後から風が強まったため、午後3時ごろから早めの下山を促すアナウンスを始めた。しかし、ゲレンデには週末で平日の5倍近い約6000人が訪れ、強風で徐行運転を強いられていたゴンドラではスキー客を運びきれず、午後9時に停止したときには約1400人が取り残された。
91年3月にも、ゴンドラが強風で止まり、170人の客が取り残された。これを契機にガーラ湯沢は専門機関から気象情報の提供を受け、強風が予測される場合、スキー客を早めに下山させるなどの再発防止策に取り組んできたという。
同町内にある別のスキー場は、入り口からゲレンデまでの間に沢があるため、同様のゴンドラリフトで客を運んでいる。だが、「ゴンドラが止まっても、スキーで滑り降りることが出来るコースを確保している」という。
ガーラ湯沢の小倉克弘総務部長は26日、「雪上車での下山も検討したが、安全第一を考えた。これだけ多くの人が取り残されることは想定していなかった。申し訳なく思っている」と話している。
ちなみにかぐら・みつまたは駐車場とゲレンデを結ぶゴンドラに乗らなくても下山できるが、中腹部から下山しようとする時、一度リフトを登らなければならなかったと記憶している。何年も行ってないので今はどうなってんだが知らんが。