4月3日朝日新聞より。NPO法人「日本パラリンピック支援機構」が、「パラリンピック選手強化費」として企業などから募金を集めていたが、そのうち約6割を同機構の事業のための「経費」として処理していたという。
同機構が集めた募金は「日本パラリンピック委員会」に寄付され「選手強化費の一部」になるはずだったのだが、2004年から08年まで集まった約6080万円の募金のうち約3900万円が「募金経費」及び「チャリティーオークション事業の経費」として使われたという。
同機構は、「募金額のうち3割は募金経費とする、さらに募金額からチャリティーの経費を捻出する」と説明している。(チャリティー売り上げは全額寄付される)
しかし、募金を集めて同機構に託した大手石油会社や経済団体からは「募金が経費が引かれるという説明はなかった」、コンビニのローソンは「募金全額が選手団に寄付されたと思っていた。うちが募金箱を用意し集計して渡したのに」と困惑している。
コンビニの店頭で寄付した客だって、今入れた100円玉は選手団に寄付されるだろう、と思っていただろうね。
ちなみに「赤い羽根共同募金」の事務担当者はこの件について、「経費が高すぎ。うちの経費の目安は募金の1割まで、特別な場合でも2割まで」と呆れているという。
だいたいローソンが言ってるように、募金の呼びかけや集計はそれぞれの企業なり団体がやってるのに、なんでこの機構がさらに「募金経費」を差っぴくんだろうか?どんな「経費」が募金の3割も必要なんだよ。高給取りの役員がいるのかな?だいたい一律で3割ってのがぁやしい。そもそも、直接「日本パラリンピック委員会」が窓口になればいいじゃんかよ?全く解せない。
募金したって何に使われてるか分かったもんじゃない、ってことかね?
◇ パラリンピック募金、5〜8割を経費に充当 NPO法人(1/2ページ) (魚拓)
◇ パラリンピック募金、5〜8割を経費に充当 NPO法人(2/2ページ) (魚拓)
(説明図あり、魚拓取れないから各自ダウンロードしる!)
ちなみに、この機構を批判する記事をGooに書いたら「名誉毀損だ」とか言われて、記事あるいはブログこと削除された例があるという。クワバラクワバラだね。俺も確証なく「*下り団体だ」とか言うのは自粛しときますw
◇ 「日本パラリンピック支援機構」という不思議な団体について - Die Weblogtagesschau laut dem Kaetzchen
◇ パラリンピック募金、5〜8割を経費に充当 NPO法人 kenji145のひとり言日記
・・・全然関係ない話だが、どこの民放か忘れたが大学卒業まで海外生活だったという帰国子女の女子アナがいて、彼女は「上前をはねる」「ピンはねする」という言葉の意味が分からないんだってさ。
要するに貧乏人からピンはねする階級で生まれ育ってきたから、いちいち「アタシはピンはねして生きているんだ」なんて意識することなく、そういう言葉も知らなかったんじゃねえか・・・とか思ったりしてw
2010年04月05日
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こういうのを知ってからむしろ見るのも嫌になった