2006年03月11日

【男性に逆転無罪判決 西武新宿線痴漢事件で東京高裁】

損害賠償を請求できるかもね。
男性に逆転無罪判決 西武新宿線痴漢事件で東京高裁
2006年03月08日21時22分
 東京高裁(原田国男裁判長)は8日、西武新宿線の満員電車で女性に痴漢をしたとして強制わいせつ罪に問われた東京都中野区の男性会社員(43)に、無罪判決を言い渡した。懲役1年6カ月執行猶予3年(求刑懲役2年)とした一審の東京地裁判決を破棄した。
 男性は「03年10月22日朝、西武新宿線新井薬師前―高田馬場間の電車の中で、女子高校生(当時16)の下着の中に手を入れるなどした」として起訴されたが、一貫して無罪を主張していた。
 車内で男性は高校生の右後ろに立っていた。男性は捜査段階から一貫して「自分の左後ろにいた外国人風の男が犯人の可能性がある。人違いだ」と主張していた。原田裁判長は「その可能性も退けられない」と言い分を認め、「高校生が被害に遭ったのは間違いないが、被害者の証言は男性を犯人とするには足りない」と述べた。
 また、女子高校生が男性を捕まえた時の状況について「痴漢直後の手ではなく、痴漢だと思った人を捕まえたにすぎない」と述べた。
 そのうえで、「警察がずさんともいえる再現実験で、外国人風の男の場所からは手が届かないと決めつけ、被害者を誤って誘導した可能性がある。警察は強引なまでに被告人の弁明を封じた」と指摘。「本来なら起訴に至らなかった事案ではないか。男性の数多くの苦難を考えるとき、慎重の上にも慎重を期した捜査を経た上での起訴が必要だというべきだ」と警察・検察を批判した。

【この二年半 返せ】
この人は馬鹿な女子高生に「ずっと触ってたでしょ!」と根拠も無く決め付けられたせいで、長年勤めていた会社を休職し、生活に困り貯金を使い果たし、父親の仕事を手伝っていたら事故で足を複雑骨折し、生活保護に頼ることになり、奥さんは心労で寝込みがちになってしまった。
無罪を勝ち取り、取材に「止まった時間を取り戻したい」と語ったという。
しかし、片方の一方的な言い分だけで「強制わいせつ罪」として逮捕するというやり方を改めなければ、こういう冤罪事件は今後も起こるだろう。普通は物証や信用に足りうる証言が無ければ立件されないもんじゃねえか?
つーか、公判での警官の「普通は(下着に手を入れたという証拠を)採取するが、今回はしなかった」という開き直りが、あまりにも警察が「捜査ずさん」だったことを示しているようだ。
posted by 鷹嘴 at 00:36| Comment(1) | TrackBack(0) | 国内ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
裁判所の口頭弁論調書の改ざんを書いた松本清張の作品「晩景」昔から行われている裁判所の手口であるが、これは民事の本人訴訟だから解った事実である、刑事裁判でも調書の改ざんや、違法手続きはされてきたが、これを監視すべき弁護士が共謀しているから隠されてきた、しかし我が刑事事件では、インチキ刑事手続きのカラクリを書証で証明した。

実刑判決とは180度異なる事実認定がされている民事裁判
http://suihanmuzai.com/index6/181231.jpg.html
Posted by 遂犯無罪 at 2019年01月03日 19:44
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