井川氏は近年、この運動が「沈滞」していると嘆く。救う会は毎年4月に日比谷公会堂で集会を行っているが、代わり映えの無い内容のため盛り上がりに欠けるという。
集まる人は固定化し、やっていることも毎年一緒、同じ発言者が同じように壇上に並び、同じことを話す。(中略)実際、集会の“空気”は、拉致被害者5人が帰国した02年あたりとは比べようもないほど冷めています。井川氏はこのように運動が「沈滞」した原因について、救う会・家族会に「自分たちは正しい。だから人はついてくる、という思い込み」があること、「可哀想なお母さんと娘さん(横田早紀江さんとめぐみさん)という物語」に依存したことを指摘する。どこかで「路線転換」し、「人権の侵害である以上に国家の主権侵害」であると、拉致問題を棚上げしていれば国の主権も安全保障もないと訴えるべきだった・・・と述べる。
■ しかも被害者家族を「神棚に祭り上げてしまった」のも「良い結果を招かなかった」、という。井川氏によると一部の被害者家族はあきれ返るほど増長というか勘違いしているようだ。
さる被害者家族の方は、救う会が地方で開く集会に「自分だけを呼べ」と言った。なぜかと思えば、集まったカンパをひとりで持ち帰ろうとしたと聞いています。こうした被害者家族の行動を抑えなくてはならない立場の救う会自身も、「自らの行動を律する必要に迫られている」という。
別の家族の方は、「うちの古い車にエアコンをつけてくれ」と、地方の救う会の代表に要求してきたことがありました。
さらに別の方は、車を運転中に交通違反をして白バイに止められた際、「俺を誰だと思っているんだ」と言い放ったそうです。
一部の方のそうした振る舞いに接するうちに、嫌気がさして運動から離れていった人も少なくありません。
■ 救う会・会長代行の西岡力氏が、あるとき会の活動のために海外に出向いたが、同行した国会議員が後に「なぜ彼はビジネスクラスに乗っているんだ」と疑問を呈したという。そりゃそうだ、会員や賛同者のカンパによって成り立っている活動である。少しでも経費を削るためにエコノミークラスで我慢するべきではないか?
あるとき西岡氏は、井川氏に対し「ビジネスクラスでは日本酒が出る、だからちょっとした日本酒通になったよ」と語っていたという。「何もビジネスクラスに乗るのが悪いと言っているわけではありません(中略)せめて旅費規程くらい設けるべきではないかと言っているのです」(井川氏)
こうした幹部のお金の使い方のせいかどうか知らんが、救う会の07年度の収支は810万円の赤字、08年度も740万円の赤字になったという。ただし、このように「単年度では赤字」だが「繰越のストックがあるのでトータルでは辛くも黒字」だというから、このままではそのうち西岡氏は日本酒だけでなくワインやウイスキーにも造詣が深くなるかもしれない?
現在の救う会会長は藤野義昭氏だが、「実質的に会を切り盛りしているのは会長代行の西岡さんです」。前会長・佐藤勝巳氏は「1000万円の使途不明金」を出したとして、同会の幹事から刑事告発されていた。西岡氏は、この問題で佐藤氏を08年に「放逐」したという。しかし西岡氏の振る舞いは“ミイラ取りがミイラになった”ようなものではないか?
■ また、救う会の決算の監査は家族会事務局長の増元照明氏が行い、家族会の決算は救う会が行うことになっている。しかし両者が「馴れ合いに堕し」てしまえば「ナアナアで金が使われてしまうおそれがないとは言い切れません」。
増元氏は現在、家族会の専従職員!(゚Д゚)!という立場にあるという。彼は同会から「安くない給与を貰い、事務所を開いてそこの家賃も支払われています」。家族会だって一種の?市民団体である。専従職員一人雇うのがどれほど大変か俺だって想像がつく。有料の集会を開いたってたいてい赤字だ。会員や支持者1000人から年間一人当たり3000円の会費やカンパが集まったとしても、専従職員が一人いれば消えるだろ?
増元氏への出費を「疑問視する声があるのは知られた話」だというが、家族会の監査を行う救う会もこの問題に切り込んでいないようだ。
■ どうやら救う会・家族会は拉致問題を訴えるどころじゃない問題を抱えているようだ。もっとも俺にとっちゃどうでもいいことだけどね。そりゃ拉致問題は独裁国家北朝鮮による重大な国家犯罪であり人権侵害だ。しかし彼らは支持できないねえ。家族を、拉致された日本人を取り返そうと行動するのは当然のことだが、なぜ北朝鮮への制裁を声高に叫ぶのか?銀行強盗が人質を取って立てこもっていたら、その人質の家族が警察に「早く突入して犯人を射殺してください!」って要求するか?犯人を刺激しないで下さい、って言うだろ、普通は。
それに拉致された日本人や韓国人だけでなく、金正日政権の圧政下に苦しむ北朝鮮の人民だって被害者ではないか?「制裁しろ」というのは、北朝鮮の人民は飢えて死んでも構わない、というつもりか?井川氏は「人権の侵害である以上に国家の主権侵害」と主張するが、人権の問題であることを忘れてはならない(チベット、ウイグル問題も)。俺だってテレビで北朝鮮の貧しい人々の姿を隠し撮りしたフィルムを見るたび、早くあの体制が崩壊し金正日は逮捕されてほしいと思うが、下手に制裁なんかしても人民を苦しめ体制を意固地にさせるだけだ。
救う会・家族会などが「北朝鮮は悪い国だ、危険な国だ」と煽り、北朝鮮はそれを外圧と捉え、態度を硬化させアメリカの譲歩を引き出そうとする。そして国内統制の口実にする。「日帝米帝が我が国を侵略しようとしている!」とね。つまり体制の強化に役立っているわけだ。で、北朝鮮がテポドン撃ってみたりするたび、日本じゃ「それみたことか!北朝鮮はあんなに悪くて危険な国だ!制裁しなくちゃ!」と騒ぐわけだ。まるで、日本の水産庁とシー・シェパードとの関係のような「ある種の共生関係」にあるわけだ。こうした関係の元に10年以上続いてきた「拉致ビジネス」が飽きられて当然だろう。拉致問題を解決し、独裁政権に虐げられている北朝鮮の人民を解放するには、人権を軸にして取り組まなければならないと考える。
示さないとしたらそれはダブルスタンダードもいいとこなわけで。
三菱はお得意先が防衛省なのでまんざら嘘でもないかもしれない。
朝鮮日本にはテポドンは美味しくて堪らないかも。
アメリカの方がウンザリしているかもね。
そのうち「ガキの遊びになんてもう付き合ってらんねー」と言い出すかもw。
そのためにも早く沖縄の基地を撤去してアメリカの旨み(駐留するだけで維持費がなくなるなら誰でも置きたくなるよ。賃貸料タダ、設備投資もいらない料理屋さん状態だよ)をなくさないと。
前々から「日本は核武装すべき」だのと、被害者ならなんでも言っていいとでも思ってんでしょうかね?