2005年01月13日

「無防備地域宣言」実現へ向けて

1月10日に開催された、
「無防備地域宣言集会  戦争をなくす!あなたの町から無防備地域宣言を!〜無防備地域宣言をめざす集い」
に出席させて頂いた。以下は問答有用:32022より転載。



ところで、
この掲示板を閲覧している方々の中にも、「無防備地域宣言」についてよく知らない方がもしかしたらいらっしゃるかと思いまして・・・また私自身も勉強となるので、「世界」での前田朗さんの解説や、昨日頂いた資料から引用し、以下の文章を投稿させていただきます。(間違っている部分があればご指摘頂ければ幸いです)

* * * * * * * * * * * * * *

「世界」2月号P-159の前田朗教授の解説からの引用ですが、
1978年発効のジュネーブ条約・第一追加議定書(日本も昨年批准)によりますと、ある都市・地域が一定の条件を満たした上で宣言を行なえば、国際的に「無防備地区」として認められます。そこへ敵国軍が攻撃を加えることは条約上認められません。
「無防備地区」となる為には、第59条第2項に4つの条件が設けられています。

a:全ての戦闘員が撤退しており並びに全ての移動可能な兵器及び軍用設備が撤去されていること
b:固定された軍事設備の敵対的な使用が行なわれないこと
c:当局又は住民により敵対行為が行なわれないこと
d:軍事行動を支援する活動が行なわれないこと


つまりは軍人も武器も存在せず、おいそれと撤去できないような軍事設備は放棄され、何者も敵対行為を行なわず、またその支援も行なわれることのない地域が、「無防備地区」たる資格を有するということです。
そしてこれを地方自治体が実現するために必要となるであろう「条例案」を、昨日頂いた資料(「法と民主主義」12月号P-53のコピー)より部分的に引用します。

■枚方市平和・無防備都市条例(案)(抜粋)
第3条(市の責務)
1 枚方市は、戦争に協力する事務は行なわない
2 枚方市は、軍事施設の建設や軍事のための車両、航空機、軍事物資の輸送通過を禁止する


昨年12月の市議会では、残念ながらこの条例案は否決されてしまいましたが・・・・いつの日かこの条例案が成立すれば、
市内には自衛隊やアメリカ軍が軍事的拠点を置くどころか、両軍が立ち入ることすら(それどころか上空を飛行することすら)、また軍事物資を積んだトラックが通過することすら禁止されます。
つまり自衛隊とアメリカ軍は枚方市に指一本触れることが出来なくなります。このような「無防備都市」が一つ、また一つと増えていけば、日米両軍は身動きが取れなくなり、極端な話ですが基地から外に出られなくなるでしょう。「有事」を起すことは事実上不可能となるのです。
この国を二度と戦争の惨禍に晒さないためには、「無防備地域」の実現を目指すことが重要でしょう。私もなんらかの形で協力したいと思います。



この運動についての詳細は「無防備地区宣言運動全国ネットワーク」を参照して下さい!
posted by 鷹嘴 at 14:22| Comment(10) | TrackBack(1) | 無防備地域宣言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
>「有事」を起すことは事実上不可能となるのです。
この国を二度と戦争の惨禍に晒さないためには、「無防備地域」の実現を目指すことが重要でしょう。
中国やら北朝鮮が「無防備地帯」に攻めてこない保証は全く無い。無防備地帯の実現はむしろ日本が侵略される可能性を助長するのみではないのか?
Posted by kiri at 2005年01月17日 03:39
>中国やら北朝鮮が「無防備地帯」に攻めてこない保証は全く無い。無防備地帯の実現はむしろ日本が侵略される可能性を助長するのみではないのか?

日本が「中国やら北朝鮮」に侵略されないという保障も「全く無い」とは言えないでしょうが・・・
そういう無意味な事が実行されるとは、考えにくいものです。
今後の日本が今更「中国やら北朝鮮」を侵略しようとは考えないであろうと、同様に。

また、たしかに「無防備地帯に攻めてこない保証」については何とも言えませんね。
しかし、個人的に思うところですが、「無防備地域」を目指す精神の最も大切なところは、
市民は国家間の紛争には一切協力する必要はない、してはならない、というところにあると思います。
Posted by ノンポリ at 2005年01月19日 01:36
>日本が「中国やら北朝鮮」に侵略されないという保障も「全く無い」とは言えないでしょうが・・・
>そういう無意味な事が実行されるとは、考えにくいものです。
竹島の不法占拠や尖閣諸島の問題、つい最近の中国の潜水艦の領海侵犯についてはどうお考えでしょうか?
とても侵略される可能性が考え難いとは思えません。

「無防備地帯宣言」ですが、その宣言をしたとしても、そもそも日本はジュネーブ条約の第一追加議定書59条を批准していないそうですし、他の批准してない国からも攻撃されるんじゃないんでしょうか?
Posted by kiri at 2005年01月20日 04:36
だいぶ返信が遅くなってしまいました。

>竹島の不法占拠や尖閣諸島の問題、つい最近の中国の潜水艦の領海侵犯についてはどうお考えでしょうか?
>とても侵略される可能性が考え難いとは思えません。

局地的な領有問題・領海問題は別として、日本本土を「中国やら北朝鮮」の軍隊が蹂躙し、占領するというのは考えにくいことです。

>「無防備地帯宣言」ですが、その宣言をしたとしても、そもそも日本はジュネーブ条約の第一追加議定書59条を批准していないそうですし、

いえ、日本は昨年ジュネーブ諸条約・第一追加議定書を批准しましたので、その第59条に定める「無防備地区」を実現することが可能となり、現在の運動が始まったのです。

http://peace.cside.to/blog/archives/cat10/index.html#000020

>他の批准してない国からも攻撃されるんじゃないんでしょうか?

その懸念はごもっともですね・・・そもそも、批准している国でも、「無防備地域」であると国際的に宣言されている地域を攻撃しないとも限りません(つまり、ジュネーブ諸条約・第一追加議定書に批准している国でもそれを破ることがあるかもしれません)。
だいたい、自衛隊や米軍がその地域に入り込んでしまえば、「無防備地域」たる宣言など全く無効になってしまうのです。
実際、「無防備地域」が国民を守り得るかは、紛争当事国双方のモラルにかかっていると言えるでしょう。場合によっては全く無力かもしれません。
しかし・・・極めて私的な見解でありますが、「無防備地域」を目指すことの重要な意味の一つに、
「我々は国家間の紛争に関与しない、戦争には協力できない」と宣言すること、
たとえば万が一アメリカが東アジアにて紛争を起し、日本政府が有事法制に基づいて民間人に協力を求めてきた場合でも、
「そういう場合が起きても、一切応じるつもりはない!!」と宣言することがあるのではないか、と思います。

***「問答有用」にて、前田朗教授が「無防備地区宣言運動」について論じていますのでご覧下さい。
http://otd2.jbbs.livedoor.jp/mondou/bbs_plain?base=32477&range=1
Posted by ノンポリ at 2005年01月26日 16:01
削除しますた
Posted by ノンポリ at 2005年02月18日 17:12
無防備地域宣言して攻撃されてる国があるのに、賛同する人って日本人じゃないか、無勉強じゃないか、日本人じゃないかですよね。

(内乱)
刑法第七十七条 国の統治機構を破壊し、又はその領土において国権を排除して権力を行使し、その他憲法に定める統治の基本秩序を壊乱することを目的として暴動をした者は、内乱の罪とし、次の区別に従って処断する。
 一 首謀者は、死刑又は無期禁錮に処する。
 二 謀議に参与し、又は群集を指揮した者は無期又は三年以上の禁錮に処し、その他諸般の職務に従事した者は一年以上十年以下の禁錮に処する。
 三 付和随行し、その他単に暴動に参加した者は、三年以下の禁錮に処する。
2 前項の罪の未遂は、罰する。ただし、同項第三号に規定する者については、この限りでない。
(予備及び陰謀)
刑法第七十八条 内乱の予備又は陰謀をした者は、一年以上十年以下の禁錮に処する。

(外患誘致)
刑法第八十一条
 外国と通謀して日本国に対し武力を行使させた者は、死刑に処する。
(外患援助)
刑法第八十二条 日本国に対して外国から武力の行使があったときに、これに加担して、その軍務に服し、その他これに軍事上の利益を与えた者は、死刑又は無期若しくは二年以上の懲役に処する。
(未遂罪)
刑法第八十七条 第八十一条及び第八十二条の罪の未遂は、罰する。
(予備及び陰謀)
刑法第八十八条 第八十一条又は第八十二条の罪の予備又は陰謀をした者は、一年以上十年以下の懲役に処する。

これに該当するように頑張ってくださいね(笑
Posted by ニポ at 2005年11月24日 13:48
無防備地域宣言は日本が侵略される可能性を助長しかねません。日本が侵略される可能性がないと言う保証はどこにも無いと思います。これは紳士協定みたいなもので破られないと言う保証はどこにもありません現に何回か破られています。活動の仕方によっては内患誘致罪又は、外患誘致罪でつかまります。
Posted by クルトmk2 at 2006年07月15日 12:28
>つまり自衛隊とアメリカ軍は枚方市に指一本触れることが出来なくなります。このような「無防備都市」が一つ、また一つと増えていけば、日米両軍は身動きが取れなくなり、極端な話ですが基地から外に出られなくなるでしょう。「有事」を起すことは事実上不可能となるのです。

ちょっと管理人さんww誤文乗っけてますよ。

>「有事」を起すことは事実上不可能となるのです。
コレじゃあなた、日本から有事を起こす見たいに読めちゃうじゃないですか。

有事の際、日本を守れなくなり、非常に危機が増大されるでしょう。

こんな感じの文が書きたかったのでは?


え?違う?日本から有事を起こさないようにしましょうって書きたかったんですか!?

あの、憲法9条を改正するからって、別に問題解決としての戦争の放棄までは変えませんよ?幾らなんでも。

なんで9条改正=軍国主義化
無防備宣言=絶対無敵バリヤーwww
みたいな極論になっちゃうんですか?あなた方は・・・


Posted by 根等よ at 2006年11月14日 23:29
>根等よさま

・憲法9条
・無防備宣言

これらは、魔法の呪文なんですよ。
アニメとかによくあるじゃないですか。
だから、深く考えてはいけないんです。

そういえば、無防備マンが本になるようですよ。

無防備で
占領されたら
敵の国

評:敵の武器は?占領されたら無防備宣言はどうなるの?
Posted by 哀哭芯 at 2006年11月15日 10:10
拉致は立派な侵略です。

そもそも無防備地域宣言とは、『戦争に協力しない』ではなく、『敵が攻めてきたらすぐに降参して占領されるから、酷い事しないでね』宣言です。

無防備主義者には、下のサイトをお勧めします。
http://muboubihokan.tripod.com/
Posted by さざなみ at 2007年01月21日 01:37
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]


この記事へのトラックバック

アーカイブ:無防備地区宣言の妄想と詐術(上)
Excerpt: <序> 岩波書店『世界』平成17年2月号が「無防備地区」の特集をしていたが(「地域の平和を本気で守るために 「無防備地域条例」とは何か」である)、そこに文字通り目が点になる文章が掲載されていた。前田..
Weblog: 松尾光太郎 de 海馬之玄関BLOG
Tracked: 2005-05-24 17:02