アメリカにとって、世界を牛耳るためには中国と手を結ぶ必要がある。当然日中関係についても関心が深く、あまり接近しすぎても困るが、露骨に反発し合うのも非常に困る。日本の首相の靖国参拝などもってのほかである。小泉というアメリカの飼い犬は、一面でこのような厄介な性癖を持っている。
ところでアメリカという謀略国家は、各国の要人の弱みの収集を怠ることはなく、機を見てその情報を巧みに利用している。
たとえば、橋本龍太郎がアメリカの国債を少々売却しようとしたとき、愛人問題をリークした。そのスキャンダルの影響もあって、橋本は首相を退陣することになった。
しかし小泉純一郎という男はアメリカにとって実に謎の男である。そういう弱みを見せることがない。アメリカの機嫌を損ねることを恐れていないのか、毎年靖国参拝を繰り返すことも実に“Unbelievable”である。
・・・受け売りは以上にして本題に入る。古くなっちまったが週刊現代3/18号より、昨年11月16日に京都で行われた日米首脳会談に於ける、靖国参拝についての両者の論争?を引用する。
「最近まで対米外交の一線に立っていた元外務省幹部」によると、小泉はブッシュのご機嫌次第で今年の靖国参拝を見送るかもしれない、らしい。
この会談でブッシュは「対中政策でも日米の足並みを揃えておこうというつもり」があり、外務省は小泉に「事前に入念なレクチャーを行い、万全を期して臨」んだのだが、小泉は靖国問題の話になると「急に語気を強め、外務省が準備した文書など見なかったようにまくし立てた」という。
「中国は私が靖国神社を参拝するたびに非難する。国のために命を捧げた御霊に頭を垂れるのは当然のことではありませんか。靖国に参拝したから私と会わないとか言って、そんなおかしなことはない。そもそも私は父(純也元防衛庁長官)の出身地である鹿児島県の知覧特攻平和会館を、首相に就任する直前に訪れたんです。そこには若くして特攻で散った(以下略)」というような御託を30分も並べたんだってさ。ブッシュは唖然としていたが、「一段落したとことで冷ややかに言い放った」。
「私の父も海軍のパイロットとして第二次世界大戦に従軍し、日本軍の攻撃を受けて負傷した。しかしいまや(日本人の)あなたを友だと思っている。それなのにあなたは、なぜ中国人と友になれないのか」そして、次のようなやり取りが交わされたという。
ブッシュ「もしも私が靖国神社に行くなと言ったらどうするのか。それでもあなたは参拝する気なのか?」・・・アメリカ政府が小泉の靖国参拝を嫌うのは、米中関係にとっても、自国の歴史的立場にとっても当然のことである。特に遊就館の存在は耐えられないだろう。
小泉「私は、もしかしたら行くかもしれません」
その時ブッシュ大統領は、“Unbelievable”といった表情で小泉首相を見つめ、小泉首相は俯いて眉間に皺を寄せ、一段と険しい表情になった。
遊就館に自ら足を運んだハワード・ベーカー前駐日大使が、ブッシュ大統領に詳細な報告をしたことで、ブッシュ大統領は内心いきり立っているというのだ。兵器を展示するだけでなく、太平洋戦争は日本の側に正義があったように説く遊就館は、日本人にとっちゃ変わった趣向のテーマパークに過ぎないが(笑)、アメリカ人には腸が煮えくり返るものがあるだろう。そしてこれは靖国神社の付属施設であり、靖国神社の基本コンセプト(笑)を分かりやすく説明しているものなのである。
言うまでもなく、アメリカの側から見て、日本の首相が靖国参拝するということは、かつての日米の戦争は日本が正しかったと宣言することである。
イラクの首相がフセイン元大統領の銅像の前で跪くようなものである。アメリカにとって絶対に認めることはできないだろう。
もっともその理由は、日本がアジア各地を侵略し大虐殺を行ったからではなく、アメリカに逆らったからであり、
フセイン元大統領が暴虐な支配者だったからではなく、アメリカに逆らったからである。
正直いってイラクを侵略しているブッシュに、小泉の靖国参拝を批判する資格はないと言いたい。
爺の戯言を支持している、この国の国民。これによってテロが横行する時代。
それが、すぐそこに来ていると確信しています。
「死ぬのはやつらだ」さんは、
反米嫌日戦線「狼」(美ハ乱調ニ在リ)を書いている方です。
http://anarchist.seesaa.net/
必見です!
尾崎秀実やゾルゲによってなされたソビエトの工作だったわけで。
最初から満州からソビエトを突いていれば、ロシアはドイツとの二面作戦を強いられて終了。
そうすればベトナム方面を占領することなく。
そうすれば石油禁輸もされなかったかも。されてもバクー油田を同盟が手に入れられれば…。
そうすれば…アメリカも日本を挑発するのは難しくなったかもねw
ところで靖国参拝を続けた4年の間に日本と東アジア諸国とどちらが好戦的だったかよく振り返って見ると、
北コリアは言うに及ばず、南コリアまでもが(日本の核開発疑惑をわめいていた当時其の裏で)IAEAの目を盗んで核兵器開発をしていたことをしぶしぶ認めたし、中国などは東シナ海に軍艦を派遣して威嚇をしたり、日本に軍事潜水艦をこっそりと潜入させたりしているし、軍人は世界の人口問題は核戦争でしか解決できないという驚愕の演説をしてる。
彼らの側に立つあなた方が、平和だとか正義だとか言っている。さすがの不条理だ。その点で筋が通っている。
こういうのは決して珍しくはないのだが、
小泉の靖国参拝を批判することが、「彼らの側に立つ」ことだという幼稚な決め付け、お話になりませんなあ。
日本の戦死者をも侮辱することになることが分からないのだろう。
中曽根以前は侮辱しまくりだったわけかね。
戦争経験者が現役だった時代に。
誰をどんな風に侮辱しているのかその思想的背景を含めてできるだけ具体的な説明がほしいですね
それが無ければ、ノンポリさん個人が侮辱していると思い込んでいる「幼稚な決め付け」の可能性が高いと私は思います
これを、
「首相が靖国参拝することは、自国の戦死者をも侮辱することになることが、上の奴には分からないのだろう。」
に変更。
負傷して苦しみながら死んだり、南方で餓死した日本兵を、あの戦争は正しかったと主張する靖国で祀るというのは死後も痛めつけるものではありませんか?
我々が葬儀をする際に、普通は遺言のように本人の意思で祭祀の方法を決めておく訳だが、最早本人の意思を確認することができなかった場合は遺族の判断で祭祀が行われるだろう。
総理が政教分離に反していると言うが、
そもそも神道は「全ての宗教の神々をも含める信仰形態」に近い。
近年、雑多な民族を抱える中、クリスマスを公的行事とするアメリカが、「国家の特定の宗教の優遇を阻止する」ための政教分離の方法として、「キリスト教以外の宗教(ある程度の規模や歴史の基準は必要だろうが)」の行事も公的行事としようという動きがあるようだ。
こちらの方がより望ましい方向に思える。
靖国に祀ることが死後も痛めつけるものになるとは私には思えません。
ですが
>自国の戦死者をも侮辱することになる
と発言する人にとってはきっと死後も痛めつけるものなんでしょう
主張の根拠が不明なため共感することも反論することもできませんけど
逆に聞きますけど、あの戦争は間違っていたと言い出せば、戦死者達が無駄死にしたって意味になり、戦死者を痛めつけることになりませんか?
ブッシュは小泉首相に独立国の首相として当然の回答を期待したのに小泉首相がそうしなかったから唖然としたのです。「お前は本当に一国の首相か?」と。
こんな質問されたら即座に「当たり前だ」「無論だ」と答えないと国家の威厳がなくなる。
故にブッシュは小泉首相の靖国参拝を容認しているということ考えられるでしょう。
別に「日米の戦争は日本が正しかったと宣言すること」ではなくて日本の立場にも一理あると認めるだけです。
それと「遊就館は、日本人にとっちゃ変わった趣向のテーマパークに過ぎないが(笑)」と吐く貴方のほうが戦死者を愚弄、侮辱しているよ。