「ハイブリッド車や省エネ家電の部品生産」には、「レアアース(希土類元素)」とかいう物質が欠かせないんだって。もちろん資源の乏しい日本列島から採れるわけがなく、輸入に頼ってるんだが。
ところが全世界の生産量の9割を占める中国が、環境保護や資源の維持を理由に輸出を削減つもりらしい。「業界はパニック」だとさ。
◇ 中国がレアアース輸出削減 ハイブリッド車生産に影響も (魚拓)
◇ レアアース輸出拡大、中国側「ゼロ回答」 日中経済対話 (魚拓)
このレアなんとか、単価がだいぶ上がってきたるらしい。「液晶テレビのガラス基板の研磨剤などに使われるセリウムの価格」が、1年前は「1キロあたり5〜6ドル」だったのが、「40〜50ドル」に「急騰」したってさ。つーか「レア」だからいいんじゃない?キロ5ドルなんて、たしかに「大根や白菜のような値段」だわな。
そもそも、産出国が輸出を制限しようとするのは、その国の自由だと思うんだけど。日本の製造業にとっちゃ困るだろうけどさ、仕方ないんじゃない?これが工業立国ニッポンの限界だわな。中国から地下資源を買い、中東から石油を買い、工業製品を生産し、アメリカに売りつける・・・ってゆう寄生虫的な商売がいつまでも続くわけがない、と思っていたら、やっぱ破綻が来ましたね。もう何やってもダメ。こんな資源の無い小っちゃい国のクセに背伸びしたのが間違いだったんだよ。いっそのこと、1945年くらいに戻って一からやり直すっきゃないかも。身の丈に合った国をイメージしなきゃ。
まあ対策としては中国に土下座して「レアアース」とやらを売ってもらうことになるだろうけど、とりあえず液晶テレビの生産が滞る事態を考慮し、アナログ波廃止時期も先送りしたらどうかな、とw
2010年09月02日
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今までにも新技術の開発でレアアースが値崩れっしちゃった事も結構あるしね。
キレート樹脂開発が進む予感がします。
例:リチウム