2010年10月25日

ラウドパーク10に行きました

 LOUD PARK 10に行ってきたんで(10月16日と17日の二日間開催、俺が行ったのは17日のみ)、遅くなっちゃったけど感想を書いとくよ。
 去年は幕張メッセだったけど今年は地元の「さいたまスーパーアリーナ」。チャリで行こうかと思ったけどチャリ死にかかってるんで電車で行った。ズボンのポッケに財布と携帯とタバコだけ入れて手ぶらで、どうせ汗だくになるからTシャツ一枚で行った。
 さいたま新都心駅を降りるとプラカードを掲げた人々が。もしチケットが余っていれば、「譲ってください」という少女より「買います」という男性の方を優先すると思う。ダブ屋も出てたなあ。つーか当日券まだ売ってたけど。
 俺は一日だけの前売り券(1万4千円)だったけど、当日券は1万5千円だって(二日通しは2万5千円)。それに去年と同じく別途ドリンク代500円を徴収された。ドリンク券を500円にしては少なすぎるビール一杯と交換し、おしまい。次から一杯600円だ。

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 昨年の幕張メッセと同じく、ステージが【ULTIMATE STAGE】【BIGROCK STAGE】の左右に分けられ、交互に演奏。司会は去年と同じ野口五郎みたいな人。去年と違って前のバンドが終わったら間髪入れず次のバンドの演奏が始まった。以下は両ステージの出演順

【ULTIMATE STAGE】
  3 INCHES OF BLOOD
  TURISAS
  RECKLESS LOVE
  KUNI
  ANGRA
  AVENGED SEVENFOLD

【BIGROCK STAGE】
  TRASH TALK
  HALESTORM
  ALEXISONFIRE
  SPIRITUAL BEGGARS
  MOTORHEAD
  OZZY OSBOURNE


 つーか、俺の知ってるのはモーターヘッドとオジーだけだったんで、正直な話、ビール&タバコ&地ベタでお昼寝の時間が長くなってしまった。だけどBIGROCK STAGEの方は、「SPIRITUAL BEGGARS」以外は最初から最後まで見た。(もっとも「ANGRA」と「AVENGED SEVENFOLD」のときも、BIGROCK STAGE前方から観てたけど)。
 この会場なんか迷路みたいだし、通路に出店がズラっと並べてあるし、幕張と比べてキャパ不足を感じさせた。(トイレ渋滞は無かったけど)。スタンドからアリーナに降りる階段が登りか下りの一方通行だったり、アリーナ内の通路も、ステージ方向か、その逆のどちらか一方通行だったりして、なんかもうちょっとどうかならんかったんだろうか?

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 ロニー・ジェイムス・ディオ、AVENGED SEVENFOLDのドラマーだったJames Owen Sullivan(The Rev)ら、このフェスティバルに出演したことがあるが亡くなったアーティストらの写真が掲示されていた。

 そりゃそうと入り口のお姉さんも、オフィシャルショップのお姉さんもいろんなブースのお姉さんも、ジャックダニエル売りのお姉さんも、スタッフのお姉さんも、女性客の皆さんも、非常にスタイルがよろしい人が多くて、なんというかハァハァ!でしたね。喫煙所でマルボロのキャンペーンやってるお姉さんは胸の谷間とおへそが丸見えで、マグロ漬け丼売り場の長門みたいな帽子被ったお姉さんなんか、辛うじて乳首だけ隠してるような状態、思わず触りたくなるような見事なオパーイでした。つーかアリーナ内のオフィシャルショップで飲み物とか買うのは一苦労したと思うよ、会話が困難なくらいな音だったから。

 俺が入場したとき、既に「3 INCHES OF BLOOD」の演奏が始まっていた。TRASH TALKではモッシュ&サークルに参加さしてもらったけど、2周くらいしたら疲れちゃった、もう汗だく。去年は夜勤明けだったけど今年は仕事休みだったんで少しは粘れるかと思ったけど持久力全然無し。それにしても午前中からビール飲んでモッシュなんて、小原庄助さんみたく身上つぶしそうだな?
 (モッシュとは赤の他人に体当たりしたり突き飛ばしたりすること、サークルとは数十人で意味も無くグルグル駆け回ること、なぜか左回りが多い。北半球だからか?どちらも突発的に発生する。もちろんどんなイベントでも建前では禁止だが・・・つーか俺の歳でやるなんて相当馬鹿だよな?)



 ヴォーカルの人、額に怪我してたな。他人の頭の上に登りたがる人たちがいるんで、3人ぐらいで協力して押し上げ、ステージ前に運び、係員に引き渡しちゃった。「モッシュダイブ」と呼ばれる行動らしい。最後の方でベースの人が天井から吊り下げられているスピーカーにぶら下がろうとしてたが、良い子はマネしちゃだめよ。
 ど迫力女性ヴォーカルのHALESTORMはとっても気に入った。ヴォーカルのお姉さんが途中でワイン一気飲みしてた。リードギターもちょっと弾いてたよ。



 奇抜なメイクのTURISASでアコーディオン弾いてたのは女の人だったみたい。ALEXISONFIREも迫力あって気に入ったけどモッシュは発生しなかった。一人でシャドーボクシングみたいなことやってる若者たちがいたが。

 ビールも飽きたけどソフトドリンク300円もするんで、手の甲に東京都マークみたいなスタンプ押してもらって外に出て、ペットボトルのお茶を買った(2日間通し券だと前日にリストバンドつけてもらったらしい)。この会場って自動販売機無いのかよ?去年の幕張もおんなじだったな。ラウドパークのときだけ撤去しちゃうのかな。

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 ANGRAはブラジルのバンド、バイオリン奏者もいた。つーかのんびり観てる時間はない、BIGROCK STAGEの前方に移動しなきゃ。次はスラッシュメタルの元祖と言われる、「極悪レミー」率いるモーターヘッドだからな。係員が「Bブロックを利用してください」って言ってたけど誰も聞かない、下手に規制線張れば暴動だ。
 1曲目のIron Firstからモッシュ全開、凄かった死ぬかと思った。つーか還暦をとうに過ぎたジサマが歌い、下手すりゃ孫くらいの若者たちが暴れまくるというのも不思議な光景だな?モーターヘッドが第一線で活躍してた時代は、モッシュもサークルも無かったと思うけどね。


 ↗ほら、モッシュなんかしてねえだろ。「ヘッドバンキング」してるだけだろ。

 去年のスレイヤーのときより激しかった気がする。俺が1歳分衰えただけかもしれんが?ってゆうか年齢並の持久力すら無し、密集状態から逃れようとして(こういう状況で短い時間発生するスペース(人の隙間)こそ最も危険、という原則すら忘れて)フラフラと歩み出て、また飛ばされ、後退もできず、というヤバい状況だった。多分みんな俺の体つきをみて、少々ぶっ飛ばしても大丈夫だろう、とか思ったのかも(実際、筋力は弱いけど打たれ強い)。
 それにしてもデカイ外人やゴツイ若者が多くて、なんだあの、思わず触りたくなるほど盛り上がった胸や二の腕の筋肉は?坊主の人は柔道部だろうか?長髪の人は格闘家? こういう危険地帯で一人でエアギターに興じる若者がいて好感が持てました。
 ラストは「Over Kill!Over Kill!」のコールに応じてこの名曲が演奏され、サークルが発生したけど密集状態なんでスピードが出なかった。
 つーか、転んだ人は周りの人がすぐ起こしてあげるし、靴紐結んでる人がいたら、みんなで取り囲んで守ってあげるの。テロ・内ゲバ大好きな世界各国のウヨサヨは、俺らのチンカスを煎じて飲むべきだな。ところでレミーの伝記映画が公開されるらしいね。
 終わったあと、「モーターヘッド!モーターヘッド!」とコールしながら去る(外人を含めた)集団がいたが、あのあと戻ってきたんだろうか?

 さっき買ったペットボトルを飲み干してしまったんで、ラベル、フタを分別して捨て、もう外に出る時間なんか無いんで300円もするペットボトルの水を買った(水以外は紙コップ渡し)。一服して急いで戻り、なんとか先ほどと同じくらいの位置まで進めた。ULTIMATE STAGEではAVENGED SEVENFOLDの演奏中、いい感じだったがこの場所を動くわけにはいかない。次はオジーだからな。係の人が3人ぐらい梯子を登って、天井吊り下げの照明装置の調整をしてたが、ヘルメット・安全帯を忘れちゃだめよ。
 スキンヘッドのデカイ外人さんが待ちきれずに「オジー!!」と叫びだす。その外人さん、なんかステージだけじゃなく周りの観衆にもデジカメ向けてたから、俺の顔もどこかでうpされてっかもしれん。
 演奏が始まると後ろからどどっと押し寄せてきて圧縮され、最前列のフェンスから3mくらいのところまで押し込まれてしまい圧死しそうだった。こりゃモッシュしてた方が楽かも。つーか、いま目の前で唄ってるオジさんはタダの腹の出たオジさんじゃない、HR/HMの帝王オジー・オズボーン様なんだ!という認識が足りなかったな。それにしても有名アーティストをこんな前方で観れるなんて初めてだ。まあ俺がオジーをこんな距離で観れるのもこれが最初で最後だろう、今生のいい思い出になったな。
 オジーのギタリストは上手かったな(当たり前だ)、ソロの部分は「Mr. Crowley」も「I don't know」も、オリジナルとほぼ忠実に弾いていた。「Mr. Crowley」のギターソロ中、俺は密集状態の中でとなりの青年と手を強く叩き合っていたが、別にハッテンしてたわけじゃありませんから。それにしてもそろそろ体力の限界・・・

 と思って後退したら、ラストの「Crazy Train」でなんとモッシュが発生してしまった! この曲はスラッシュメタルでもデスメタルでもハードコアパンクでもないんですけど?ってゆうかこのあたりの位置では最初からやってたのかもしれん。なんでもアリだなこりゃ。
 そしてアンコールは「Mama I`m Coming Home」、最後に「Paranoid」でも激しいモッシュ発生!


 君ら、この曲が発表されたのいつの時代だと思ってるのよ。よど号事件のあった1970年だよ。モッシュはおろか、「ヘヴィ・メタル」って言葉すらなかった時代なのよ。せいぜい椅子から立ち上がってコブシを振るくらいだったべや?まあ俺も最後の力を振り絞って参加しましたけどね。つーことで今年も俺がラウドパークにおけるモッシュ参加者最高齢を更新した。そのうちギネス申請してみっか?つーかオジーは今年12月で62歳、モーターヘッドのレミーは今年65歳になるんだってよ。俺も還暦まで頑張ってみるか?

 終わったら22時近くになっていて、ちょっと1階の喫煙所で一服して帰ろうと思ったらけど閉鎖されていた。Tシャツなどのショップもオジー終わったら閉めますよ、とかアナウンスしてたんで、外に出てみると入り口近くのショップももう閉まっていた。せっかく記念にTシャツでも買おうと思ったのに(そういえば会場内で、去年のTシャツが2000円で売ってた)。
 帰りのさいたま新都心駅は、京浜東北線ホームより高崎線・宇都宮線ホームの方が混んでいた。北与野駅まで行って埼京線で帰った人もいたらしい。やっぱり近いと便利だね。それにしても今年はモーターショーもないんで幕張メッセに行く機会がなくて寂しい気がするな。来年のモーターショーは東京ビッグサイトでやるらしいし。つーか汗だくのTシャツのまま帰ったんで案の定風邪引いちゃった。
 夕飯食うの忘れてたんで南浦和駅前のラーメン屋で食った、店員の中国人の女の子相変わらず可愛い、日中の労働者は領土問題でいがみ合ったりしないで連帯するべきだと思う。中国政府のやり方は異常だが。

 駅に向かう途中、チラシかと思ったらCDを貰っちゃった。11月3日に高円寺でイベントがあるらしいが、 それに参加するバンドも含めた8つのバンドの曲が入ってた(下の二つのバンドは11月3日には参加しない)





 いいねえこれは!なんかもう、音楽聴いたりライブを観に行ったりしてるほうが、ネットに辛気臭いこと書いたり集会とか行くより楽しいよな?って気分。少なくとも「釣魚台は中国領土だ!」って素面で言える人たちと付き合うより有意義かも・・・
posted by 鷹嘴 at 12:35| Comment(0) | TrackBack(0) | ヘヴィメタルとか | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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