2006年04月24日

【かじ取りへ決意/井原氏、岩国市長に当選】

「(当選した井原勝介氏は)02年に米軍ヘリコプター移転を容認した経緯があり、条件闘争に転じるとの見方もあったが、にわかに方針転換はしないとみられる」(4/24朝日総合面より)らしい。なにやら複雑な立場のようだが、一方選挙の前には次のように語っていたという。
「井原氏は告示後、取材に対し、「容認した市長として、名を残したくない」と語っている」(同紙第2社会面より)
是非とも初志貫徹して欲しいものである。
かじ取りへ決意/井原氏、岩国市長に当選
2006年04月24日
 23日に投開票された岩国市長選で、旧岩国市長の井原勝介氏(55)が前岩国青年会議所理事長の味村太郎氏(38)らを破って当選し、新市のかじ取りを託された。岩国基地への米空母艦載機移転計画を巡り、旧市の住民投票で示された反対多数の民意が後押しした。井原氏は新市のまちづくりを進めつつ、引き続き国と向き合うことになる。当日有権者数は12万2079人、投票率は65・09%だった。
  当選確実の報がテレビなどから流れると、井原氏の事務所には「バンザーイ」と叫ぶ声や歓声が一斉に沸き上がった。同氏は午後9時50分ごろ、陣営スタッフらの拍手を受けながら妻とともに事務所前に姿を現した。100人以上の支持者らを前にインタビューに答え、「市民の皆さんが素晴らしい良識を示していただいた」と述べた。
  井原氏は、艦載機移転反対が約9割に達した旧市での住民投票結果を受け、選挙戦で移転問題を前面に据えた。
  告示日の第一声では「国はトップを代えて言いなりにしようとしている。国が決めたことだから、お金を取ってくればいいというのはあまりにも安易な議論だ」と切り出した。旧郡部でも「新市全体の問題として考えてほしい」と訴えた。
 政党や団体の支援を受けない草の根の選挙スタイルは、旧市の市長選に初当選した7年前から。集会に応援弁士はおらず、井原氏がほとんどマイクを握った。
  昨秋から告示前までに旧郡部を含む約130カ所で集会を開いた。井原氏が考えを述べた後、住民からの質問に答える時間を必ずとった。
  地域振興策の「見返り」についても「そんな甘い話はない」と断言、「目先の利益で次世代にわたる負担を残すことはできない」と訴えた。
  一方、味村氏は自民党が「国政選挙以上」(選対幹部)の支援態勢を敷いた。10人以上の国会議員が来援し、国とのパイプ役を印象づけた。
  負担増に対する見返り発言も出た。告示日に現地入りした安倍官房長官が「国としてしっかり支援する」と言えば、町村信孝前外相は懸案の愛宕山地域開発事業について国の後処理を示唆した。投票日前日に駆けつけた麻生太郎外相は争点が艦載機移転問題に絞られた選挙戦に疑問を呈したが、井原氏への流れを食い止められなかった。
  告示直前に立候補表明した出版会社社長の田中清行氏(49)は「基地の縮小・撤去」を掲げ、他候補の主張を「基地の増強か現状維持だ」と批判。「岩国から新しい文化と産業を興そう」と訴えたが浸透しなかった。
posted by 鷹嘴 at 16:10| Comment(0) | TrackBack(0) | アメ公 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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