2010年12月07日

「ベオグラード1999」の感想をちょっとだけ

 渋谷のUPLINK、という小さい映画館で【ベオグラード1999】を観た。面白かったよ。監督の金子遊さんは、俺もときどき参加する【パレスティナに献花を!】の常連メンバーでもある。(最近行けなくてごめんなさい!)



・・・日の丸が国旗、君が代が国歌であるという法律が定められた1999年、金子監督はこうした【ナショナリズムの高揚】に危機感を感じていたが、なぜか当時の恋人が右翼団体【一水会】の事務局員となった。
 一水会とは、1970年の三島由紀夫割腹事件に触発された鈴木邦男氏らによって設立された【新右翼】組織である。あの雨宮処凛氏も当時は一水会の活動に参加していた。
 トークショーを行い、アメリカ大使館前で横断幕とプラカードを掲げ抗議活動を行うなど、多彩な活動を行うこの【民族派右翼】に関心を持った金子監督は、彼らと元・恋人の活動をフィルムに収めていった。
 同会代表の木村三浩氏がベオグラードを訪問したときも、金子監督はカメラ片手に同行した。当時ユーゴスラビア社会主義連邦共和国の首都だったベオグラードでは、NATO軍の空爆によって中国大使館誤爆などの被害が発生し、多数の民間人が犠牲になったことが記憶に新しい(参考)。木村氏は現地の政治家・民族主義者から、同じ反米主義者ということで歓迎される。
 一水会は集会を行えば各界の著名人が集まるなど、順調に拡大していったようだが、なぜか2005年には相談役の見沢知廉氏が自殺し、そして翌年には元・彼女も不慮の死を遂げる・・・。
 このように思いテーマを背負った映画であり、俺らウヨサヨにも問いかけてくるものを感じるが、俺はカッコよく論評する能力なんかないんで、各自観て判断してね。
 あんまりネタバレすると怒られちゃうけど細かい話をちょっとだけ。部分的に東京地裁の差し止め命令を受けているらしく、人名など「ピー」が入ることもある。一水会のアメリカ大使館前抗議行動は、日の丸さえなければ左翼のデモと区別つかないな。俺も行きたかったなあ。それと【パレスティナに献花を!】の静止画像が一瞬出てきて、松田政男さん(映画評論家)が映ってた。もちろん俺は映ってない。滅多に行かないからな。エンドロールにムキンポさんの名前が出てたね。つーかここに挙げた人名・団体名を知らなくても、ウヨでもサヨでもどっちでもなくても、是非観てくださいね。


 余談だが・・・ユーゴ空爆のあった1999年、ユーゴ代表で当時浦和レッズだったゼリコ・ペトロビッチが、ゴールを決めてユニホームを脱ぐとアンダーシャツにNATOに抗議する文字が書かれていたことを憶えている。【NATO KILLER】だったかな?
 そのペトロビッチがなんと来期からレッズの監督に就任するという!現役時代のど根性でレッズを立て直して欲しいものです。
posted by 鷹嘴 at 19:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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