成田空港B滑走路の第3誘導路建設のため、現地農民の市東孝雄さんの自宅と畑を直線距離で結んでいた【団結街道】は閉鎖され、【現地闘争本部】には近づくことさえ出来なくなり、市東さんは自分の畑に行くために大幅な迂回を余儀なくされている。わざわざ東横インのそばまで行ってそこから150度くらいの角度で折り返さなくてはならない(今年10月のデモに参加した人なら体験済みのはず)。
しかもこの迂回路さえ、一部が第3誘導路をくぐるトンネルと化す。成田空港会社(NAA)は市東さんに、来年1月からトンネル工事を行うことを一方的に通告したという。工事期間中は【切り回し道】を通らなくてはならない。さらなる迂回を強いるのだ。この暴挙を弾劾するため、12月19日に緊急現地闘争が行われた。
◇ 12・19緊急現地闘争へ結集を! - Farmers League Against The Narita Airport (ビラ)
◇ 12・19三里塚緊急現地闘争、「切り回し道路」工事粉砕へ怒りのデモ - Sokuhou
いつものように都内に集合、車で現地へ。酒々井PAで休憩してるとなんだか曇ってきて雨でも降りそうだ。つーか寒い。今回の集会場所は、毎度帰りにマイクロバスが迎えにきてくれる道路の突き当たり。緊急の呼びかけなので、うちら動労千葉関連、赤ヘル青ヘルの皆さんなど100名程度だった(当然権力の人数も少なめ)。
やや日がさしてきたところで集会が始まり、反対同盟の北原鉱治事務局長、動労千葉、中核派、解放派、共産同統一委員、蜂起派から発言が行われた。
北原事務局長の背後をジェット機が通過する
そしてシュプレヒコールを行いデモ出発。
ここを左に曲がりすぐ先を右に曲がると(団結街道に入ると)市東さんの自宅がある。さらに真っ直ぐ行けば現闘本部と市東さんの畑だが、団結街道はフェンスで閉鎖されている。
ここで右にぐるっと回る。市東さんは毎日こんな迂回を強いられている。
10月のときと同じように市東さんの畑で解散。お疲れ様でした。遠くに見えるのが現闘本部。それではよいお年を。来年も成田廃港・TPP阻止に向かって団結してガンバロー!
2010年12月31日
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