2011年01月21日

水俣病被害者が「一時金」を受け取ったら生活保護を切られた

 以前、大阪市羽曳野市で生活保護受給者が市職員からセクハラを受けたため市を提訴し賠償金を得たものの、なんと市は、生活保護費から賠償金の分を相殺した・・・という許せない事件があったが、また同様なことが・・・


◇ 水俣病被害者:生活保護打ち切られる 一時金は「収入」 (魚拓)
◇ 水俣病被害者が審査請求=一時金受給で生活保護停止−鹿児島県 (魚拓)

 だいたい水俣病被害者の救済及び水俣病問題の解決に関する特別措置法に基づく一時金210万円、ってゆう額も安すぎると思うけど、役所ってのは自分らは高い給料貰ってるクセにどうしてこんなにケチなんだろう。杓子定規なんだろう。
 いやケチとか糞真面目とかいう問題じゃなくて、国も自治体も水俣病を引き起こしたのをちっとも反省していないんだ。どこかに、水俣病になったのも血液製剤のせいで肝炎に感染したのも本人が悪い、みたいな、弱者であること自体が罪、みたいな感覚があるからこういう仕打ちが出来るんだろうな。


【関連】 チッソは責任逃れするために分社化するらしいね。
◇ 水俣病:チッソ事業会社設立 12団体、抗議の共同声明 /熊本 (魚拓)
posted by 鷹嘴 at 13:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 公害 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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