2006年05月25日

アフガニスタン戦争 これからが本番

当たり前のことだが、アメリカという侵略者が去らない限り、この戦争に終わりはない。
アフガン各地で襲撃、104人死亡
2006年05月18日23時10分
 アフガニスタンで17〜18日、南部を中心に武装勢力による襲撃や自爆テロが相次いだ。AP通信によると一連の戦闘で武装勢力側87人、アフガン人警官14人、カナダ軍将校1人、米民間人1人を含む計104人が死亡した。
 南部は、外国軍の駐留に反対するイスラム原理主義タリバーン勢力の抵抗が根強い地域。タリバーンは3月、外国軍や警察などに大攻勢を仕掛けると予告していた。
 内務省などによると、南部ヘルマンド州で17日夜に警察署が襲撃され、8時間近くにわたって交戦が続いた。

タリバーンが組織的攻勢、政権崩壊後で最大 アフガン
2006年05月19日22時02分
 アフガニスタンで武装勢力が猛威をふるっている。17日から18日にかけて南部を中心に交戦や自爆テロが相次ぎ、約100人が死亡。01年の旧タリバーン政権崩壊後、最大級の襲撃となった。北大西洋条約機構(NATO)主体の国際治安支援部隊(ISAF)が6月から作戦範囲を拡大するのを控え、タリバーン勢力が組織的な攻勢に出た可能性が強い。
 AP通信によると南部ヘルマンド州の町で17日夜、武装した300〜400人の一団が警察署を襲い、警官13人と約40人の武装勢力が死亡した。
 同じ頃、隣接するカンダハル州では駐留カナダ軍、アフガン国軍、警察の混成部隊が武装勢力の掃討作戦を展開中だった。
 さらに18日、西部ヘラート州でも自動車を使った自爆テロがあり、米民間人1人が死亡した。西部はこれまで比較的治安が保たれてきたが、12日にも国連の車列が銃撃されて2人の現地スタッフが死亡するなど、治安悪化のきざしがある。
 カンダハル、ヘルマンド両州を中心とした南部はイスラム原理主義タリバーン勢力の拠点だ。昨年末から自爆テロが多発している。タリバーンは01年のアフガン戦争で政権は崩壊したが、残存勢力は隣国パキスタンとの国境地帯の山中に潜伏。「対米聖戦」の呼びかけに呼応した新メンバーも加え、力を蓄えてきた。
 アフガン駐留米軍司令官は「ここ数カ月間でタリバーン勢力が増強されている」と語るなど、さらなる治安悪化が懸念されていた。米軍側も掃討作戦を強化しており、AP通信によると17日、タリバーンの攻撃を指揮していたダドゥラ師の身柄を拘束した。
 南部では6月以降、ISAFの作戦範囲が拡大される。カナダ、英国、オランダ軍を中心に約6000人が追加派兵され、約1万5000人規模になる。駐留米軍が2000〜3000人削減されるのに伴い、ISAFが南部の治安維持に責任を負う。
 ISAFの南部展開を間近に控えた時期に攻勢に出ることで、タリバーンは組織の健在ぶりを改めて国際社会に見せつける狙いがあるとみられる。タリバーン指導者オマール師は3月、駐留外国軍や警察などへの攻撃を予告する声明を出しており、今後はISAFを狙った攻撃が多発する可能性もある。
 AFP通信によるとカルザイ大統領は18日、「パキスタンのマドラサ(イスラム神学校)の少年たちが、アフガンへ行って米国と戦えとけしかけられている」と語り、隣国パキスタンを強く非難した。
で、追い詰められた侵略者は見境のない殺戮を始めてしまうのも歴史が示す通りである。
タリバーン拠点を米が空爆、80人死亡 アフガン
2006年05月23日10時02分
 アフガニスタン駐留米軍は22日、南部カンダハル州でイスラム原理主義タリバーン残存勢力の拠点を空爆し、同勢力のメンバー80人近くが死亡したと発表した。AP通信は州当局者の話として、16人の民間人が巻き添えで死亡したと報じたが、米軍側は「調査中」としている。南部ではタリバーン勢力による組織的な攻撃が激しさを増し、米軍やアフガン国軍などの掃討作戦が続いている。

アフガン中部で戦闘、武装勢力60人死亡
2006年05月24日20時58分
 アフガニスタン中部ウルズガン州で23日夜、国軍側とイスラム原理主義タリバーン残存勢力が交戦し、武装勢力60人と兵士4人が死亡した。AP通信が24日伝えた。
 タリバーンは5月中旬以降、南部で攻勢を強めている。同州での死者を含め、一連の死者は300人を超える見通しとなった。
 一方、駐留米軍などが21日に南部カンダハル州で実施した空爆で16人の民間人が死亡したことを受け、カルザイ大統領は23日、米軍側に調査を要求した。
posted by 鷹嘴 at 17:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 中東情勢 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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