今更このブログで口出しすることじゃないかもしんないけど、鳩山の「抑止力という理由は方便だった」という告白にはあきれた。沖縄県民に基地負担を強いる理由が「方便」だとは!
◇ 鳩山前首相:米軍抑止力発言、「方便でした」と釈明 (魚拓)
◇ 検証:鳩山前首相「方便」発言 /沖縄 (魚拓)
2月17日東京新聞【こちら特報部 沖縄憤怒】によると沖縄では、
『国民を翻弄し、政治負担を高める。万死に値する大罪』(琉球新報社説)
『何と言っていいのか分からない。これ以上失望できないくらいに失望した』 『政治や安全保障、歴史的経緯も含め、移設問題が真剣に検討されたのではなく、単に沖縄が軽んじられただけだったとあらためて分かった』(沖縄国際大・富川盛武学長)
・・・という激しい憤りが渦巻く一方、「想定の範囲内。発言自体に驚きはない」(那覇市の建築家・真喜志好一さん)という冷めた反応もあるという。
昨年5月の鳩山政権当時、普天間基地移設先が抑止力を理由に辺野古案に戻されたとき、県民の多くは『抑止力はユクシだろう』と揶揄したという。ユクシとは沖縄でウソのことである。
『これで官僚の妨害を受けた鳩山さんが、沖縄の声を米政府に届けていなかったことが分かった。こうなれば、菅政権は前政権の責任を取り、再び米国と移設交渉を再開する必要がある』
また琉球大の島袋純教授はマスゴミの責任にも言及する。
『抑止力を理由に県内移設の論陣を張った人たちは、今回の発言を受けてどうするつもりなのか』
(普天間基地の)『海兵隊は長崎県の佐世保基地の艦隊が運ぶのだから、九州も置いていたほうが合理的。それなのに、本土のメディアは沖縄県内の基地全体の存続や安保問題まで話を膨らませて、県内移設は必要だという言論を振りまいた』
「本土」のマスゴミ連中は、筆を折るかPCをリサイクルに出したほうがいいと思うぜ(つーか会社ごと廃業する?)。なにしろ前首相自身が「抑止力は方便だった」とカミングアウトしたんだからな。これは普天間の海兵隊には抑止力なんかない、と意味でもあるし、辺野古の海を埋め立てる口実も普天間を存続させる理由も無くなったという点では、鳩ちゃんの口の軽さを喜ぶべきかもな。
ところで「方便」とは元々、サンスクリット語の「ウバーヤ」の訳語で、「到達する」という意味があるんだって。東京・神谷町光明寺の石上和敬住職によると、「仏が教えを説くとき、難解なことを言わずに相手の能力に応じて理解させる『巧みな手段』のことを指す」んだってさ。だから「ウソも方便」なんて気安く使うもんじゃないよな。鳩ちんは「抑止力なんてウソでしたごめんなさい」と謝るべきだったんだよ。
『方便は仏様が悩める衆生を導き、救うことを指す。鳩山さんやわれわれのような凡夫のレベルが使うものではない』
・・・昨日は都内で行われた高江ヘリパッド建設反対デモ/申し入れ行動で、2名の参加者が逮捕されたという。「抑止力」というウソを維持するための弾圧を弾劾する!そして「抑止力」というウソを根拠にしている日米安保条約を破棄させねば!
◇ [2/20高江基地反対デモへの連続アクション] - 沖縄を踏みにじるな!緊急アクション実行委員会(「新宿ど真ん中デモ」)
◇ 2.20アメリカ大使館前での弾圧に対する抗議声明 - アメ大救―2・20アメリカ大使館前弾圧救援会
2011年02月21日
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