つーか、花粉症は毎年だしカッタルイのは昔からだし、まあいつも通りだということです。
3月13日は昼から出勤、女房も自転車使うってゆうから駅まで歩いた。京浜東北線は正常に運行。職場では地震の影響なのか分からないが空調設備などにトラブルが発生。また夜中に地震発生、もう慣れっこ。ところで菅直人の馬鹿は計画停電の発表を「俺が発表したい」と3時間も遅らせたそうな(参考)。あなたは既に国民の敵です!
そういえばコイツ、この前のエジプト革命のときダボス会議に行ってて、外務省がカイロの日本人救出のため政府専用機を使いたいっていったら「専用機はオレが使う。勝手にエジプトに行った奴をなぜ助けるのか」ってキレたってね(参考)。国民を殺しまくるカダフィと同類だな。つーかカダフィみたいなカリスマはねえし。
ところで懲りずに四選を狙って立候補した基地外石原は「津波は天罰」ってほざいたよな(参考)。まあコイツの頭の異常さから言って驚くほどじゃねえが、菅や石原だけじゃなく政治家とか財界の連中にこういう感覚は共通してるんじゃねえかと。要するに奴らの感覚じゃ、災害に遭うこと自体が不徳なんだよ。非国民なんだよ。つーかこういう連中を当選させちまう日本人の民度が根本的な問題だよな。
この日、福島第一原発の2号機と3号機で「ベント」開始。3号機には真水注入、さらに海水も注入。
■ そういうわけで東京電力が発電してる電気が足りなくなり、関東地方で【計画停電】を行うってよ。使えなくなったのは原発だけじゃなく火力もだからな(何年前だから忘れたが東電の原発が点検のため一斉に止まったことがあったが、夏場なのにトラブルは無かった。火力だけでもなんとかなるようだ)。
3月14日は夜勤明け、自宅の計画停電グループ分けがイマイチ分からんので、わざわざ東京電力本社まで行ってみた。国家権力やマスコミが集まり物々しい雰囲気。受付のおねいさんに住所を教え、待つこと10分、担当者と電話で直接話してほしいというので電話に出てみたら、今のところ分からないので後で連絡するとのこと。仕方なく駅まで戻って立ち食いそばをすすっていたら携帯が鳴り、結局「お宅様のご住所だと、2か3か4か判明しません、申し訳ございません」だってさ。東電ってアバウトな会社なのね。つーか随分低姿勢だったな。いろんな方面から怒られまくってんだろうね。
交差点の信号だろうが病院だろうが浄水場だろうが構わず停電させるってさ。「病院や浄水場には自家発電装置でバックアップできますから」って他力本願なこと言ってるし。小さい病院には自家発なんかねえだろ。実際に計画停電による断水事故(参考)やエレベータ閉じ込め事故(参考)が多発している。マンションや雑居ビルのエレベータなどは停電前に管理会社がスイッチを切っておけばこんなことにはならんが、とてもそこまで手が回らないだろう。
■ この日から始まった計画停電のため京浜東北線は赤羽止まり、埼京線に乗り換え。計画停電のため電車も止まった理由は、NHKの説明によると、
「JR東日本の電車の電源は、自前の水力発電などで半分以上が、東電に頼らず自前で供給できる。しかし踏み切りの電源は自前もあれば東電からの給電もあり、とても調べきれない。もし東電からの給電が止まれば、その踏み切りは閉まりっぱなしになり、道路が遮断される。だから東電が計画停電を始める前に、前もって電車を止めておく必要があった」
「けっきょく計画停電が見送られた地域でも運転再開しなかったのは、ダイヤが乱れるから」
と、いうこと(参考)。仕方なく武蔵浦和駅で降り歩いたが、南浦和駅の近くまで来るとなんだか駅のアナウンスが聞こえる。俺が埼京線に乗ってからしばらくして復旧したらしい。赤羽で酒飲んで待ってりゃよかったな?
花粉症の薬を買おうと思って薬局に寄ってみたが昼なのに店じまい。なぜかチャリンコ屋も店じまい。道路がひどく渋滞してると思ったらガソリンスタンドの行列だった。結局1時間ぐらい歩いたぜ。南浦和から歩けば30分なのによ。スーパーでは食料品があらたか売り切れ、ろくなもん残ってない。余震も続く。第5グループで計画停電実施予定とのこと。
■ それにしてもなんで23区は計画停電から除外されているんだろうか(足立区、荒川区の一部は停電エリアに入っている。参考)。
そりゃ人口密集地である都内で停電すりゃ、交差点の交通整理も大変だし、断水などで被害を蒙る世帯も多いだろうけどさ・・・都心部の大企業や大規模商業施設など、いわゆる「大口需要家」を対象にした停電は出来ないものだろうか?
というのも電気ってのは、発電所から送電する100KV以上の電圧を、変電所の変圧器によって6.6KVまで下げて配電し、さらに電柱の上の変圧器によって単相3線200Vに下げ、一般家庭・集合住宅・店舗などに供給される。またある程度の規模の需要家なら6.6KVのまま受電し、自前の変圧器で400Vや200Vに下げている。
しかし「大口需要家」へは、22KVや66KVといった電圧で配電される。これを需要家の設備である変圧器で下げて利用しているわけだ。さらに複数の「大口需要家」へ、「ループ受電方式」によって供給している場合もある(停電を避けるため数珠つなぎする方法。参考)。何が言いたいかというと、「大口需要家」への電気と一般家庭や信号機などへの電気は系統が違うってこと。別々に停電できるってことだ。それにでかいビル・大きな施設なら、防災設備用の非常用発電機など停電に対する備えも出来ているはずだし、エレベータなども事前に手を回せるだろう。
だから、まずはこうした「大口需要家」への給電を、順番に2時間でも3時間でもストップし、それでも足らなければインフラへの影響も覚悟の上で・・・という手順を踏むべきだと思うんだけどさ。
■ それはともかく夕方から第5グループで計画停電が行われたわけだが、このグループの中には茨城や千葉の被災地も含まれていた。
千葉県旭市でも大きな被害が発生したが、避難所となっている小学校でも午後5時から1時間半に渡って停電した。避難していた女性は、「何で(千葉県で)一番の被災地の旭が停電なの」と、うつむいた。
茨城県鹿嶋市の小中学校など17ヶ所の避難所は、前日の午後にやっと電気が復旧したばかりだったが、再び停電が襲った。「ひどいですよ。起き上がった子を倒すようなものだ」(鹿嶋市職員)
同市内の病床数約220の病院も「いきなり電気が消えた。一切連絡はなかった」。この病院は自家発電装置で対処できたというが、別の病院(産院)にはそのような設備は無かった。看護師らは憤りを隠せない。
「ここは震災で水も出ない。お産をする場なのに突然、電気を切られパニックになっている。なぜ被災地を停電にするのか」
「東電の停電対応は東京の生活を守り、隣県に負担を押しつけているように見える。産科に電気は絶対に必要。すぐなんとかしてほしい」
以上、3月15日東京新聞より。この看護師が喝破するように計画停電とは、都心の大企業と日本政府の組織を守るため、たとえ被災地だろうとお構いなく地方に負担を強いるものだ。考えてみりゃ原発だって地方に建設されてるよな。
原発を造るのは地方、放射能漏れ事故の被害を受けるのも地方、停電に耐えなきゃならんのも地方。この国の権力と資本は、地方の犠牲・弱者の犠牲の上に、成り立っているわけだ。
またこの日は福島第一原発の、(12日の1号機に続いて)3号機が爆発。2号機も冷却水が無くなったんで海水注入が始まったが全然追っつかず燃料棒がむき出し。ちなみに被災地の救援に向かう途中だった米海軍の原子力空母「ロナルド・レーガン」は、福島第一原発から約160km離れた洋上で放射能を検知したため回避(参考)。恐ろしい事態が始まっている。
(つづく)
2011年03月24日
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