捕鯨委の開催国に日本が6億円 「票買い行為」と批判も
2006年06月26日10時58分
国際捕鯨委員会(IWC)が開かれた中米カリブ海の島国セントクリストファー・ネビスに対して、日本政府が昨年、漁業振興を目的に6億1700万円の無償資金供与をしていたことがわかった。20日に閉会した今年の年次総会で、商業捕鯨再開を支持する宣言が採択されたことから、環境保護団体などが「宣言を金で買った」と非難。国側は「うがった見方だ」と反論している。
資金供与は、喜納昌吉参院議員(民主)が今月9日に参議院を通して出した質問に対する回答で明らかになった。
国側の答弁書によると、日本政府は昨年度、協力関係の発展と提供先の水産振興などを目的として6カ国に無償資金協力した。捕鯨支持国であるニカラグアに11億9600万円、パラオに5億8100万円など。反捕鯨国のペルーにも2億9800万円が供与された。
グリーンピース・ジャパン(東京)は「商業捕鯨の再開を求めない国民が多いなかで、多額の税金が人知れずに投入されているのは問題だ」と政府の対応を非難する。
これに対し、水産庁は「資金協力は先方の要請に基づいており、反捕鯨国にも供与している」と反論。セントクリストファー・ネビスには00年と01年にも無償資金協力しているとして、開催国になるために供与したとの見方を否定した。
関連:
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▼IWC閉幕:買われた「セントキッツ・ネービス宣言」
昨年のIWC終了直後に、日本政府がセントキッツに6億円
反捕鯨国へのODA供給が実弾だとすると
もう日本はODAなんざするなってことですかね?
ちなみに日本は無記名投票をしようと何回も持ちかけているのですが、その度に反捕鯨国から蹴られています。
おかしい話ですよね。ODAを賄賂だと騒いでいるなら無記名投票に賛同するはずなのに。
捕鯨問題なんかどうでもよいというのが本音だと
いう事。捕鯨国の民族主義的な主張と、反捕鯨国
・自然保護団体の反権力的な美辞麗句とを比べて
条件反射で後者の味方についているだけでしょ?
政治家の靖国参拝はアジアの平和の妨げだと言うと、
単純に「内政干渉だ」という右翼と同じになってるよ。
捕鯨国は科学的な検証によって、利用と保護のバランス
を取るための客観的な国際ルールを制定し、その規制内で
捕鯨を続けたいと言っている。捕鯨を止めたいなら科学的な
反証で第三者の客観を味方につけなきゃならない。
でも反捕鯨派の主張の大半は野生動物を資源と見なすことへ
の主観的な反対で、理性ではなく感情に訴えて味方を増やそう
としている。資源と見なして命を奪う事は同じなのに牛・豚・鶏
・羊などは『食用動物』だからいくら殺されても何も感じないが
、クジラは野生動物だから殺してはいけないと言ってのける。
右翼の天皇家擁護とそっくりなんだよ。宗教上の理由で牛・豚を
食用としない人達も多数いるが、彼らが「おまえらも食べるな」と
言ってきたら『食用動物』を殺す事をやめるのかと問いたいね。
これ、日本人が勘違いした、海外からの褒め言葉です。