これは本当にひどい判決だ。
検察が有罪の根拠とする「3本の柱」は、目撃証言、防犯カメラの画像、「犯人しか知り得ない秘密の暴露」だというが、目撃証言は「変遷がある」そうだし、画像はテレビで出てたが極めて不鮮明で誰だかわかりゃしない。あれが被告本人に見える奴は目の検査より脳の検査を受けたほうがいい。
「秘密の暴露」なんてのは検察の誘導だろう。だいたい、被告が「男がベージュのポーチを捨てるのを見た」と述べたそうだが、実際に被害者の女性が持っていたのは「ピンク色の化粧ポーチ」だという。星野文昭さん冤罪事件を連想させるようなひどい冤罪だ。
だいたい「状況証拠」だけで有罪にするとは裁判もクソッタレもあったもんじゃない。人に刑を下すのは、確固たる証拠の元に行われるものではないのか?「疑わしきは罰せず」が原則ではないのか?こんな不当判決がまかり通れば、誰でも真犯人に仕立て上げられるだろう。
それにしても日本の裁判所は検察の付属機関に過ぎないという感がますます強くなるが、控訴審でこの不当判決が覆ることを切に願う。
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2011年05月23日
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被告の過去の素行のあまり良くなかったことを
根拠に警察、検察が無理やり犯人に仕立てている
と思う。
他人事ではなく自分に置き換えて考えれば、その恐ろしさが分かります
例えば「満員電車で痴漢に間違われて前科者になってしまったとしましょう。そして、今回のような事件が起こって犯人にされたら・・・」
こんな判決は決して許されてはいけないと思います