2011年05月30日

備忘録:深谷市冤罪事件

 これは「志布志事件に匹敵する」大冤罪事件に発展する可能性のあった、国家権力による犯罪だよ。

 2011年4月24日、埼玉県深谷市市議選で現職の永田勝彦さんが当選。しかし5月8日、永田さんと妻は「公職選挙法違反(供応買収)容疑」で逮捕されてしまった。公示前の2月13日に、支持者らをレストランに招きメシを奢った、という容疑であるが、実際はこの会食は割り勘だった。毎日新聞が取調べを受けた28人の支持者にコンタクトを取り、20人から話が聞けたところ、全員が会費を支払ったと回答したという。

 しかし埼玉県警の取調べは、最初から永田さん側が飲食代を負担したと決め付ける態度だった。しかも、
 「払ったと言っているのはあなただけ」
 「真実を言わないと帰れない」
 「認めないと何カ月もかかる」

 「明日の新聞にあなたの名前がでかでか出ますよ」

 (子供を)「呼んで事情を聴きましょうか」
 などと脅されつつ連日の取調べを受け、結局取材に応じた20人のうち19人は、「会費を払っていない」とする調書に「署名・押印」してしまったのだ。

 これは捜査などというものではない。警察が作り上げたストーリーに当てはめていくための“ゆすり”に過ぎない。ヤクザ・チンピラが口裏を合わせようとするのと同じだ。捜査に都合のいい証言・物証が存在しなければ、捏造すればいいだけなんだ。都合の悪いのは黙殺・隠蔽するんだ。
 奴らにとって、真犯人の追及とか真相の解明なんて興味ないんだ。成果を得たいため、組織の維持のため、誰でもいいから犯人に仕立て上げればいいだけだし、始めちまった捜査は体裁があるから止められないんだ。

 27日に永田さん夫妻は釈放されたが、現段階では「処分保留」であり、捜査は継続だという。今更何を捜査するというのか。体裁があるからほとぼりが消えたころ不起訴決定にするんだろうか。
 しかし不起訴で終わったにしても、それで済む問題だろうか。永田さん夫妻や取調べを受けた支持者らの精神的肉体的苦痛にどう補償するのか。こんな犯罪を行った埼玉県警の担当者と責任者は処罰されるべきでないだろうか。
 それにしても警察も検察も、市民を陥れ拉致・監禁するための犯罪組織だったんだね。再々々々々確認しちゃったよ。しかも裁判所だって検察の言いなりだもんな。

◇ 埼玉県警:虚偽証言強要の疑い…供応買収事件で19人に (魚拓)
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posted by 鷹嘴 at 12:36| Comment(0) | TrackBack(1) | 冤罪事件 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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