2006年07月27日

【進駐軍に細菌攻撃検討か 731部隊長メモ】

もしもこの重大なスクープがTBSのヘマでかすんじまうようなら、やっぱ大和民族は本土決戦で最後の一人まで討ち死した方が良かったと思う(なんちゃって♪)

つーか本土決戦じゃなくて、終戦後に進駐軍相手に使うことを想定してたとはすごいね。やっぱ石井は自分は絶対吊るされると脅えてたのかな。結局アメリカに協力して生きのびたわけだが。
ま、旧日本軍っつーのは無差別に日本国民を殺すことが目的だったことがよく分かりましたね。クソウヨ連中もいい加減おかしな幻想を捨てるべし。


進駐軍に細菌攻撃検討か
731部隊長メモ

 【ワシントン=共同】太平洋戦争中に中国旧満州で細菌兵器開発を進めた旧関東軍防疫給水部(七三一部隊)の石井四郎部隊長(陸軍軍医中将)が1945年8月の終戦直後、日本に進駐する米軍など連合国軍を標的に細菌攻撃を検討していたことが、同部隊長直筆のメモに記載されていることが21日分かった。七三一部隊が終戦直前に特攻隊による細菌攻撃を準備したことは分かっているが、終戦後も部隊長が攻撃の可能性に言及していたことが判明したのは初めて。

 メモの表記は断片的で攻撃計画がどこまで具体化していたかは不明。しかし、メモは軍幹部が「犬死(に)をやめよ」と部隊長に伝えたことを記すなど、当時のやりとりを生々しく伝えている。
 メモは、部隊長が終戦翌日の8月16日から同26日までの動きを大学ノートにまとめた「1945−8−16 終戦当時メモ」。米在住のジャーナリスト、青木冨貴子さんが、部隊長に仕えた旧軍属から入手、同部隊の研究を長年続ける常石敬一神奈川大教授(生物・化学兵器)が解読作業を進めた。
 メモは部隊の終戦処理の方針や経緯を記載。「内地へ出来る限り多く輸送する方針 丸太−PXを先にす(する)」とあり、人体実験用の捕虜「マルタ」に加えて「PX」の暗号が意味するペスト菌に感染した「ペストノミ」を、日本に早期輸送する方針を決めていたことが分かる。
 また「(相模湾に)25日米兵上陸 全国にばらまく」「帰帆船ならば人員器材が輸送出来る見込(見込み)」と指摘し、細菌兵器攻撃の可能性に言及。米軍の進駐を前に、兵器関連の要員や器材の搬送を検討していた経緯を記している。
 しかし、米軍先遣隊の日本到着2日前の同26日には梅津美治郎陸軍参謀総長や河辺虎四郎参謀次長が「犬死(に)をやめよ」「静かに時を待て」と部隊長に指示。陸軍上層部からいさめられたことを示唆している。
 <七三一部隊> 旧日本軍が1936年に正式発足させた、ペストやコレラなどの細菌兵器を開発するための部隊。中国東北部ハルビン郊外に本部を置き、正式名は関東軍防疫給水部。通称「マルタ」と呼ばれた中国人やロシア人の捕虜ら約3000人に人体実験をしたとされ、中国湖南省などでペストに感染させたノミを空中散布するなど細菌戦を実行した。終戦時に大半の施設を爆破して証拠隠滅を図り、戦後、石井四郎部隊長らの免責と引き換えに、米軍に研究データが提供された。(共同)

詳報 : 731部隊長メモの要旨

 【ワシントン21日共同】旧関東軍防疫給水部(731部隊)の石井四郎部隊長が終戦直後に残した「1945−8−16 終戦当時メモ」の要旨は次の通り。(原文の片仮名はひらがなに、漢字の旧字体は新字体に置き換え。×は判読不能)

 ▽(731部隊支部のあった)大連の処置

 1、満鉄(南満州鉄道)に全部移管

 2、機秘密書類の徹底焼却

 3、全然無関係に決す

 4、人員は満鉄に移管

 ▽連(連絡の意)

 1、安東、平壌、京城、大丘、釜山に連絡所を設く

 2、最も釜山に近く全員集結す 或は遂次集結す

 3、内地ヘ出来る限り多く輸送する方針 丸太−PXを先にす

 ▽方針

 婦女子、病者、及高度機密作業者及順次全員は万難を排して内地に能う限り速に内地へ帰還せしむ

 ▽輸送連絡所の設置

 1、之がため将校の×ゆる連絡員を(部隊幹部の)大田大佐か柴野梯段(梯団(ていだん)=部隊の意)より取る。

 2、部隊全員を一先つ平壌に集結す

 3、安東、平壌、京城、大丘、釜山に連絡所を出し輸送に任せしむ

 4、輸送機関は主力は船舶 一部は飛行機とす

 5、船舶は(関東軍の)山形参謀に交渉して優先的に確保す

 ▽8/25「原子爆弾」

 中国軍医電316号

広島市空襲時発生したる負傷者にして最初微傷程度のものが逐次活気を失ひ頭髪脱落し口内炎出血性傾向貧血白血球減少(特に顆粒(かりゅう)白血球減少)等の症状の下に死亡者相当数あり之が原因並に治療方法研究の為血液病学、病理学者等を主とする研究班を派遣せられ度

 ▽8月22日

 徳寿丸22夕着 8/23発予定

 相見(相模)湾に25日米兵上陸 全国にばらまく

 帰帆船ならば人員器材が輸送出来る見込

 ▽8/26

 1、医務局 予備、復員 資材は付近の陸病(陸軍病院)へ

 2、高山、中山復員案 一部は東一院附(陸軍第一病院) ××× 研究機密

 3、河辺(陸軍参謀次長)、民族防御賛成、科学進攻賛成、科学の負け、犬死をやめよ、予備帰農賛成

 4、梅津(陸軍参謀総長) 民族防御賛成、科学進攻賛成 静かに時を待て 多年御苦労を謝す

 5、荒尾(陸軍省軍事課長)、予備賛成 説明はだれでも出来る 他の人の方が可 民族防御賛成 基礎科学をしっかりやる× 誠心誠意最後迄後始末を堂々 豚箱に入る約1年の期間あらん


(共同通信社)('06/07/21 無断転載禁止)


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posted by 鷹嘴 at 19:16 | TrackBack(1) | 歴史認識 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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Tracked: 2006-08-01 17:03