2006年08月01日

【排水口さく、針金で補強 過去にボルト緩み プール事故】

最初はろ過循環装置に吸い込まれたのかと思ったんだが、流れを作るためのポンプに吸い込まれたのか。大人でも抜け出せないってね。怖いねえ・・・
つーか柵を針金で留めてあったとは・・・恐らくボルト(ビス?)が、何度も締め直したりしているうちに折れたか、穴がバカになって留まらなくなったんだろうね。情けないけど、こういうこと何気なくやっちゃうよなあ。俺なんかIVで縛って誤魔化しそうな希ガス・・・
排水口さく、針金で補強 過去にボルト緩み プール事故
2006年08月01日15時17分
 埼玉県ふじみ野市の市営「ふじみ野市大井プール」で排水口のふたが外れ、同県所沢市の市立小手指小2年戸丸瑛梨香(えりか)さん(7)が排水口に吸い込まれて死亡した事故で、以前にもさくを留めていたボルトがゆるむことがあったことが関係者の話でわかった。さらに事故当時はさくに針金がまかれていたといい、県警は1日午前、プールを管理運営していた「太陽管財」(さいたま市)の社員らの立ち会いで、実況見分を始め、針金の状況や、プールの安全管理態勢について調べている。

 事故を受け、文部科学省は1日午後にも学校プールなどの排水口のふたの固定を徹底するよう求める緊急の通知を都道府県教委などに出す。
 県警の調べなどによると、瑛梨香さんが吸い込まれた流水プールの側面にある排水口は、格子状のステンレス製のさく(縦横60センチ)2枚で覆われていた。うち1枚が事故の約10分前に外れているのを遊泳中の子どもが見つけ、監視員が外れたさくを受け取っていた。監視員が代わりの用具を取りに行き、別の監視員が口頭で注意を呼びかけている間に事故が起きたという。
 さくは本来、四隅をボルトで締めて固定していたが、県警によると、外れて見つかったさくには針金がまかれていた。プールの管理は同社に委託していたが、同社は市に対し「針金はボルトで固定した上での補強だった」などと説明しているという。
 昨年まで監視員を4年間務めていた同社の元社員によると、仕事を始めた当初からボルトがゆるむことがあり、点検の際にゆるんでいたらドライバーで締めたり、針金で留めたりするよう指示されたという。
 7月29日にプールに行った同県三芳町の小学5年の男児(11)も、「さくを手でつかんで遊んでいる人を見た。ガタガタしていたみたいだった」と話している。
 ボルトでしっかり固定されていれば針金を使う必要はないことから、県警はボルトがきちんと締められていたか、さくの構造に問題がなかったかを詳しく調べる。
 また、事故が起きた約40分前の同社の点検では異常が報告されていなかったことがふじみ野市の調査で判明。県警はさくがいつはずれたかなどについて関係者を事情聴取している。
 同市は昨年10月、旧上福岡市と旧大井町が合併してできた。プールは合併前、旧大井町の町民プールで、当時職員がほぼ毎日点検していたが、合併後は2日に1回になっていた。

市民プール排水口に女児吸い込まれ死亡 埼玉
2006年08月01日00時47分
 31日午後1時50分ごろ、埼玉県ふじみ野市大井武蔵野の市民プールで「女の子が排水口に挟まれている」と119番通報があった。東入間署によると、同県所沢市山口の会社員戸丸勝博さん(45)の長女、市立小手指小2年、瑛梨香(えりか)さん(7)が流水プールの側面にある排水口に吸い込まれ、排水管の中に閉じこめられた。消防などが約6時間、重機でプールサイドを掘るなどして救出作業にあたり、病院に運んだが同日午後8時過ぎ、死亡が確認された。

 県警は、排水口のさくが外れていたことから、さくが外れた原因や、施設の管理に問題がなかったかどうか業務上過失致死の疑いで調べる方針。
 調べでは、瑛梨香さんは、母親(38)と2人の兄、同級生(7)とプールに遊びに来ていたという。潜水中に排水口から吸い込まれるのを、監視員ら複数の人が目撃していた。
 瑛梨香さんは吸い込み口から約10メートル、中に入った管の結合部分付近に頭を奥に向けた状態で閉じこめられていた。
 事故が起きた10分ほど前、プールで泳いでいた子どもが、さくが外れているのを見つけ、監視員に届けた。監視員は外れたさくを受け取っていたという。
 ふじみ野市によると、監視員は控室にいた管理責任者に報告に行き、責任者は人が近づかないようにするよう指示。緊急補修用の道具を取りに行ったが、戻った時には、瑛梨香さんが吸い込まれていたという。この際、ポンプを止めるなどの措置は取らなかったという。
 排水口は3カ所あり、入り口が直径約60センチで、50センチほど管の中に入ると直径約30センチに狭まる。排水口に取り付けられている2枚の格子状のさく(縦横約60センチ)は四つの角をボルトで止めていた。市によると、同日朝確認した際は異常がなかったという。
 市民プールは1986年7月に開業。流水プールのほか、幼児プール、競泳プールなどがある。流水プールは1周約120メートル、深さ1メートル。事故があった排水口は、流水プールの流れを作るためにプールの側面に複数設置されている。流水プールの水の速さは秒速1メートルで、排水管の中の速さは秒速2.4メートルだった。
 市の説明では、監視を含むプールの運営管理は、さいたま市北区のビルメンテナンス会社に委託されているという。4年前から同じ業者が運営しており、今年の委託期間は6月19日〜8月31日だった。
 この日は、梅雨明け直後の夏休み中ということもあり、約230人が訪れており、8割が流水プールにいたという。
posted by 鷹嘴 at 16:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 事件、事故 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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