2011年09月10日

【備忘録・朝日新聞の本質?】原発に反対した電産が解体されてザマミロだとよ

 9月7日読売社説には驚いた。「原発新設という選択肢も残すべき」と主張するだけでなく、「日本はプルトニウム利用が認められている。これは潜在的な核抑止力となる」だとさ。読売は日本に核武装してほしいのだろうか。ここまで狂っているとは思わなかったなあ。
 ところで読売のライバル?である朝日なら、核武装が必要などとは書かないだろうが、頭の程度に大した違いは無い気がする。(今から書くことは30年前の新聞記事のことなので、昔話が嫌いな人はスルーしてねw)

※ 諸事情のため9月中旬まで、記事更新やコメント管理があまり出来ない状態が続きます。ご迷惑をおかけしますがご了承下さい。


 現地救援対策本部第71号ニュース(6月10日発行) で、1981年9月13日・朝日社説「二兆円の重荷」を紹介しているが、全く恐ろしい内容だ。ざっと言えばこんな内容。括弧「」『』内は原文のまま。
 国鉄は赤字が約二兆円、これは国民の負担だ。だけど国鉄は努力が足りない、貨物だって廃れる一方、オイルショックという大チャンスも利用できなかった。雪が降ればすぐ止まるし。職員はだらけてるし、自衛隊の高速道路除雪作業は惚れ惚れするぞ。
 しかも、せっかく成田が開港して航空燃料を輸送する仕事が来たのに、動労千葉がストやって妨害した。結局空港公団はパイプラインを作ることにした。「民間の労組なら『自分の仕事を守るため、パイプラインはおやめなさい。燃料はわれわれが責任を持って輸送する。過激派が妨害するなら、組合員が防衛してみせる』というかもしれない」
 動労千葉は時代遅れ。昔、毛沢東が成田闘争を褒め称えたが、今じゃ中国人が大勢成田空港から降りてくる。「情勢は大きく変わっているのだ」
 もちろん国鉄職員の大部分は良識がある。「はね上がりは少数」。やはり国鉄は経営側が弱くて労組側が弱すぎるから『荒療治』(分割民営化)するしかない。
 かつての日本発送電会社も赤字がひどいのに「電産」がストを繰り返して度々停電したが、昭和26年5月に分割民営化されてからは黒字になり、「電産に代ってストをしない電力総連が生まれた。この魔法のような変わりぶりをみる時、国鉄再建のチャンスとして、やはり『分割民営』を検討せざるを得ないだろう」

・・・改めて読み返してみて、読売の社説以上に怒りがこみ上げてきた。そりゃ当時の国鉄職員の仕事ぶりにも批判されるべき点はあるだろうが、赤字が拡大し貨物が衰退したのは経営側の無能さのせいではないか?そもそもストライキは労働者の権利である。これを否定する限り朝日は労働者人民の敵だ。
 つーか三里塚闘争の評価についてはさておき(俺は今でも成田は廃港にするべきだと思っているが)、かつて電産中国が原発建設反対闘争に決起した歴史を知らないのか?1977年に山口県豊北町にて原発建設が計画されたが、電産中国は地域住民とともに反対闘争を展開し、建設を阻止したのである。
◇ 伝説の労働組合 電産中国 - このろくでもない、すばらしき世界 ■続原発関連緊急総力特集
◇ 反原発労働運動の成果に学ぶ ANDANTE
◇ 原発労働者の命を脅かす、政府・東電の「情報戒厳令」を打ち破ろう Gさんの政経問答ブログ

 その電産中国も既に解散、言うまでもなく現在の電力会社正社員らの労組である「電力総連」は原発を推進し労働者の被曝を見捨てる許しがたい御用組合である。
 国鉄分割民営化の強行によって多くの国鉄職員が自ら職場を去り、解雇され、あるいは自殺した。国労は弱体化し、カクマルは御用組合「JR総連」を組織し労働者を支配した。そしてJRの労働者は多くは非正規雇用と化し、数々の業務は外注化され安全性低下が懸念されている。
 そして日本発送電会社の分割民営化・電産の解体によって、電力会社の労組が原発に反対することは無くなった。日本政府と資本はこの狭い列島に次々と原発を建設し、定期検査周期を延長し、古い原発を稼動し続け、挙句の果てにチェルノブイリ事故を凌駕する史上最悪の原発事故を起したのだ。朝日の社説は労働者の権利を認めないだけでなく、原発反対運動すらも認めないものだったと言える。
 この社説が書かれたのは1981年、スリーマイル島事故は1979年。しかしこの社説を書いた者は原発事故の恐ろしさを理解していなかったようだ。もちろん朝日の記者が全てこんなレベルだとは思わないが、この「ブル新」の本質が現れているように感じる。
 所詮朝日新聞など、福島事故の前は原発を容認する見解が掲載されていたし、国家権力と闘うことも無いし、読者より広告主様が大事だからな。こんな御用新聞を10年以上も購読していたことを恥じたい。そりゃ現在購読している東京新聞だって首を傾げたくなるような記事もあるが、朝日や読売よりはよっぽどマシだな。



 蛇足だが上掲の「Gさんの政経問答ブログ」によると、日本共産党が福島事故の後に機関紙「前衛」でなんか言い訳していてるが、それは「安全な原発を要求し続けてきた」というものなんだってさ。
◇ 「安全な原発」(共産党『前衛』5月号)の幻想と、きっぱり手を切ろう Gさんの政経問答ブログ

 安全な原発なんかありえねーよ。つーか日共に期待するものは何も無いけどね。ヤジ飛ばす気力も起きねえし。それにしても日共は三里塚闘争をグチャグチャにかき回した挙句離脱しただけでなく、最近じゃ関西生コン支部の闘いも侮辱してたよな。とにかく日共の歴史は市民運動や労働運動への妨害の歴史だし、つーか原発労働者の被曝の問題を例示すれば世間も労働者の権利というものを真剣に考えてくれると思うし、そろそろ日共も潮時かなw
posted by 鷹嘴 at 00:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 原発 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/225230336
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。

この記事へのトラックバック