2006年08月19日

小泉が8月15日に靖国参拝しやがった!

今更だけど、やっぱコピペしとくか。

8月15日、内閣総理大臣小泉純一郎は、日本の侵略戦争を自衛だったと主張している靖国神社を参拝した。この行為はアジア・太平洋戦争に於ける全ての犠牲者に対する激しい冒涜であり、日本国民とアジア諸国に対する挑戦状だと言える。2001年の自民党総裁選での公約を5年を経て履行したことになるが、要するに日本国民はこのような公約を掲げていた男を、5年間の間、首相の座にいることを許していたのである。恥を知るべきであろう。

ところで小泉はこの日、戦没者追悼式にも参列している。
戦没者追悼式、遺族ら6000人が参列
2006年08月15日12時38分
 61回目の終戦記念日を迎えた15日、政府主催の全国戦没者追悼式が東京都千代田区の日本武道館で開かれた。全国各地の遺族や各界の代表ら約6000人が参列し、小泉首相は式辞で、アジア諸国に対する加害責任に触れた上で「深い反省」と犠牲者への哀悼の意を表明し、「世界の恒久平和の確立に積極的に貢献していく」と述べた。

 追悼式は午前11時51分から始まり、天皇、皇后両陛下をはじめ、遺族約5000人、衆参両院議長や最高裁長官ら各界の代表が参列した。
 「君が代」斉唱に続く式辞で、小泉首相は「多くの国々、とりわけアジア諸国の人々に対して多大の損害と苦痛を与えた。深い反省とともに、犠牲となった方々に謹んで哀悼の意を表する」と述べ、93年の細川護熙元首相以来続いている加害責任への言及をした。
 正午に参列者全員が起立して1分間の黙祷(もくとう)をし、続いて天皇陛下が「おことば」を述べた。
 夫が中国・湖南省の野戦病院で戦病死した富山市の永森トモヱさん(87)が遺族を代表して追悼の辞を述べ、「悲惨な戦争の苦悩を身をもって体験した遺族は、悲しい歴史を絶対繰り返さないことを固くお誓いいたします」と語った。
 参列者は、高齢化と世代交代が進んでいる。戦没者の妻は95年に1711人(全体の26.5%)いたのが、今年は過去最少の141人(2.8%)に。一方、戦没者の子どもは同1983人(30.7%)から3233人(63.8%)に増えた。85歳以上の高齢の遺族は昨年より1人多い143人。息子が出征先の樺太(現サハリン)で行方不明になり、戦時死亡宣告を受けた101歳の田端よしゑさん(北海道日高町)は、これまでの参列者で最高齢となる。
 戦後生まれの参列者は昨年より25人多い187人で過去最多。今回の参列者の最年少は広島県福山市の中学2年生、高田康平君(14)で曽祖父が沖縄戦で戦死した。
靖国神社に参拝しつつも、「アジア諸国の人々に対して多大の損害と苦痛を与えた」と述べる矛盾に気付かないのだろうか?やはりこの男は、自分の靖国神社にはどのような問題があるのが理解出来ない恐るべき天然ボケ、つーか単なる愚か者だったようである。

小沢も同じ指摘をしている。
小沢氏、首相の靖国参拝「筋通らぬ」
2006年08月18日20時23分
 民主党の小沢代表は18日、岩手県花巻市で記者会見し、小泉首相の靖国神社参拝について「彼は先の戦争は間違った戦争だと言っている。その戦争を指導した、(当時の)政府の責任を持っていた人たちは、日本国民に対する責任が問われる」としたうえで、A級戦犯をまつった靖国神社に参拝したのは「言行に筋道が通っていない」と批判した。


・・・ところで、靖国神社の話題に関してだけではないが、以下のような妄言を吐く連中は珍しくない。
拍手と批判の声が交じるなか、元会社役員大田康一郎さん(79)は「(靖国参拝は)よくやってくれた」。旧海軍の親友は「南方戦線で行方不明」のままだ。「戦争は賛美しないが、友たちの犠牲の上に、今の平和がある。それを忘れてはいけない」(8/16朝日朝刊30面)
戦後の日本が直接軍隊を送り込んで戦闘するようなことはせず、兵隊にとられることもなく、国民が飢えることもなく暮すことができたのは、当たり前のことだが戦死した者たちのお陰ではない。戦後の日本で身を粉にして働いてきた者たちのお陰である。戦時中は子供だった俺の親父とか、この爺さんとかね。戦死者に気兼ねすることなどない。
いつ戦死者が平和をもたらしたのか?いつ戦死者が戦後日本の復興に役立ったのか?こういう発想は全く理解できん。
「どうして首相が靖国神社に参拝してはいけないんですか」。27歳の会社員は、逆に問い返してきた。「国のために命を捨てた人を、国の指導者が追悼するのは当然じゃないですか」(同上31面)
戦死者は「国のために死んだ」というよりも「国に殺された」わけだが、それはともかく、いつ「国のため」になっただろうか?むしろこの国を破壊した側ではないか?もちろんその当時は「国のため」に戦っていたつもりだったのかもしれないが、それは侵略戦争を継続させるだけのことだった。
本気で「国のため」を考えるのなら、潔くアメリカ軍なり八路軍なりに投降して戦争終結に協力するべきではなかったか?(脱走して八路軍に参加して日本軍と戦った者も多かったらしい)
・・・つーことで、こいつらのセリフからも、靖国神社とは決して戦死者を追悼したり慰霊する場ではなく、日本帝国主義の命ずるままに侵略戦争に参加した者を賞賛する政治結社であり、靖国が「戦没者」を祀るということは日本の侵略戦争を正当化することに他ならないことがよく分かる。「戦没者を追悼するために参拝する」なんて言い訳は通じないよ。つーか当の小泉はアホだから本気でそう思ってるのかもしれねえけど。
ところでさっきテレ朝でカズコの番組やってたけど(見たかねえけどチャンネル権がないw)、あのババアとか武田鉄矢が、「国のトップが戦没者を追悼しない国はおかしい」「中国や韓国は日本人の死生観が分かってない」とか言ってたぜ。こいつらも靖国の本質が分かっていないヴァカなんだな。こういう番組を垂れ流すテレ朝も最悪だな。ところで武田鉄矢が「私の母は韓国への賠償の為にミシンを取り上げられた」とか言ってたような気がするけど、一体なんの話なのか?聞き間違いか?
それはともかく、カトちゃんが「武部先生、なんで中国や韓国は靖国参拝に文句をつけるんですか?」と質問していたが、俺があのスタジオにいたら横から割り込んで答えてやろう。
「たとえばオームが『麻原尊師記念館』とか作って、そこを首相が訪問したら、オーム事件の被害者は怒りますよね?それと同じことです」
ってね。

ついでにこっちもコピペ。
本社取材、靖国神社が拒否 地図掲載巡り
2006年08月15日15時18分
 12日付の朝日新聞朝刊で靖国神社の関連施設の所在地が地図に掲載されたことについて、同神社は14日、謝罪を求めるとともに、本社の取材申請を「当分の間」は許可しないとする抗議書を本社側に手渡した。この結果、小泉首相が参拝した15日、本紙記者の取材申請は拒否された。本紙は、小泉首相が参拝する様子を本殿近くで撮影できず、一部の写真は通信社のものを使った。

 靖国神社側が指摘しているのは、社会面の「靖国神社 懐寒し」の記事。地図に神社の関連施設が示されていることに対し、「身辺保護の立場から、極めてゆき過ぎた報道」としている。
 これに対し、本社広報部は14日、「靖国神社が発行している社報などでも、具体的な地番まで公表されている。紙面では地番を伏せるなど配慮をした上で掲載した」と回答。指摘の趣旨については真摯(しんし)に受け止め、今後とも慎重な報道をしていく旨を伝えた。
 〈朝日新聞広報部の話〉 地図への抗議と取材申請への対応は全く別問題である。報道の自由に抵触する遺憾な行為と言わざるを得ない。取材規制の速やかな解除を求める。
苦しい台所事情をスッパ抜かれて頭来たんだろうねえ。度量の狭い神社だなw

*上で紹介したニュース、アサヒ・コムにもあったんで貼っとくね。
「なぜ首相参拝がいけない?」 靖国に若者たち
2006年08月16日01時52分
 終戦記念日。小泉首相の参拝で揺れた靖国神社は15日、若い世代の姿が目立った。戦争、戦死、天皇、国家、追悼、戦犯……。重い言葉を連想させる場所はこの日、いつもとは違う表情を見せた。

 午前7時45分。小泉首相が本殿で参拝をしていた時、拝殿前の参道に集まった参拝客の多くは、片手を高く上げた若者たちだった。手にしているのはカメラ付き携帯電話かデジタルカメラだ。
 「こっちにはこないの」「えー」。首相の参拝が終わると、そのまま参拝せずにきびすを返す若者も少なくなかった。
 Tシャツ、ジーンズ、キャップ、茶髪。見た目は、渋谷や新宿などにいる若者たちの姿と何も変わらない。誰とも口をきかず、1人で足早に参拝する姿も目立つ。
 「どうして首相が靖国神社に参拝してはいけないんですか」。27歳の会社員は、逆に問い返してきた。「国のために命を捨てた人を、国の指導者が追悼するのは当然じゃないですか」
 ダークスーツ、羽織袴(はおりはかま)、ジーンズ……。午前11時過ぎ、大村益次郎の銅像がある一角に、様々な服装をした若者たちが集まった。初対面らしく、自己紹介をして頭を下げている。
 「国を思い、先祖を思う。正しい方法で粛々と靖国参拝する」「参加者の史観、思想信条は問いません」。掲示板サイト「2ちゃんねる」で、前日の未明に集合場所や時間が書き込まれていた。ネット上ではなく、現実社会で集まる「オフ会」。30人を超した。
 初めて顔を合わせた若者たちが、一つの固まりになって移動する。呼びかけ人は「本日は取材はお断りしています」。
 靖国問題を巡る度重なる報道が、若者と神社を結びつけた面もある。
 仙台市の女子高生(16)は連日のニュースが気になり、夏休みの家族旅行の途中に「一度行ってみたい」と母親に頼んで靖国神社に連れてきてもらった。初の参拝は「予想以上に多くの人が来ていてなんか感激したし、戦争で死んだ人に私も追悼の声をかけてあげたいと思った」。
 靖国神社には、国のために戦って命を落とした人たちを顕彰する「遊就館」がある。先の戦争を「自存自衛のための戦い」と位置づける戦争博物館だ。東京都町田市の私立高校に通う3年男子(18)は後輩たち4人と訪れた。仲間内で憲法9条が話題になったことをきっかけに、携帯電話でメールを回してこの日の訪問を決めたという。
 初めての遊就館は、過去に訪ねた広島市の平和記念資料館とは雰囲気が違った。「ここに来て、『戦争って格好いい』って思う人がいたら怖い」
 この朝、東京都府中市の女子大生(22)は友人と午前5時に家を出て、到着殿前で小泉首相を待った。「連日、これだけマスコミで騒ぎになっているので、歴史的な瞬間に立ち会いたいと思って来ました」。参拝について言った。「終戦記念日に公式に参拝するのは、どうかと思う」
    ◇
 靖国神社からほど近い千鳥ケ淵戦没者墓苑(東京都千代田区)には、約35万人の無名戦没者の遺骨が眠る。献花が続く午前11時25分、小泉首相が姿を見せた。
 拍手と批判の声が交じるなか、元会社役員太田康一郎さん(79)は「(靖国参拝は)よくやってくれた。戦争は賛美しないが、友たちの犠牲の上に、今の平和がある。それを忘れてはいけない」と話した。
 首相がかつて足を運び、涙した鹿児島県知覧町の知覧特攻平和会館。太平洋戦争末期に戦死した特攻隊員を慰霊し、遺書などを展示する。妻ら家族10人と訪れていた佐賀市の森永俊吾さん(86)は首相に苦言を呈した。「やめてほしい。日を変えるとかした方がよかったのではないか」
 広島県呉市の大和ミュージアム(市海事歴史科学館)の入館者は昨年4月のオープン後、すでに約217万人を記録。大和の乗組員の遺書の展示もあるが、人気の的は戦艦大和の10分の1の模型だ。
 家族で大阪から見物に来た稲田雅巳さん(19)は「最後の参拝を妥協してほしくなかった」と首相を支持。一方、広島市の大学生上田裕子さん(19)は「アジアの感情を考えれば、次の首相は参拝しないで」と訴えた。
 被爆で亡くなった姉2人の冥福を祈った広島市西区の主婦(62)は「A級戦犯は原爆が使われた戦争に責任がある人々。行ってほしくなかった」という。従軍中のけがで帰還中に被爆した広島市中区の三浦実さん(86)は「本当に複雑」と言った。「靖国で会おう」と言って亡くなった戦友を思えば、首相に参拝してほしい。でも、原爆でひどい目にあわされたのは誰のせいかと考えると思いは乱れる。だからこそ、「国民や周辺国に複雑な思いがあるのに、すべて自分の『心の問題』と片づけるのはあまりに乱暴」に思えた。
 24万人余の戦没者らの名が刻まれた沖縄県糸満市の「平和の礎(いしじ)」にいた奥間功さん(72)も複雑な気持ちだった。「外国を刺激してまで行く必要があるのか。でも、戦争で命を落とした多くの人がまつられている靖国に参るのも当然だ」
 礎に伯父の名がある沖縄市の男性(63)は首相支持派だ。それでも「犠牲者と戦犯を分離する方が、首相も他の人も行きやすい」と思っている。


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posted by 鷹嘴 at 21:54| Comment(2) | TrackBack(0) | 靖国問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
平成11年12月
担当:公安調査庁
平成12年版「内外情勢の回顧と展望」要旨

【日本共産党の動向】
   共産党は,ガイドライン関連法,国旗・国歌法,組織的犯罪対策法の成立阻止のための反対活動に活発に取り組む一方,連合政権参加という当面の目標実現に向け,「資本主義体制の枠内における民主的改革を目指す」との柔軟な姿勢をアピールしながら,国民各層への影響力拡大に努めた。
 統一地方選挙では,都道府県議会選挙・政令指定都市市議会選挙で過去最高の議席を獲得し,これに勢いを得た共産党は,他の野党との関係構築や商工会議所,医師会などの保守系団体との共同行動を追求するなど支持基盤への浸透に努めた。また,国際活動の分野では,不破委員長を団長とする代表団を9月16日から26日までの間,マレーシアやシンガポールなどに派遣し,初めて東南アジアの資本主義国との交流に乗り出した。
 党勢の拡大では,「総選挙をめざす党躍進の大運動」期間を6年半振りに設定し,大衆運動を通じて支持者を掘り起こしつつ,伸び悩む党員と「しんぶん赤旗」読者の拡大を目指したが,党勢拡大の取組は進展しなかった。
 共産党は,次期総選挙を連合政権参加の“跳躍台”として位置付け,「自自公」政権への批判を更に強める一方,支持者と党勢の拡大に力を注ぐものと予想される。

Posted by at 2006年08月19日 22:35
太平洋戦争の時に、日本の収容所で虐待された米英軍の捕虜の生き残り数百人引き連れて、遊就館ツアーをやってみたらどうだろうか?(w

(アメリカも中間選挙が近いしねぇ〜〜♪)
Posted by at 2006年08月20日 09:23
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