2011年09月16日

中華民國の旅(1)

 同居人のかねてからの希望があり、新宿デモ翌日の9月12日から16日まで中華民國(臺彎)の首都である臺北に安いツアーで行ってきた。平たく言えば台湾に行ったわけさ。
 彼女は5年ほど前に妹と二人で台湾に行ったことがあり、非常に楽しかったという。つーか一日だけガイド付市内観光だけどあとは終日フリー、俺たちゃ北京語どころか簡単な英会話さえ全然駄目なんすけど?

 12日の朝、羽田空港から「エバー航空」にて「臺北松山機場」へ、約3時間の空の旅。細かい話だが預ける荷物の中にライターを入れてはならず、機内持ち込みも一人一本まで。去年高知に行った際には、持ち込み可能本数を越えるライターは空港で預かってくれたが、今回は搭乗前に破棄処分を強いられた。国内線と国際線じゃ基準が違うようだな?百円ライターなんてガスがまだ残っているのに使えなくなることもあるのにね。仕方ないから俺が一本、同居人に一本持たせてゲートを通過した。座席は思ったよりは広かったが、機内食は期待通りの・・・

 空港で現地ガイドさんがお出迎え、マイクロバスでそれぞれが滞在するホテルへ。どうも俺たち以外は結構なホテルにお泊りのようですな。俺たちの泊まったホテルは、日本で言えば「東横イン」みたいなビジホのチェーン店だったが、そこそこキレイだった。
 つーか、バスやタクシーの間を原チャリの大群がすり抜けていくんでヒヤヒヤした。原チャリが車代わり、自転車代わりなんだろうな。交通マナー・公衆マナーについては日本程度に悪いと感じた。横断歩道を渡っている歩行者の目前を右左折の車がかすめていくし、地下鉄ではまだ降りていない人がいるのにどんどん乗ってくるし、喫煙場所の指定は日本並みに厳しいが路上には吸殻が散乱してるし、日本そっくりだろ?ってゆうかあの混雑ぶり、俺はとても台湾の繁華街じゃ運転出来ねえよ。右側通行だし。

 チェックインして荷物を置いて、すぐさまタクシーを拾い國立故宮博物院へ向かった(ちなみに台湾のタクシーのドアは客が開ける)。俺が資格試験(今年も完封負け!)の勉強に苦労しているあいだに、同居人が大体のプランを練っていたのである。
 ここはすっごく見ごたえがある博物館だったよ。特に、白菜にバッタみたいのがよじ登ってる「翠玉白菜」が気に入ったね。「ひすい」の彫刻だってさ。凄い物を作ったもんだねえ(もちろん館内は撮影禁止)。
 展示品・所蔵品の多くは元々は中華民国の首都南京に所蔵されていたが、日本の侵略が本格化してからは略奪を警戒して持ち出し、戦後は国共内戦で劣勢になったため台湾に持ってきたんだって。日本軍の手に渡ったらみんな売り飛ばされちまうからな、賢明な判断だったね。
 ちなみに、館内の展示で知ったが今年は中華民国建国100周年だって。随分国土が減ったもんだな?

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 この博物館の前のミステリアスな建物が気になる。マンション?ホテル?

 続いて士林夜市(Shilin Yeshi)に向かった(これも同居人のプラン)。バスの路線が分からなくて悩んでいたら、タクシーの運ちゃんがしつこく誘ってくる。そしたら日本語が多少出来るお兄さんが「300元ダッテ。タカイヨ〜」とアドバイスしてくれて、しかもここから最寄の捷運(MRT)士林站(駅)行きのバス乗り場まで教えてくれた。謝謝!バス代はたしか20元くらい。1台湾元=2.6円として計算すると52円、安い!
 士林站から一駅先の剣潭(jiantan)站で降り、士林夜市へ。屋台や飲食店がずらっと並んでいる繁華街で、観光客で芋洗い状態。

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 定食屋みたいなのに入って、料理も台湾ビールも旨かったぞ。
 俺たちが訪れた範囲じゃどこに行っても、こういう狭くて汚くて持ち帰りもOKの定食屋みたいな店が並んでいて、排骨飯とか牛肉麺とか注文すると肉がドカっと乗っかったのが出てきて旨かった。麺類は日本のラーメンみたいに脂っこくなくて、毎日でも食べられるぞ。注文は料理の名前が書いてある紙にチェックを入れて店員に渡す決まりだが、なにしろ初心者なんで活用できず。しかしこういう定食屋(?)は大抵ビールを置いていないようで「メイヨー(没有)」と断られたり、わざわざ店員さんが缶ビールを買ってきてくれたりした。しかも水も出してくれない。ミネラルウォーターはどこの店もあったが。つーか俺でも「謝謝」と「没有」は理解できたよ。

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 気がつくとテーブルの下に子犬が。どこに行っても野良犬だが飼い犬だか分からんが路上を犬がウロウロしていたが、お行儀は良かった。

 飯食ったあともう一回りしたが、路上に這いつくばってヘッドバンギングしながらカンパを求めている御仁がいた。
 帰りはまたMRTでホテルへ。地下鉄みたいなもんだと思うが地上を走っている区間も多い。20元とか30元くらい払えば台北市内だったらだいたい行ける。販売機に小銭を入れるとプラスチックの青いコインが出てきて、入口の改札で機械にタッチして、出口で投入する。

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 ホテルのテレビで福島原発事故の特集をやっていた。図のように日本の放射線基準値は非常に甘い。御用学者や官僚、政治家らが事実を隠蔽し原発を再稼動しようとしていることはもう世界中に知れ渡っている。

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 日本のテレビじゃ滅多に報じられないデモの光景も。(さすがに19日の6万人集会はどこの局も報道してたな)。

 同居人がマッサージに行ってる間にホテルのロビーのパソコンでツイッターにログインした。日本語も表示されるが漢字変換の方法が分からず、英語読みで検索→コピペして書き込み。
 ホテルは台北の中心街の近くで、表通りには三越などがあったが、一歩路地裏に入ると怪しげな雰囲気。ってゆうかホテルの前でもオバサンが「おにいさん、マッサージしない?可愛い子いるよ、写真だけでも見て」と誘ってくる。もし一人で出張で訪れていたとすれば、そういう誘惑に勝てないかも。そしてボったくられるだろうな。
なにしろ台湾は、背が高くて色白な美人が多いねえ。そういう子たちが短パン履いてて長く細い足を惜しげもなく晒しやがって。やっぱ肉食ってるからスタイル良くなるのかな?
 つーか俺が一番好きになったのは「台視」の主播(キャスター)の林家hちゃん!マジ萌えっす!


 翌13日、朝食はホテルのバイキング(4日分の食事券を貰った)。ロビーのパソコンでアングロサクソン系の人が真剣な顔してなんかやってた。さすがビジネスマンは違うな、と思ってチラッとみたらラグビーの結果を見てただけ。夜ホテルに戻ると「商務中心」という張り紙が。別に「商務専用」じゃねえから、遊びで使ってもいいっぺ?そんで昨日のガイドさんが迎えにきて、ワゴン車で市内観光。俺らを含めてたった二組。雙連(Shuanglian)朝市、行天宮、そして國立中正紀念堂へ。要するに中華民国初代総統・蒋介石の記念館。入場無料。

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 手塚治虫展をやっていたようだが団体行動なので断念

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 蒋介石が乗ってた車。ガイドさんによると当然防弾ガラスだって

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 4階に上がると巨大な蒋介石像が!まるで北朝鮮だな?

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 二人の衛兵さんが直立不動の姿勢で立っていて、ガイドさんによるとエリートで背が高くて引き締まった身体の兵士が選ばれるんだって。「タカハシさんみたいなメタボじゃだめね」だとさ。
 1時間ごとに衛兵交代の儀式があり、なんか10分くらい、像に向かって敬礼したり銃を抱えなおしたり二人向き合って投げ渡したりのパフォーマンスをやってた。ロボットのような正確な動きに脱帽。もし銃を落としたりしたら左遷?将軍様初代総統様の死後もこうして礼を尽くさねばならんとはキビシイね(もちろん観光客用の見世物だと思うけど)。

 総統府は前を通過するだけだったが、ちらっと見えた「白色恐怖政治受難者紀念碑」というモニュメントが気になった。それから免税店に連れていかれたんで、タバコを買い溜めしようと思ったが、パスポートの番号を記入して空港渡しなので、パスポートをホテルに置いたままでしかも番号を控えていなかったので何も買えなかった。


 免税店の前で法輪功の支援者がプラカードを持って立っていた。つーかあちこちにプラカードが立ててあった。よく見ると簡体字だな。台湾は繁体字だからなんとなく意味が分かるけど。

 ホテルで降ろされたあと、(温泉に入るための)水着とタオルを用意し、まず先ほどの総統府近辺に寄り道。MRT台大醫院站すぐそばの二二八和平公園内にある、「台北二二八和平紀念館」が目的だったが、残念ながら休日の翌日なので休館だった(台湾では12日が祝日だったとのこと)。つーか二二八事件って全然知らないんだけど。
 仕方ないから本来の目的である北投温泉に向かった。MRTの北投(Beitou)站で乗り換えて新北投(Beitou)站へ。北投站から新北投站まで一駅だけのせいかえらくノロノロ運転だった。台湾の公衆浴場では水着着用だってさ。かなり大きな温泉街で、「京都」ってゆう和風旅館もあって仲居さんたちが並んでたぞ。

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 95℃の源泉が湧いている「地熱谷」。ここから流れ出ている川も当然、そのまま風呂に使えるくらい温かかった。
 ちょっと高級そうなホテルの立ち寄り湯に入った。屋上露天風呂の白濁した湯はPH2.0、なめてみるとレモン汁のように酸っぱかった。夕飯は新北投站のそばの定食屋にて。ここは缶ビールしか無かった。

 ホテルに戻り、そばのコンビニでタバコと缶コーヒーを買ったが、どういうわけか一目でジャップだと分かるようで(デブだからか?)、茶髪のお兄さんが「タバコはハチジュウゲン」と日本語で対応してくれる。「フクロ?」と尋ねてくるので「袋はいりません」と日本語で答えた。
 もっともコンビニやお土産屋の店員さんでも日本語は全く理解しない人も多いから、トラベル英会話くらい勉強しとかないと俺たちみたく恥のかき通しになるよ。 (つづく)
posted by 鷹嘴 at 23:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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