2006年09月22日

【直前なので再度告知】9月22日、夏淑琴さん名誉毀損訴訟第2回口頭弁論!

「南京への道」・史実を守る会事務局よりお知らせです。転送歓迎。
9月22日(金曜日)午後1時10分より、東京地方裁判所709号法廷にて、夏淑琴さん名誉毀損訴訟第2回口頭弁論が行われます。

午後12時50分から傍聴券の抽選が行なわれます(傍聴券交付情報)。6月30日に行われた第1回口頭弁論は傍聴席が100席以上ある大法廷で行われました。今回の法廷は前回より傍聴席が少ないため厳しい抽選となりますが、前回は裁判中に右翼がヤジを飛ばすなど妨害行動に出たので、そういう輩の闖入を阻止するためにも、ご都合のよろしい方は是非抽選に並んでみて下さい。史実を守る会は開廷前にチラシ配布など情宣活動を予定しています。
終了後、すぐ近くの弁護士会館の507ABCにて、報告集会を行います。午後1時30分か2時ごろ開始予定で、もちろん入場無料です。こちらも是非ご参加下さい。

1937年12月13日の南京陥落の日、城内に住んでいた夏淑琴さんは自宅に侵入してきた日本兵によって、自分と下の妹以外の家族7人を殺されました。また同居していた家主の家族は4人全員が殺されました。夏淑琴さん自身も銃剣で数ヶ所を刺されましたが致命傷には至らず、近所の住民に発見され安全区で保護されるまで妹と共に家の中に隠れていました。
アメリカ人宣教師ジョン・マギーは現場を調査し記録を残し、夏淑琴さんも戦後に証言を行いましたが、亜細亜大学教授・東中野修道氏は著書の「南京虐殺の徹底検証」の中で、夏淑琴さんの証言を疑い、事件の当事者とは別人ではないかという推測をしています。
しかしそれは全く的外れなものに過ぎないことは、
K−Kさんの南京大虐殺 論点と検証
ゆうさんの夏淑琴さんは「ニセ証人」か?−東中野修道氏『SAPIO』論稿をめぐって−
続・夏淑琴さんは「ニセ証人」か?−東中野修道氏『「南京虐殺」の徹底検証』を検証する−
これらのサイトを読めばご理解頂けると思います。

このような東中野氏からの侮辱に対して夏淑琴さんは2000年11月、南京の法廷にて名誉毀損訴訟を起こし、先月23日判決が下り東中野氏と出版元の展転社に対して謝罪命令と賠償命令が出ました。
しかしこの中国での判決は、日本国内では法的な効力を持ちません。夏淑琴さんの名誉を回復するにはやはり日本の法廷で勝たなくてはなりません。

6月30日の第1回口頭弁論の際には、威力業務妨害罪で有罪判決を受けたこともある西村修平を中心に10名ほどの右翼が裁判所前に集まり、拡声器の大音響で原告の夏淑琴さんを誹謗中傷し口汚く侮辱していました。この男は実に暇なようで、9月9日の秋葉原での自民党総裁選立候補者の街頭演説の際には、谷垣財務相を中傷するプラカードを掲げていたそうです。今回も同じような行為に出るかもしれません。
このような卑劣な右翼を圧倒するためにも、9月22日は一人でも多くの方に参加していただきたいので、よろしくお願いします。

*この裁判と、現在右翼側が最高裁への上告を計画している「百人斬り訴訟」の経過については、
歴史の真実 南京百人斬り競争 をご覧下さい。

「南京への道」・史実を守る会では会員を募集しております。是非ご参加下さい。
メーリングリストもよろしく。

(AMLに流し、問答有用にも少しだけ手直しして投稿した文章だが、まだ少し気に入らない部分があったので再度手直しして再掲。このブログでも東中野氏の主張の中身を批判している
posted by 鷹嘴 at 13:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 夏淑琴さん裁判 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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