2006年10月31日

【“記憶なくても家に帰れた”、道順記憶の脳内ナビ】

人間にナビが付いてるって?
“記憶なくても家に帰れた”、道順記憶の脳内ナビ
 道順を記憶している脳の神経細胞(ニューロン)があることを、日本大学大学院の泰羅(たいら)雅登教授、米ロチェスター大学の佐藤暢哉研究員らのチームが突き止め、24日の米科学アカデミー紀要電子版で発表した。「酒を飲み過ぎて何も覚えていないが、ちゃんと自宅に帰っていた」などという“能力”も、この神経細胞のお陰らしい。

 泰羅教授らは、人が脳の頭頂葉内側部を損傷すると、知っている場所でも道順がわからなくなることに着目。レバーを操作して画面上の仮想空間を移動できるシステムを使い、ニホンザルに2階建てのビル内を目的の部屋まで移動する訓練を行った。
 道順を覚えた後、脳の働きを調べたところ、ビル内の特定の場所で曲がった時に活動したり、特定の行き先を目指している時だけに活動する神経細胞が、頭頂葉内側部にあることが見つかった。
 どの方向に進めば良いかというルート知識、道案内システムが脳内に蓄えられていることが細胞レベルで裏付けられたのは初めてだという。
 泰羅教授は「人が周囲の環境を視覚的にどのように認識し、脳がどう処理しているかを解明するのに役立つ成果」としている。
(2006年10月25日 読売新聞)

脳内に「カーナビ」機能の細胞 日大などのチーム発表
2006年10月30日
 脳の中に、カーナビゲーションのような道順を記憶する神経細胞(ニューロン)のあることが、日本大学の泰羅(たいら)雅登教授(認知神経生理学)、米ロチェスター大学の佐藤暢哉研究員らの実験で示された。先週、米科学アカデミー紀要の電子版に発表された。

 泰羅教授らは、脳の頭頂葉内側部に障害がある人では道順がわからなくなることに目をつけた。ニホンザルがレバーを操作すると、大型スクリーンに映し出されたビル内の目的の部屋まで自由に移動できるよう学習させ、脳の活動を調べた。
 その結果、ビル内の特定の場所を通過すると活動したり、同じ行動でも目的地が違うと活動しなかったりする神経細胞が頭頂葉内側部にあることを確認した。カーナビと同じく道順を示す「ルート知識」の機能を、細胞レベルで裏付けたのは世界で初めてという。
 泰羅教授は「頭の中にカーナビがあると考えるだけで楽しい。日本シリーズの結果を気にしながらでも自宅に帰れるのはこうした神経細胞のおかげだ」と話している。

俺、「脳の頭頂葉内側部」が損傷してるのかもしれねえな。なにしろコンビニの駐車場に車止めて、出る時どっちから来たか分からなくなるぐらいだからw
posted by 鷹嘴 at 13:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 国内ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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