元戦犯の記念館、埼玉・川越にオープン 供述書など所蔵
2006年11月04日11時52分
第2次大戦中、中国遼寧省の撫順戦犯管理所に収容された旧日本軍の元戦犯の供述書や帰国後の記録資料などを集めた「中帰連平和記念館」が3日、埼玉県川越市にオープンした。歴史資料のほか、寄贈された書籍も多く、関係者は次世代に歴史を伝える場になればと期待している。
記念館を作ったのは「撫順の奇蹟(きせき)を受け継ぐ会」。日本軍の加害証言をしてきた中国帰還者連絡会(中帰連)が02年に関係者の高齢化で解散し、会を引き継いだ。開館式には中帰連の元会員10人あまりや研究者らが集まって開館を祝った。
記念館には、元戦犯45人分の供述書などのほか、都立大の故山住正己元総長の蔵書約2万冊などが収められている。
館長の仁木ふみ子さんは「死刑を覚悟で戦犯が書いた供述書など、あの世代の青春を奪った戦争を見つめ直そうとした貴重な記録。若い人たちには、早い段階から戦争を振り返る本を読んでほしい」と話した。
当分は資料整理のため午後のみ開館。利用希望者は仁木館長(0492・31・9706)に事前申し込みが必要。
2006年11月04日
【元戦犯の記念館、埼玉・川越にオープン 供述書など所蔵】
これは全然知らなかった。そのうち行きたいなあ。
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