2012年04月04日

春スキーのつもりが強風と猛吹雪で・・・

 もう春を通り越して初夏なのに、先月のスキーの話でごめんね。今シーズンも終わりだからもう一回行こうと思ったんだが、その前日(4月3日)、日本海に発生したワルプルギスの夜爆弾低気圧の影響のため、想定外の展開となった(笑)

 早朝車で出発、当初の目的は「かぐらみつまた」だった。前回訪れた際は雨のため湿雪だったが、スキー場の天気予報を見ると気温が氷点下なので、今度こそかぐら本来の雪質を堪能できると思ったのだが・・・晴れているがまだ風が強いため不安になって、駒寄PAから携帯で電話してみると、強風のため「みつまた」エリアのみ営業とのこと。つまり山頂方面に行けない。麓だけ。
 こりゃ行っても意味無いから別のところにしようと思って、川場に電話してみると自動音声が流れて「本日は強風のため全コース閉鎖」とのこと(標高が高ければ高いほど風が強いんだろうな)。さてどうしよう。とりあえず湯沢ICを降りるしかないか。つーか雪が降ってきたぞ。

 関越トンネルの出口でチェーン規制のため土樽PAに入り、岩原に電話してみたら今日も予定通り営業するとのこと。ウンコして、一服して、さてチェーンを着けようかな・・・と思っていたら道路公団の人?がやってきて「チェーン規制は8時で解除」とのこと。ちょうど8時だ、助かった。本線に戻ると路面には雪なんか無かった。
 そして湯沢ICを降りて岩原に着いたが、どうなってんのこれ、駐車場が閉鎖されてるじゃん?レンタルショップも売店も日帰り温泉も閉鎖されてるじゃん?もう春だから最下部のコースは閉鎖したってことか。仕方なく第2ペアリフト麓そばの駐車場まで、クネクネした山道を登ったけど途中路面が少し白くなっててビビったよ、ノーマルタイヤだからな。

 春スキーだからリフト1日券が2000円、得した気分だったが「現在強風のため第2ペアリフトのみ運行」とのこと。しかもその第2ペアリフトに乗ったはいいが風が強くなると止まっちまって宙吊り。やっぱ、きのうあんな嵐だったのに風が収まるわけがねえよな。来ちゃダメだったんだ。せめて一日ずらせばよかったんだ・・・。近くの喫煙小屋で時間潰したが風はなかなか収まらず。そのうち臨時の処置として最下部の第1ペアリフトが運行されたが、2往復くらいしたら飽きちゃった。さっき同じ標高差を車で登ったときは長く感じたのに、スキーで降りるとあっという間だもん。

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 そのうちやっと中央クワッドリフトが動いたが、山頂クワッドリフトはまだ動かしてくれない。それにしても中央クワッドリフトから降りるコースは大した斜面じゃないね。しかも降り続く新雪のせいで板がまともに進まず、勝手に減速しちゃう。板が長すぎるとか、古くて滑走面がボロボロとか、湿雪かつ深雪用のワックス(そんなのあんのか?)を塗ってないとか、いろんな要因があると思うけど。このスキー場、大きいようで実際は大したことなく、山頂リフトが動かなければ面白くもなんともないね、と感じたよ。岩原ファンの人ごめんなさいね。つーか昔はこのスキー場にもゴンドラあったよね。今でも食堂とか旅館とか多いけどさ。たぶん、今のスキーヤーとボーダー人口を合わせても、昔のスキーヤーの数より少ないんだろうね。

 あんまり雪が止まないので心配になって駐車場に戻ってみれば、案の定さっき登ってきた山道は真っ白。こりゃヤバイと思って先にチェーン着けた。つーかいまどき金属チェーンは珍しいだろうな。つーかいまどき車でスキー行く奴はスタッドレス履いてるよな。板も不気味に長いし、なんかスキーブーム時代の、つーか昭和の遺物だな俺って。つーかチェーン装着作業中に路面の雪が消えちまいやんの。もう春だからな。そりゃそうと山頂リフトはいつ動くの?ほかのスキー場に移動したほうがいいかな?

 とりあえず食堂でカレーを食べながら様子見。湯沢高原に電話してみたら「今日は風が強いので布場だけ」とのこと。つまり麓の短いリフトだけ、ロープウェイは動かず。神立に電話してみたら、今日も営業してるけど山頂コース(オリオン)は今シーズン営業終了だって(もちろん45度のほうは敬遠するけど)。神立のレイアウトなんて憶えてないけど、条件付きだと敬遠したくなるなあ。石打丸山に電話すると、山頂リフトも含めて運行中とのこと!
 カレーを食い終わって一服しても山頂リフトが動く気配が無いので、石打丸山に移動することにした。この前も行ったけど。せっかくチェーンつけたんだからこのまま行っちまおう!しかし雪が完全に溶けた路面を金属チェーンで走るのは耐え難いものがあり(しかもFFだし)、17号に出る前に外した。つーか駐車場で外せばよかった。全く無駄な作業をしたもんだ。

 石打円山のリフト券は「全リフトだと3500円、中央口のリフトだけだと2000円」とのこと、2000円のほうの券でも山頂へ行けるようだが、やっぱり全部のリフトに乗りたいから3500円のほうにした。もっとも「ハツカ石口」のほうは営業終了。このスキー場、「中央口」「観光口」「ハツカ石口」という三つの区分があるが、なんか事情があるんですかね?

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 「中央山頂高速リフト」もしっかり動いてたよ。こんなことなら最初から石打丸山にすりゃよかった。麓は湿った雪だったが半分から上は新雪、ずっと吹雪だからね。場所によっちゃ新雪の下からアイスバーンが顔を出してた。これ要するに、しばらく雪が降らなかったんだよ。前日のワルプルギスの夜爆弾低気圧の影響でまた降ったんだろうね。夕方になってやっと晴れてきた。

 このスキー場は今シーズン3回目だが、リフトの配置が複雑で麓から山頂に向かうのも悩ませてくれるので、「中央山頂高速リフト」を往復してることが多い(雪質いいし、山頂の向うがガーラだし)。しかし今回は山頂コースだけでなく、「中央第3高速リフト」の脇の「ジャイアントコース」や、「観光第3エクスプレス」の下の「大丸山ゲレンデ」を往復し、新雪にチャレンジしたぞ。下手だけどそれなりに楽しんだぞ。新雪って気持ちいいよね。新雪っていってもブーツが埋まる程度だけどさ。1月の湯沢高原みたいな腰まで埋まりそうなコースで滑れるようになりたいねえ。
 もうこれで最後だからリフト終了(17時)の5分前に山頂リフト乗って下山したぞ。そういうわけで午前中は挫折感を味わったが、午後からたっぷり滑れたので、これでもう思い残すことなく来シーズンを待つとするか(笑)来シーズンのチケットが1千円で買えるサービス券貰ったぞ。
 帰りに石打駅を見物した。なかなか古びた駅舎で気に入った。駅とスキー場はけっこう距離あるね。板を担いで往復するのは辛いかも。駅前にこじんまりした旅館があったんで、素泊まりでもいいから泊まって翌日も滑るか、と思ったけど、自宅待機してる人に怒られそうだからやめたw

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 駅前のお土産屋に立つ謎のオブジェ

 そのあとスーパーで地元の日本酒や米を買い、ハツカ石温泉(石打ユングパルナス)に入って、長風呂してメシ食ってまた長風呂したら眠くなってきて車中泊したい気分になった。ここは3月までだと3千円出せば仮眠できるって。
 そんで真っ直ぐ帰るのはつまらんから、国道17号を登ってかぐらや田代、苗場の前を通り、三国トンネルを抜けて月夜野ICから関越道に乗った。すごい時間かかったぜ。関越トンネルのありがたみを実感したぞ。途中、自宅待機してる人から電話がかかり「いま三国トンネルを抜けたとこ」って言ったら「なんでわざわざ遠回りしてんだ早く帰ってこいボケ」だって。けっきょく午前様になっちまったよ。
 かぐらあたりまで登ると道路に「マイナス4度」とか表示が出てるんで、凍結を恐れてビビリながら走った。大丈夫だったけど。凍結防止剤撒いてるんだろうね。苗場の周辺はリゾートマンションとか多いねえ。そういう金持ちの友達がいれば一晩でも借りさせてもらうのにね。俺には縁の無い世界。
 ところで三国トンネル抜けたあたりで標高900mって看板出てたぞ。そういえばスタッドレスタイヤが一般的になったのはスキーブームの終わりかけじゃん。四輪駆動の車も少なかったじゃん。要するに昔は、セダンとかスポーツカーとかで苗場を目指して深夜出発し、三国トンネルの手前か抜けたところで、みんな路肩に駐車し、説明書を見ながらチェーンを着けたんだろうね。そんで大渋滞したんだろうね。昔はスキーしない者は人に非ず、みたいなノリだったからね。そんな時代はもう二度と来ないだろう。スキーに限らず、ね。
 そういうわけで俺は流行とか関係なしに、今後もテキトーにこの趣味を続けていくと思う。つーかいいかげん板は買い換えないとね。

posted by 鷹嘴 at 23:00| Comment(0) | TrackBack(0) | スキー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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