2012年09月25日

【ヒリゾ病?】南伊豆中木に2回行った

◇ ◇ ◇ ◇ 【ご参考・ご注意】 ◇ ◇ ◇ ◇

 このエントリーは2012年夏に南伊豆中木のヒリゾ浜とトガイ浜を訪れたことを記しています。翌年防水デジカメ(安物ですが)を購入し水中写真を撮影しました。うまく撮れていませんがご参考にどうぞ(末尾に貼りつけました)。

 南伊豆中木の詳しい情報については「中木へ行こうよ!!」をお読みください(中木のオフィシャルページではありません)。

 海水の透明度が名高いヒリゾ浜ですが海況によってかなり変化し、濁っているときもあります。波が高ければ渡し船運行が中止になる場合もあります。「中木へ行こうよ!!」を製作した「かっちゃん」はツイッターで毎日のように海況をレポートされていますので要チェックです。
 もっとも「かっちゃん」は観光組合の人などではなく、漁船の船長さんです。くれぐれも「駐車場が満車じゃねえかよ!」とかいうわけの分からんリプライを飛ばさないで下さい!

 実際、8月の土日やお盆休みはかなり早い時間に満車になるようです。それこそ明け方に到着するつもりで出発したほうがいいかも。下田からもかなり距離がありますし。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇




 7月24日、下田・爪木崎や石廊崎の手前で水中眼鏡や足ヒレつけて泳ぎ、帰りは西伊豆を廻ってみたが、途中「あいあい岬」の駐車場から崖下の海峡を見下ろすと、不思議なことにテントや浮き輪が見えた。
 そこは「ヒリゾ浜」という海水の透明度が非常に高い人気スポットであり、南伊豆町・「中木(なかぎ)」の港から出る船でないとたどり着けないという。免許があるうちに行ってみるか?

 8月3日、朝早く起きるつもりが寝過ごしたせいで予定が狂い、中止しようかと思ったが結局昼前に出発。小田原厚木有料道路の対向車線で覆面パトが取り締まりしてるのを見てビビり、碇シンジの先生が昔住んでいた根府川で海鮮丼食ってたりして、中木に着いたのは17時過ぎ。駐車場は1000円のはずだが入口で料金徴収してなかった。
 この日は波が高かったためヒリゾ渡しの船は欠航したという(そういえば台風通過直後だった)。不安を抱えながら当日電話で予約した民宿に宿泊。

 翌朝、民宿の窓から船着場前の駐車場を眺めると、驚いたことに既に満車に近い状態になっていた。土日や盆休みは朝のうちに満車になるようだ。乗船券(1人1000円)を買ったのが8時半頃だったが、船着場はかなりの行列が出来ていた。
 港からヒリゾ浜は漁船でほんの数分、俺たちが到着したときには、既に広いとは言えないビーチはテントが密集。テントとテントの間を抜けるのも大変なくらいだ。自分らのテントを設営する場所探すの苦労した。
 肝心の海水の透明度は、毎年行く爪木崎や、前月に2年ぶりに訪れた石廊崎の手前より、ちょっと劣るかなあ・・・という印象。波打ち際は砂が巻き上げられて白く濁っている。深いところまで行けば海底は見えない。



 目の前の島は「大根島」と言うらしい。釣り客は金払えば漁船で上陸させてくれるみたい。つーか、この島に泳いで渡るのが楽しみだったが白いブイより先に行ったら監視船に警告される。










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 船着場の西側の入り江はかなり濁っていた。画像を縮めたから見えないが海岸から上に登る階段があり、「津波避難路」と書かれた看板もあった。泳がないとたどり着けない場所だけどね。少しだけ登ってみたが階段は途中から崩れて岩だらけ、草ボーボー。かつてはこの崖の上にある「あいあい岬」の駐車場からこの道で降りられたらしいが、台風で崩れてそのまんまらしい。その気になれば降りられると思うけど。お勧めしませんけどね。滑り落ちても俺のせいにしないでねw



 昼過ぎに漁船で港に戻り(何回でも往復できるらしい)、双葉食堂というところで昼飯(ここも中木の名物らしい)。船着場のホワイトボードを見てみると、この日のヒリゾ浜の透明度は「30% イマイチ」。かつ、ツイッターで、「きょうのヒリゾ浜は今まで来た中で一番悪かった」と教えてもらった。こりゃリベンジするっきゃないね。恐らく台風のウネリのせいで細かい砂が巻き上げられて濁り、なかなか復旧しないんだろうね。台風通過の後は一週間くらい様子を見たほうがいいかも。
 その後、中木のHPを運営してる「中木のかっちゃん」が毎日、天候、透明度、水温、波の高さ、渡し舟の運行状況などを配信していることを知った。中木に行く計画があれば毎日見ておいたほうがいい(HPもツイッターアカウントも中木のオフィシャルじゃないけど)。
 かっちゃんは、ヒリゾ浜の透明度が素晴らしければ「最高宣言」を出すけど、ひどければ「最低宣言」を出す正直な人。本人もヒリゾ浜渡し舟(漁船)の船長なんだけど。そういうところが信頼できると思うな。

 午後からは、港から歩いてすぐのトガイ浜に行ってみた。ここも入り江になっていてかなり濁っていたが、この入り江を取り囲む岩壁の裏側へ泳いで行ってみると、かなり透明度が高かった。遊泳禁止らしいけど。
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 トガイ浜から臨む大根島

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 港からトガイ浜に渡る橋から、若者たちが飛び込んでいた。よくこんなところから飛び込めるなあ、と恐々覗き込んでいたら、同行者に突き落とされてしまった。帰りにやっぱり駐車場代1000円を徴収されてしまった。それから日帰り温泉(下賀茂温泉)に浸かり、伊東あたりで回転寿司を食った。


その後9月上旬まで、ネットに書くとブルーになりそうな事情のため休日は自宅にこもっていた。そして9月11日(夜勤明け)、猛暑は去ったが再び中木を目指した(そのために運転免許行政処分の出頭日をずらしてもらったんだよ。中木まで行くのは車じゃないと厳しいからな)。しかし同行者の意向で熱川温泉に一泊することになってしまった。中木の民宿に泊まれば楽なのに。
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 熱海で見かけたかっこいいレガシィ

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 伊豆熱川駅そばの源泉

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 泊まった宿の源泉。温泉街の坂を下れば海水浴場もあったがけっこうな高波。この時期台風は発生してなかったが衛星写真を見れば太平洋に妙な雲の塊があり、翌日が不安になってくる。
 そして翌朝、かっちゃんのツイート見て渡し舟運航を確認し、1時間以上運転して中木に到着。波は穏やかだった。前回とは打って変わって、駐車場は半分ほど(8月下旬から無料)、渡し船を待つ行列も無く、乗った船は俺たちを含めて4人くらい、ヒリゾ浜のテントも20組ほど。9月の平日ですからね。
 この日のヒリゾ浜はかなり透明度が高く、白いブイまで行っても海底が見えた。空に浮いてるような感覚、と言ったら大袈裟かもしれんが、かつて訪れた佐渡島の二ツ亀に匹敵するかも・・・?熱帯魚のようなきらびやかな魚の大群、40cmくらいありそうな大魚、1mくらいありそうなウツボなど、水族館気分も味わえるよ。でかい魚が時々腹から白い粉を吹き出すんで産卵かと思ったが、たぶんウンコだろうな?





 大根島に向かって右側(西側)の白いブイ付近は、さすがに深すぎて海底は見えなかった。海底からキラキラ光るクラゲが無数に浮上してくる・・・と思ったらダイバーが吐き出す泡だった。ここは磯遊びやシュノーケリングだけじゃなくダイビングも出来るんだよ。この日は「最高宣言」こそ出なかったが「透明度良好、透視度18〜19m」とのこと。
 ときどき目の前の大根島の前を、石廊崎から来る遊覧船が通る。要するに遊覧船の航路を確保するため、大根島へ泳いで渡るのを禁止してるんだろうね(監視船もそのようなアナウンスをしてた)。外国人の女性が白いブイの先まで泳いでいってしまい、監視船に警告され、気付いた連れの男性が「ヘイ!ジェニファー!カムバック!」とか叫んでた。(ジェニファーだったかステファニーだったか記憶が定かではないw)

 たっぷり泳いで港に戻り、また双葉食堂で昼食。そして午後はまたトガイ浜に向かった。この日はトガイ浜も透明度が高かった。残念ながら午後から曇りがちになったが。そしてまた岩壁の裏側へ泳いで行き、奇岩の並ぶ浜や浅瀬を渡った先の岩場は、水深がかなり深かったが海底まではっきり見えた。透明度も恐怖感(笑)もヒリゾ浜と匹敵、あるいは凌駕するかも。残念ながら泳いで行ったので写真は無し。トガイ浜を取り囲む岸壁を登って超えるのは無理っぽい。遊歩道でも造れば中木の新たな観光資源になるのにねえ。ってゆうか、自然は手付かずのほうがいいかも。
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 そういうわけで今シーズン最後の海水浴を終えた。クラゲ発生が警告されていたがヒリゾもトガイも大丈夫(もっとも南伊豆や下田でクラゲに刺された経験なし)。水温も冷たくなくて泳ぎやすかった。ヒリゾ渡しは9月いっぱいまで行われるはずだったが、台風接近のため9月25日が最終日となった。厚かましくもこのエントリーの日付にしちゃった。
 帰りも国道135号はスムーズだったが、刺身定食食ったり日帰り温泉で同行者が長湯してたんで自宅に着いたら日付が変わってた。来年も中木に行こうと思うよ。ちなみにヒリゾ浜に何度も行ったり、いつもヒリゾ浜のことばっかり考えてることを「ヒリゾ病」ってゆうらしい。非公式wikiも読んでおいたほうがいいかも?



そういうわけで、防水デジカメで撮った写真を貼り付けます。

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 2013年7月9日、夏休み前の平日なので空いていた

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 熱帯魚ちゃん

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 小魚ちゃん

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 酒の肴にいいかも?

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 この日は「かっちゃん」が「透明度良好」と判定していた。たしかに透明度が高かったが深い所(水深10m以上?)で海底が見渡せるほどでは、なかった。「最高宣言」が出ることを期待しよう!



 トガイ浜の岩によじ登りなう



 ウミヘビかと思った?



 残念、ウツボちゃんでした!


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posted by 鷹嘴 at 23:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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