NHK受信料訴訟始まる 東京簡裁で初の審理
2007年01月24日12時15分
NHK受信料訴訟が24日、東京簡裁で始まった。受信料の未払い世帯を相手にNHKが支払い督促を申し立てて訴訟に移行したケースのうち、最初の1件で、この日、初の口頭弁論があった。
被告は都内在住で、5万3010円の支払いを求められた。この日は出廷しなかったが、分割払いを希望する答弁書を事前に出していた。この被告について、今後は和解に向けた手続きが進むことになる。
受信料未払いに対する法的措置としてNHKは都内の33件について支払い督促を申し立てた。いずれも契約をしているのに受信料を支払っていないケース。簡裁で審理があった今回の被告を含め、現在9人が簡裁や地裁で訴訟になっている。
NHKは収入の大半を受信料に依存。受信料収入の低迷で強制力を伴う徴収に踏み切った。受信契約を結んでいないケースについても民事訴訟の準備を進めている。
督促の4件、強制執行が可能に NHKが発表
2007年01月24日12時03分
NHKの受信料未払い者に対する督促手続きで、同局は24日、4件が異議申し立ての期間を経過したと発表した。給与の差し押さえなど強制執行が可能な状態になった。NHKは「支払い督促が確定したことを通知し、支払いを再度お願いする。それでも支払われない場合は最後の方法として強制執行にならざるをえない」としている。
NHKによると、督促手続きに入った33件のうち、23日現在で支払いに応じたのが16件、9件から異議申し立てがあり、このうち3件が分割での支払いを希望している。残り4件は未送達など。
支払い督促には異議を申し立てる機会が2週間ずつ2度あり、異議が出されない場合には、確定判決と同じ効力を持つ。


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