建物は耐震偽装、食品は消費期限切れ、マスコミは捏造と盗用だらけ・・・インチキ列島ニッポンの沈没も近い

TBS「風鈴学習塾」はやらせだった
2007年02月09日
TBSが不適切な表現があったとして謝罪した情報バラエティー番組「人間!これでいいのだ」で、「風鈴の音で頭が良くなる」という具体例として紹介した学習塾での撮影に、スタッフが持ち込んだ風鈴を使い学習する場面を演出していたことが8日、分かった。3日放送の同番組は、風鈴を聞きながら学んでいる学習塾の子どもたちを紹介し、塾の責任者に「風鈴に含まれる音が学力向上に良いと聞き、役立てている」と説明させた。
しかし、塾ではそれまで風鈴を使用しておらず、番組制作会社のスタッフが取り付けたものだったという。TBS広報部は「行き過ぎた表現だったが、塾には企画の趣旨を理解してもらった。番組トータルとしては事実をねじ曲げたということではない」と説明した。
TBS情報番組が論文無断使用で謝罪
2007年02月08日
3日放送のTBS系健康情報番組「人間!これでいいのだ」が、論文を研究者に無断で使用していたことが7日、明らかになった。8日発売の週刊新潮が「TBSにも『ねつ造番組』!」と報じた。
番組は「聞くと頭がよくなる音」と題して、ハイパーソニック(高周波音)を聞き、脳からα波を出すと、集中力や記憶力が高まると紹介した。ところが、制作過程で強引な手法があった。昨年10月、仮説の証明のために「高周波が脳に与える影響」の論文を書いた千葉工大研究者に、出演か研究内容の紹介を依頼したが、「集中力や記憶力に対する研究は含まれていない」と、断られた。それでも、論文掲載誌に承諾を得て、研究者には知らせぬまま放送した。
同局広報部はこの日、書面で見解を発表した。研究者の了解を得ずに論文を放送したことについて謝罪。「仮説の紹介にあたって断定表現するなど、表現上行き過ぎた点があり、誤解を与えたとしたらおわびいたします」とコメントした。同局では昨年5月の「白インゲン豆ダイエット放送による嘔吐(おうと)・下痢騒動」以来、制作考査室を設置。放送前の番組チェック体制を敷いている。「論文や発言をねじ曲げて紹介したり、データのねつ造などの行為は一切ありません」と強調した。
TBS、「頭の良くなる音」でおわび 表現に行き過ぎ
2007年02月08日00時15分
TBSは、3日夜に放送した情報バラエティー番組「人間!これでいいのだ」で高周波の「ハイパーソニック音」を取り上げた際、「頭の良くなる音」と断定した表現に行き過ぎがあったほか、論文を紹介した研究者からの許諾の取り方に問題があったとして7日、おわびのコメントを出した。
番組内の約10分間のコーナーで、国際科学振興財団理事の大橋力さんらのグループの論文をもとに、2万ヘルツ以上のハイパーソニック音を聞くと脳にα波が生じるという説を紹介。その後、別の研究者が「α波が出ると集中力が高まり、その結果、記憶力も高まる」と述べる場面を放送した。
さらに、ハイパーソニック音はオルゴールの音やコオロギの声などに含まれるとし、小学生の女児にオルゴール、別の女性にはコオロギの鳴き声を聞きながら算数などの勉強をしてもらい、1週間後のテストで点数が上がったなどと報告した。
TBS広報部は週刊新潮の取材を受け、見解などを示した。その中で「頭の良くなる音」と司会が語り、テロップでも表示したのは「バラエティー番組とはいえ、表現上行き過ぎていた」などとわびた。
論文は00年に米国の学術誌に発表された。同部によると、昨秋、このコーナーを制作した制作会社がグループに紹介したいと申し出たが、「記憶力向上と結びつけることはできない」と断られたという。
経緯に関し、同部は「研究者に直接了解を得ずに放送してしまったことについて、おわびします」とする一方、「個々の論文やコメントの趣旨を変えていないので捏造(ねつぞう)ではない。1人の研究者が行った研究ではないが、番組として仮説を立てた。手法に問題はない」としている。
研究メンバーの一人の国立精神・神経センター神経研究所の本田学さんは「科学者のモラルとしてお断りしたのに、実験の体をなしていないような番組と私たちの研究が結びつけられ、研究の社会的信頼が著しく損なわれた」などと話し、TBSに抗議するという。
同番組は複数の制作会社が制作を請け負い、TBSのプロデューサーらが統括していた。同局のプロデューサーは論文使用を断られたことを把握していなかったという。3日の視聴率は6.7%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)だった。
TBS情報番組、スタッフ持ち込みの風鈴で撮影
2007年02月08日
高周波のハイパーソニック音を「頭の良くなる音」と断定的に扱ったことなどが問題となったTBS系の情報バラエティー番組「人間!これでいいのだ」の3日放送分で、高周波の音が出た風鈴を、それまでは同種の音を聞きながら学習したことのない学習塾にスタッフが持ち込んで撮影していたことが、8日わかった。
TBS広報部によると、この塾は撮影後、同様の風鈴を購入して教室に取り付けているといい、同部は「過剰な表現で誤解を与えたが、やらせではない」としている。
撮影があったのは茨城県龍ケ崎市内の学習塾で、生徒が風鈴の音を聞きながら勉強している教室風景を放送。学院長が「風鈴に含まれる音が学力向上に良いという話をきいて学習に役立てています」と語るシーンなどが続いた。
同部によると、風鈴は高周波の音が測定されたものを制作会社のスタッフが持っていったという。同部は「集中力や記憶力が上がる可能性があると説明しながら取材先を探したところ、興味を持ってもらったので撮影した。(学院長に)こう話してくれという指示はしておらず、やらせ、捏造(ねつぞう)とは言えない」としている。