2007年02月19日

日新丸で行方不明になった乗組員、遺体で発見

日本の「調査捕鯨船」で火災が発生し、乗組員一名が行方不明になっていたが、遺体で発見されたとのこと。ご冥福をお祈りします。

*この事件に関するグリーンピースのプレスリリースを参照のこと。

不明乗組員、遺体で発見 日新丸、火災は完全鎮火 '07/2/18
 【シドニー17日共同】ニュージーランド南方にある南極海のロス海で航行中に火災を起こした日本鯨類研究所の調査捕鯨母船、日新丸(八、〇三〇トン)で行方不明になっていた牧田和孝さん(27)=鹿児島県川辺町=が十七日午前、火元とみられる船内の鯨肉加工工場で遺体で見つかった。日新丸を所有する共同船舶(東京)が明らかにした。

 火災は同日午後、工場での消火活動が終了し完全に鎮火した。

 火災は十五日未明に発生、同日中にほぼ鎮火したが、加工工場内に濃い煙が充満したため工場を密閉。十七日早朝から乗組員三人が内部に入り、工場内の待機室の出口付近で牧田さんの遺体を発見したという。死因は一酸化炭素(CO)中毒とみられる。

 牧田さんは火災発生の約一時間前に待機室にいたのが目撃されたが、その後、行方不明になっていた。

 日新丸は今後、エンジンが動くかどうかなどを確認。自力航行不可能な場合は、同船に横付けされている燃料補給船オリエンタル・ブルーバード(八、七二五トン)が港までえい航する。

 調査捕鯨に反対する国際環境保護団体グリーンピースの抗議船がえい航を申し出たが、鯨類研究所側は断ったという。

 日新丸は昨年十一月に下関港を出発。南極海でミンククジラ約八百五十頭、ナガスクジラ十頭を捕獲する予定だった。

不明乗組員の遺体発見 南極海で火災の日新丸 2007/02/17 12:38
 【シドニー17日共同】南極海を航行中に火災が発生した日本の捕鯨調査船、日新丸(8、030トン)で行方不明になっていた牧田和孝さん(27)=鹿児島県川辺町=が17日、火元とみられる船内の工場で遺体で見つかった。日新丸が所属する共同船舶(東京)が明らかにした。

 火災は15日に発生し、同日中にほぼ鎮火したが、工場内に濃い煙が充満したため、工場区画を密閉。17日早朝から再び乗組員3人が工場内に入り、牧田さんの遺体を発見したという。
posted by 鷹嘴 at 12:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 食べ物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]


この記事へのトラックバック