2007年02月26日

鹿児島での血も凍る冤罪、無罪判決!

遅くなったけどコピペ。
しかし恐ろしい冤罪事件である。まるで平成版の横浜事件だ。というか「踏み字」を迫るあたり、江戸時代のキリシタンの弾圧のようではないか?まるで「カムイ伝」で小役人が農民を拷問するくだりを読んでいるようである。しかしこれは作り話でも歴史上の出来事でもなく、現代の日本の警察が行ったことなのである。これで共謀罪など成立させたらどんな暗黒時代が訪れることか??

元県議ら12人全員無罪 鹿児島選挙違反事件で地裁判決
2007年02月23日13時21分
 03年4月の鹿児島県議選をめぐる選挙違反事件の判決が23日、鹿児島地裁であり、谷敏行裁判長は公職選挙法違反(買収・被買収)の罪に問われた鹿児島県志布志市の元県議・中山信一被告(61)ら12人の被告全員に対し、「いずれも犯罪の証明がない」などとして無罪(求刑懲役1年10カ月〜6カ月、10被告に追徴金26万〜6万円)を言い渡した。谷裁判長は、2回の買収会合に出席していないとする中山被告のアリバイを認定し、「買収会合の事実は存在しなかった」と判断。6人(起訴後死亡した1人は公訴棄却)の自白調書は「脅迫的な取り調べがあったことをうかがわせ、信用できない」などとして、検察側の主張をことごとく退けた。

 起訴状では、中山被告が妻シゲ子被告(58)らと同年2〜3月、同市の会社員藤元いち子被告(53)宅であった4回の会合で、11人に計191万円を渡して投票を依頼するなどしたとされる。

 判決は、4回の会合のうち2回について、中山被告が出席するのは「物理的に不可能」などとして、同被告のアリバイを認定。買収会合の存在自体を否定し、自白調書について「あるはずもない事実が、さもあったかのように、具体的かつ迫真的に表現されている」と信用性も否定した。そのうえで「自白の成立過程で、自白した被告らの主張するような追及的・脅迫的な取り調べがあったことをうかがわせる」と指摘した。

 公判では、自白した6人も否認に転じ、全被告が無罪を主張。約3年7カ月に及んだ公判の大半が、自白の任意性と信用性をめぐって争われた。地裁は昨年7月に自白調書を証拠採用したが、弁護団などに「信用性については判決で明らかにする」と述べていた。

 弁護側は一貫して「自白は強引な捜査で強要されたもの」と主張した。検察側から、自白を裏打ちする物証や買収資金の出どころが示されていないことや、買収のために4回開かれたとする会合のうち少なくとも2回については中山被告にアリバイがあることも指摘。こうした証拠の状況から「見込み捜査によってでっち上げられた冤罪事件」と訴えていた。

 一方、検察側は取り調べに当たった警察官らを証人に立て、「自白は自発的だった」と主張。論告でも「自白は具体的かつ詳細」などとして、信用性が高いことを強調した。

     ◇

 〈キーワード:鹿児島県議選をめぐる公選法違反事件〉 03年4月の県議選旧曽於(そお)郡区(定数3)で初当選した会社社長の中山信一被告(61)が主犯とされる選挙違反事件。県警は当初「業者にビールを配った」「焼酎を授受した」などの容疑で捜査を始めたが、最終的には「買収会合事件」だけを立件し、中山被告ら13人が起訴された。一連の捜査をめぐっては「違法な取り調べを受けた」とする訴訟が相次ぎ、聴取の際に親族の名前などが書かれた紙を踏まされたという男性による国家賠償請求訴訟では県の敗訴が確定。別の8人も係争中。弁護士らも「接見交通権を侵害された」として争っている。

「踏み字」事件、警部補減給など3人処分 鹿児島県警
2007年02月21日20時42分
 03年の鹿児島県議選をめぐる公職選挙法違反容疑の任意捜査で、同県志布志市のホテル経営、川畑幸夫さん(61)に警部補(44)が自白を迫った際、親族の名前が書かれた紙を無理やり踏ませるなどしていたとして県警は21日、この警部補を減給10分の1(3カ月)の懲戒処分にした。「不適切な行為で県警の信頼を損ねた」のが理由。事件の指揮を執っていた当時の志布志署長の警視(60)と県警本部の警部(56)をそれぞれ本部長注意、所属長訓戒とした。

 川畑さんが取り調べの違法性を問うた「踏み字訴訟」での敗訴を受けて処分を発表した県警の竹之内義次・首席監察官は「民事判決を重く受け止めて厳正に対処した。誠に遺憾で申し訳ない」と謝罪した。しかし、川畑さんは「身内に甘い処分で開いた口がふさがらない。こんな処分だったら警部補はまた違法捜査をしかねない」と批判している。

 「踏み字」などの捜査の違法性を問うため、川畑さんは04年4月、県を相手に慰謝料などを求めて提訴。先月18日の鹿児島地裁判決は、警部補は少なくとも3回、親族の名前や親族からのメッセージに見立てた「早く正直なじいちゃんになって」などと書いた紙を踏みつけさせた▽弁護士の選任権を侵害した▽高血圧症による吐き気や頭痛の訴えを無視した――などと認定。「公権力をかさに着て原告を侮辱するもの」として県に60万円の支払いを命じた。

 これに対し県は控訴を断念。判決を受けて川畑さんは先月24日、警部補を特別公務員暴行陵虐容疑で鹿児島地検に告訴した。今月20日には、警部補ら3人の懲戒処分を求める要請書と6109人分の署名簿を県警に提出した。

 23日には、同じ捜査態勢のもとで公選法違反(買収・被買収)の罪で起訴された12人全員が「自白を強要された」として無罪を主張している刑事事件の判決が言い渡されることになっており、地裁の判断が注目されている。


参考:みんなでネット鹿児島 「中山事件」の闇 (1)


・・・以下は朝日新聞2月23日夕刊より引用。

被告の一人の懐俊裕さん(58)は2003年4月17日の朝、港でコンテナの積み込み作業をしていたが、妻の智津子さん(53)がやってきて「刑事さんが来てほしいと言っている」と告げた。
「すぐ帰る」と言い残して志布志署に出向くと、刑事から「中山(信一)県議から焼酎をもらっただろう」と、記憶にないことを問い詰められた。そもそも懐さんは中山信一さんとは面識がなかったのである。
取調べは連日、早朝から深夜まで続いた。数日後、懐さんは自宅近くの川で入水自殺を図った。
「逮捕されたら新聞やテレビに名前が出る。調べが続くなら、死んだほうがましだ」。
居合わせた男性に助けられたが、河原に仰向けになって嗚咽をこらえていたという。
同年5月13日に逮捕され3ヶ月に渡って拘留された。「みんな認めている」と迫られ、耐え切れずに事実ではないことを「自白」してしまった。6月25日には智津子さんも逮捕され5ヶ月間拘留された。
8月に保釈され自宅に戻ると、高校3年(当時)の次女は泣きじゃくった。失業してしまったのでハローワークに行ったが職は見つからず、「生活は80歳を超える父の月4万円の年金が頼り。飼っていた7頭の牛のうち5頭を売り生活費の足しにした」。知人や友人はよそよそしくなり、両親と兄弟だけが励ましてくれた。その後次女は「こっちにいるのはいや」と、上京して就職した。
漬物店に勤めていた智津子さんも失業し、現在はホテルの清掃をしている。懐さんも現在は公園の清掃をしている。事件前には約30万円あった夫婦の月収は半分になった。
「今も取調官が夢に出てくる。恐怖で頭が真っ白になって、逮捕以来、熟睡できた日は一日もない」
「人生を壊された悔しさは言葉にならない。警察には家族に土下座して謝ってほしい」
無罪判決が出たものの、冤罪の被害者たちが失ったものは取り返せない。

「見逃せないのは、捜査が被告たちの暮らしを破壊し、地域のコミュニティーに不信感を充満させてしまったことだ。負った傷の深さは計り知れない。控訴断念以外に検察当局に選択肢はないだろう」(同記事の解説)


*ところでググっていたら長野智子サマのブログに到着した。3月4日午後2時よりテレ朝の「ザ・スクープスペシャル」にて、この冤罪事件を特集するという。
posted by 鷹嘴 at 18:03| Comment(1) | TrackBack(2) | 冤罪事件 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
Posted by 黒幕を炙り出せ at 2007年03月10日 09:33
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鹿児島の冤罪事件について思う
Excerpt: 03年4月の鹿児島県議選をめぐる選挙違反事件の判決が、今年2月23日、鹿児島地裁であり、谷敏行裁判長は公職選挙法違反(買収・被買収)の罪に問われた鹿児島県志布志市の元県議・中山信一被告(61)ら12人..
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