2審も強制退去認めず 不法滞在「責任問えない」
中国残留孤児の子と偽って来日したことが発覚し、東京入国管理局から強制退去処分を受けた李忠武さん(46)一家4人のうち、高校3年の長男峰さん(19)が処分取り消しなどを求めた訴訟の控訴審判決で、東京高裁は27日、処分を取り消した1審東京地裁判決を支持、東京入管側の控訴を棄却した。
岩井裁判長は判決理由で、峰さんが忠武さんによる偽装を知らないまま、9歳で日本に連れてこられた経緯から「本人にとって、いかんともし難い事情による不法上陸や不法滞在について責任を問うことはできない」との判断を示した。
判決によると、忠武さんは中国残留孤児だった女性の夫のおいで、幼少時から女性が母親代わりになっていたため、女性の四男と偽って、1996年12月、一家で来日した。
しかし女性と血縁がないことが分かり、東京入管は一家の強制退去を命じ、忠武さん夫婦は05年5月、中国に帰国した。峰さんの妹(17)も同様に処分取り消しを求めて提訴。1審で勝訴し、東京高裁で控訴審が係争中。
(共同)
(2007年02月27日 16時50分)
2007年02月28日
【2審も強制退去認めず 不法滞在「責任問えない」】
こりゃ当然のな判決だと思うぞ。19歳にもなってから中国に強制送還されても困るもんな。
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