3月2日朝日夕刊より引用。朝日新聞バクダッド支局のイラク人助手が、スンニ派武装勢力「ジャイシュ・ムジャヒディン(聖戦士軍)」の「指揮官」(40歳、元イラク軍仕官)から取材した話。
この武装勢力は2月21日にアメリカ軍ヘリを撃墜させたらしい。「指揮官」が語るところによるとこの組織は小火器やロシア製の携帯式地対空ミサイル「SA−7」などを使用しているが、供給源はイランからの購入や、イラク軍からの横流し。「特に、3ヶ月前から新イラク軍に配備された新しい機関銃が役立っている」という。
しかもこの組織の資金源は、「スンニ派地域で米軍が進めるインフラ復旧事業の請負業者からの献金」。
つまり、アメリカが新しいイラク軍を育てれば育てるほど、イラクのインフラ復旧に力を入れれば入れるほど、武装組織は力を蓄え、アメリカ兵の死体の山は高くなっていく、というわけだ。
まあそんなもんだよね世間の掟は。日中戦争やベトナム戦争も同じような状況だったみたいね。結局アメリカは何やってもイラクで勝てないのがはっきりしたんだから即刻撤退して欲しいもんだ。
2007年03月05日
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