2013年05月21日

中国の人権って・・・

 中国の人権蹂躙問題について東京新聞国際面の記事から引用する。

 まず2013年5月11日の記事。盲目の人権活動家陳光誠さんは昨年5月当局による自宅軟禁から逃れて渡米したが、陳さんの兄の光福さんが今年5月9日、山東省臨沂市の自宅近くで、車から降りてきた二人組の若い男に頭と腹を殴られた(軽傷)。二人は車で逃走したが、ナンバープレートは外されていた。4月下旬から光福さんの自宅敷地にレンガ、石、鳥の死体が投げ込まれるなど嫌がらせが続いているが、地元警察は捜査を行っていないという。
◇ 陳光誠氏兄が暴行被害 嫌がらせ続く 中国当局圧力か
 裏社会を使っているのか、権力が変装してやっているのか分からんが、中国の国家権力は最早チンピラヤクザだな。テロリストだな。

 5月14日の記事によると、上海や北京の大学では授業で使ってはいけないNGワードが存在するという。上海の大学教授が語ったところによると、学内の会議で大学幹部が教授陣に対し、NGワードを口頭で示した。また北京の大学教授によると、「(党中枢の)党中央委員会から通達が来た」という。
 そのNGワードとは、「報道の自由」、(自由や人権を意味する)「普遍的価値」「公民社会」「公民の権利」「司法の独立」「共産党の過去の誤り」、(一党独裁下で権力と資本が癒着した階級を示す)「権貴資産階級」の7つだという。これらの言葉を授業で使ってはならない。学生に教えてはならないのだ。
 つまり中国共産党は、国民の人権は認めず、報道の自由も認めず、司法の政治機構からの独立も認めない。共産党のかつての悪行を語ることは許さない。特権階級が汚職して富を蓄えているのも見て見ぬふりをしなくてはならない。と学生に教育したいのだろうか。多分そうだろうね。自由とか人権とか間違っても口にしちゃいけないんだろうね。

 5月15日「中国の人権って」は、中国国内の人権に関する二つのニュースを紹介している。まず一つ目のニュース。
 中国の四川省資陽市にある「法制教育センター」は、法輪功信者や陳情者ら約200人が理由もなく拘禁された「闇監獄」と呼ばれている。5月13日に中国の人権派弁護士11人がこの闇監獄の実態調査のために訪れたところ、ガードマンに取り囲まれて暴行を受け拘束された。3人は当日、8人は翌日釈放されたが、暴行によって頭から流血したり足が腫れ上がった弁護士もいたという。しかも弁護士らは現地当局の要請で四川省から退去させられたという。いったい弁護士が何をしたっていうのか。しかしこれはすごい。
 国家権力に難癖をつけられて暴行されたってゆうならまだ想像できる範囲だが(それだって絶対許せないが)、この事件ではガードマンが暴行をふるったという。しかも拘禁された場所は警察署ではない。「法制教育センター」とかいう施設だ。監獄と留置場を兼ねているのか?しかも当局は暴行をふるったガードマンらを逮捕するどころか、被害者のほうに四川省からの退去を求めたんだとさ。もう全然アベコベ、滅茶苦茶。
 そして二つ目のニュース。5月14日中国政府は「2012年中国人権活動の進展」と題した白書を発表した。「人権を尊重し保障することは中国共産党と国家機関の意志と行動である」と唱え、13の経済案件で死刑を取り消したことや留置場に苦情対応システムやカウンセラー室などが設置されていることを挙げ、「人権を保障する法律制度は絶え間なく整備されている」と強調したってさ。どういうブラックジョークだ??

 全く信じられないほど中国共産党の支配は酷い。最悪だ。中国人民は直ちにこの犯罪組織による支配を打倒しなければならない。世界中からこの支配を弾劾する声を集中させなければならない。特に日本からもね。かつて俺らの爺さんより上の世代が中国を侵略し人民を虐殺したという歴史を思い出せば、黙っていられないはずだが(受け売り)

posted by 鷹嘴 at 00:46| Comment(2) | TrackBack(0) | 中国の人権問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
これからちょこちょこブログに遊びに行かせてもらいますね
Posted by けんじ at 2013年05月27日 05:43
まず2013年5月11日の記事。盲目の人権活動家陳光誠さんは昨年5月当局による自宅軟禁から逃れて渡米したが、陳さんの兄の光福さんが今年5月9日、山東省臨沂市の自宅近くで、車から降りてきた二人組の若い男に頭と腹を殴られた(軽傷)。二人は車で逃走したが、ナンバープレートは外されていた。4月下旬から光福さんの自宅敷地にレンガ、石、鳥の死体が投げ込まれるなど嫌がらせが続いているが、地元警察は捜査を行っていないという。
Posted by スーパーコピーロレックス腕時計 at 2013年06月18日 11:27
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック