数日前の朝日の記事ですが(アサヒ・コムには掲載されず、有料記事検索する金は無し!)、「アリゾナ大学応用人類学研究所のティモシー・ジョーンス博士」が発表したところによりますと、アメリカでは市場に出回る食糧のうち4割から5割が、収穫→流通→食卓を通じて無駄に廃棄され、この損失は約1000億ドルに達するそうです。
この調査報告によると、4人家族では一日約580gの食品が捨てられ、コンビニでは26.33%、ファーストフード店では9.55%、レストランで3.11%、スーパーで0.76%の食糧が廃棄されているそうです。また農場ではオレンジの29%が傷みなどから出荷前に廃棄され、ブロッコリーは19%、ニンジンも3%が廃棄されているそうです。
「奢る平家も久しからず」と言いますが・・・いつの日かアメリカ人が飽食の時代を懐かしむ時が来るかもしれません。その時になってから、地球温暖化による環境の激変が懸念されている中で京都議定書から離脱したブッシュ政権を恨んでも時既に遅し、というものです。
また、「農水省が1月に発表した04年食品ロス統計」によりますと、国内の食堂やレストランでの食事の3.3%が食べ残しになっているそうです。
33%の間違いじゃねえかと思いますが(笑)
このような食べ残しは家庭も含めると約11兆円に達するとの政府試算もあるそうです。日本もアメリカを笑えるような立場ではありません。しかも現在の日本は食糧輸出国であるアメリカと違って国内の食糧自給すらおぼつかないのですが・・・
(NC4未来ボード:24723より転載)
2005年05月18日
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